鷺の停車場

クラシック音楽、映画、旅行、日常のできごとなどを気ままに書いていきます

ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団「ディオニソスの祭り」ほか

再び吹奏楽のCDを紹介します。

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トッカータとフーガ《栄光のパリ・ギャルド
1. J.S.バッハ/ブラン編:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
2. リスト/ブラン編:ハンガリー狂詩曲 第2番
3. ロッシーニ/リシャール編:歌劇「盗むかささぎ」序曲
4. スッペ/リシャール編:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
5. ドビュッシー/デュポン編:牧神の午後への前奏曲
6. F.シュミット:ディオニソスの祭り
フランソワ=ジュリアン・ブラン指揮ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽
(録音 1967年10月[1~4]、1961年11月・杉並公会堂[5~7])

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◯軍艦行進曲~ギャルド名行進曲集
1.瀬戸口藤吉:軍艦行進曲
2.レイモンド服部:コバルトの空
3.大沼哲:立派な青年
4.吉本光蔵:君が代行進曲
5.須磨洋朔:大空
6.團伊玖磨:祝典行進曲
7.ブランケット/ラウスキ編:サンプル・エ・ムーズ連隊
8.ガンヌ/デュポン編:ロレーヌ行進曲
9.プティ:第85連隊に敬礼
10.ドニゼッティ/ルース編:連隊の娘
11.スーザ:星条旗よ永遠なれ
12.バーグレイ:ナショナル・エンブレム・マーチ(国民の象徴)
14.スーザ:エル・カピタン
15.スーザ:士官候補生
16.スーザ:雷神
レイモン・リシャール[1~6]、フランソワ=ジュリアン・ブラン[7~16]指揮ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽
(録音 1961年11月・杉並公会堂[1~5]、1964年[7,8,10?]、?[9]1953年[11~16]※9,11~16はモノラル)
吹奏楽としては古典的な名演奏といえる録音。
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団は、フランス国家憲兵隊の共和国親衛隊(Garde républicaine)に所属している音楽隊だそうなので、先に紹介した自衛隊音楽隊と同様に、いわゆる軍楽隊というカテゴリーに入るわけですが、世界でも最高レベルの吹奏楽団としばしば言われるほど、いい意味で軍楽隊というイメージからほど遠い優れた演奏をする楽団で、来日公演も何度となく行っています。 
2枚のCDともに、1961年に杉並公会堂で録音された曲が含まれていますが、これは、同楽団の初来日時にセッション録音されたもの、CDの解説によれば、嵐のようなワン・テイクだったそうです。
現在の同楽団は、日本の一般的な吹奏楽団とほぼ同様の楽器構成(ただし編成はより大規模)になっているようですが、この当時は、金管楽器として、現在も用いられているトランペット(コルネット)、ホルン、トロンボーンなどの楽器のほかに、ビューグル、アルト、バリトンなどのサクソルン属の楽器(サクソフォーンを考案したアドルフ・サックスが考案した金管楽器。詳しくはWikipediaをご覧ください)も用いられいて、より柔らかい、オルガンを思わせるような音色が印象的です。
例えば、1枚目の1曲目の「トッカータとフーガ」は、原曲がオルガンということもあって、その特長を十分に味わうことができますし、同じく5曲目の「牧神の午後への前奏曲」など、一般には吹奏楽には向かないと思われる静かな曲ですが、柔らかい響きで、ちょっと聞いただけでは吹奏楽と分からないのではないかと思うくらい、違和感がありません。
2枚目の行進曲のCDでも、例えば、1曲目に収録されている「軍艦行進曲」なども、ある意味では、最も芸術的な軍艦マーチの録音といってもいいような、先に紹介した自衛隊音楽隊の演奏とはかなり雰囲気の違ったふくよかな響きです。ちなみに、1~6曲目が日本の行進曲、7~10曲目がフランスの行進曲、11~16曲目がアメリカ(ほとんどはスーザ)の行進曲ですが、フランスの行進曲では、一般的な行進曲集のCDで聴く演奏とはちょっと違って、ビューグルなどによるファンファーレの間に行進曲の主部が挟まる形に編曲されています(これがフランスのマーチの伝統的なスタイルだと聞いたことがあります)。
これらの収録曲の中でちょっと異色なのは、行進曲以外では唯一、吹奏楽オリジナルの作品である「ディオニソスの祭り」。フランスの作曲家フローラン・シュミット(1870~1958)がギャルドのために作曲し、1925年に初演された作品。したがって、楽器編成は、当時のギャルドの編成を前提に(さらに拡大)したものになっています。
具体的な編成を書き出してみると、次のとおりです(順番はスコアの記載順)。なお、※を付した楽器は、スコアで省略可(ad lib.)とされているものです。
ピッコロ2、フルート2[or4]、オーボエ2、※コールアングレ1[or2]、※バスーン2[or4]、※コントラバス・サリュソフォーン(金属製のダブルリードの楽器。コントラファゴットに近い?)1[or2]
アルトサクソフォーン2[or4]、テナーサクソフォーン2[or4]、バリトンサクソフォーン2[or4]、※バスサクソフォーン1[or2]
トランペット2[or4]、コルネット2[or4]、ホルン2[or4]、トロンボーン3、バストロンボーン1
ティンパニ3台、スネアドラム、テナードラム、タンバリン、カスタネットタムタム、シンバル、大太鼓、※グロッケンシュピール、※シロフォン、※チェレスタ
※E♭ビューグル(現在のフリューゲルホルンにほぼ相当)1[or2]、B♭ビューグル2+2[or4+4]、アルト(現在のアルトホルンにほぼ相当)3、バリトン(現在のバリトンホルンにほぼ相当)2、バス(現在のユーフォニアムにほぼ相当)6、コントラバス(現在のテューバにほぼ相当)6、※ストリングバス2[or4]
スコアの指定に従えば、基本で80人以上(省略可の楽器を省いても70人以上)、最大では約120人に上る大編成ということになります。
上記のスコアの記載順でもうかがえるように、トランペット~トロンボーン金管群と、ビューグル~コントラバスのサクソルン群は別のグループとして扱われています。実際、両グループが掛け合いで奏するなど、両者を対比して用いているところも少なくありません。
この曲は、今も演奏される機会は珍しくありませんが、日本の一般の吹奏楽団、また現在のギャルドでも、サクソルン属を含まない編成になっているので、現在ではほとんど聴くことができない、スコアの指定にほぼ従った編成による同曲の演奏として貴重な録音になっています。(なお、現在演奏される場合は、一般的な楽器編成向けに編曲されて演奏されているようです。)
これらのCDはいずれも廃盤になってしまっているようです。時代を感じさせる録音ではありますが、また再発されるといいなと思います。

魚べい@流山おおたかの森

休日の昼、流山おおたかの森の駅近くの「魚べい」に行ってみました。
元気寿司の系列のようですが、以前視たテレビ東京の「カンブリア宮殿」で、コメ卸大手の「神明」が手掛けている寿司チェーンで、独自ブレンドのお米を使って人気を集めている、と紹介されていたのが気になり、行ってみた次第。

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店内入口の脇の壁にはこのような看板が。

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回転「しない」寿司とはいったい・・・
時間はお昼前、15~20分待ちと少し混みだしていましたが、事前に時間予約をしておいたので、ほとんど待つことなくテーブル席に座れました。

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テーブルにはこのようなタッチパネル端末が置いてあり、これで注文する方式。
通常の回転寿司なら皿が流れるレーンがある場所には、上中下3段にレールがあります。タッチパネルで注文すると、上中下いずれかのレールに新幹線やロケットが皿を載せて注文したテーブルまで運んでくるようになっています。

メニューは基本的に1皿100円(税抜き)ですが、季節限定などのフェアメニューでは、1皿180円・220円・320円のものもあります。

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まぐろとサーモン。これは定番ですね。確かに、シャリは、温かいとまではいきませんが、回転寿司によくあるように冷め切った感じにはなっておらず、美味しいと思いました。ちなみに、すべてわさび抜きになっていて、お好みでテーブルに置いてあるわさびのミニパックを使う形になっています。

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まぐろ・びん長まぐろの合い盛り。これは筋も感じずけっこう当たりでした。このほかにも、まぐろとサーモン、サーモンと焼サーモン、あじと〆さばなど、合い盛りメニューが充実していました。

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炙りびん長まぐろ。これはちょっと微妙だったかなあ・・・

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あなご。まあ普通な感じ。甘だれも、わさびと同様にテーブルに置いてあるミニパックを使います。

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さんま(季節限定)と活け〆はまち。これは好みに合う味でした。

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戻りかつお(季節限定・税抜き180円)。ちょっと小さ目でしたが、悪くない。

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赤魚とあじ。赤魚は寿司チェーンでは珍しいメニューだと思います。あじも青臭さなく美味しく食べられました。

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焼きさば。これは〆さばをちょっと炙っただけのような感じで、身も小さく酢の味が強くて大ハズレでした。

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いか。表面はなめらかですが裏面に包丁の筋が入っています。ちょっと固めだったかな。

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海鮮ユッケ風軍艦とサーモンペッパー炙り。サーモンの上にマヨネーズと胡椒を乗せて炙ってあります。いずれも面白い味でした。

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さんま明太子マヨ炙り(季節限定)とサーモンアボガド軍艦。さんま明太子マヨ炙りはマヨ部分だけでなくさんまも少し炙ってあるとなお良いと思いましたが、いずれも見た目と異なり味は良かったです。

いろいろ食べましたが、全体的には、1皿100円の寿司チェーンとしてはレベルが高いお店だと思いました。お店を出る時には、待合スペースは人でいっぱいで55分待ちの大混雑でしたが、それも納得がいくお店でした。

「僕のワンダフル・ライフ」@TOHOシネマズ柏

10月の3連休の昼下がり、アリオ柏にあるTOHOシネマズ柏で映画を観ました。
とあるお店の用事で、3時間ほど経ってから再度伺う必要があったので、その間の時間調整も兼ねて来てみたのですが、この映画館に来るのは初めて。

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映画館は3階の東の端の方、イトーヨーカドーの店舗がある方とは反対側にあります。

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この日の午後以降のラインナップ。ナラタージュアウトレイジ最終章、エルネストはこの週末から公開ということで、赤字で「NEW」の表示。これらを含め、どの上映回も席には余裕があるようでした。

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観たのは「僕のワンダフル・ライフ」(吹替版)

boku-wonderful.jp

原題は"A Dog's Purpose"(ある犬の目的)なので、邦題は新たに付け直したもの。チラシのデザインも相まって、ファミリー向けの映画のように見えます。評判も悪くないようなので、犬好きの子どもと鑑賞してみます。

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スクリーン入口ではアキラ先輩がお出迎え。 

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上映はスクリーン9。265席と比較的大きな箱です。 

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中央やや後よりにある通路のすぐ後のJ列に座りました。 スクリーンサイズは幅11.6m×高さ4.9mと、箱の割に小さめなのか、思ったより画面が小さく感じます。映像を楽しみたい向きにはもう少し前寄りの方が良さそう。

ネタバレになってしまいますが、あらすじはこんな感じです。
少年イーサンに助けられ、その飼犬となったゴールデン・レトリバーのベイリー、イーサンに愛され共に成長していきます。高校生になったイーサンは、スポーツで活躍し、大学への入学を決めますが、その直後、思わぬアクシデントによって失意に沈みます。失意のイーサンは、ベイリーの貢献もあって仲良くなった彼女にも別れを告げ、ベイリーを家族に預け家を出ます。そんな中、老犬となったベイリーは病に倒れ、知らせを聞いて駆け付けたイーサンも見守る中、一生を終えます。
亡くなったベイリーは、今度はメスのシェパードに生まれ変わり、エリーという名の警察犬として活躍しますが、事件の捜索に出動中、不慮の事故で命を落とします。
その次は、オスのコーギーに生まれ変わり、黒人の女子大生に飼われることになり、ティノと名付けられ、愛されます。ある日、ティノはランドシーアに一目惚れしますが、それがきっかけで、その飼い主である男性と女子大生は知り合い、やがて結婚します。その後産まれた子どもにも可愛がられるなど、ティノは幸せに暮らしますが、やがて老犬となったティノは命を閉じます。
その次は、セントバーナードとシェパードのミックス犬に生まれ変わります。最初はある女性に飼われますが、同居する男性(夫?)に気に入られず、ついには男性に捨てられてしまいますが、偶然にも、ベイリーとして暮らしていた場所の近くに。嗅覚の記憶をたどって、運良く、愛するイーサン(もう初老を迎えています)に再び巡り合うことができ、ハッピーエンドを迎えます。巡り合ってからも意外な展開がありますが、これは観てのお楽しみ。

まずすごいなあと思ったのは、犬の演技の上手さ。よくここまで上手に演技をさせることができるなぁと舌を巻きます。監督は「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「HACHI 約束の犬」など、犬をテーマにした映画を多く手掛けているラッセ・ハルストレムという方だそうで、犬の扱いの上手さも、その経験が十分に生かされているのでしょう。

展開がうまく行き過ぎと感じる部分もありましたが、ユーモラスな場面を交えつつ、ホロっとする部分もあって、じんわり心に染みる映画でした。私自身は特に犬好きというわけではありませんが、犬が好きな方であれば、更に共感を感じながら観ることができるのではないかと思いました。

「この世界の片隅に」映画館上映スケジュールまとめ(10/14~10/20)

来週も引き続き上映予定の映画館の週末からの上映スケジュール一覧です。

konosekai.jp

イオンシネマシアタス調布でのULTIRA上映がさらに10/19まで延長されました。また、茨城県・瓜連(那珂市)にオープンするミニシアター「あまや座」で、オープニング上映作品の1つとして上映が始まりました。水曜休映で、11/3まで上映予定です。これだけ上映館がわずかになっている中で、茨城県だけで2館とは。いったいー。
とりわけ、経営的・地理的なつながりはないにもかかわらず、2/18から10/12の長期間にわたって1日4回or2回の上映を続け、今なお連日上映を続けている土浦セントラルシネマズは(いい意味で)驚きです。上映日数こそ、テアトル新宿・梅田や八丁座&サロンシネマ、桜坂劇場など、公開当初から長期にわたって上映を続けた映画館にはかなわないと思いますが、上映回数を累計してみたら、これらを上回って日本で一番になっているかもしれません。SNSを見ると、平日などほぼ貸切状態の回も少なくないようですが、その中での長期上映には敬意を表したいと思います。片渕監督はいろいろな映画館で登壇されてきていますので、ぜひこういう映画館でもそういう機会が実現するといいのになあと(勝手ながら)思ったりもします。
また、10/13から始まった「丸の内ピカデリー爆音映画祭」では、10/14から11/6までの間で計4回上映される予定で、11/6には上映後に片渕監督ほかのトークショーが開催されるとのこと。

◯10/14(土)~10/20(金)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
12:30(シネマ2:280席)
茨城県・瓜連】あまや座
[土]17:30 [日~火/木/金]15:30(31席)※10/18休映、11/3上映終了予定
東京島・有楽町】丸の内ピカデリー
[土]10:00(ピカデリー3:540席)※10/14・10/21・10/29・11/6限定丸の内ピカデリー爆音映画祭
【東京都・新宿】テアトル新宿
[土/日]08:30(シアター1:218席)※10/16~10/20休映
【東京都・調布】イオンシネマ シアタス調布
[土~木]15:25(スクリーン10:526席)※ULTIRA上映、10/19上映終了予定
大阪府・十三】シアターセブン
[日~金]15:05(ボックス2:36席?)※10/14休映
広島県・広島】八丁座
16:30(八丁座弐:70席?)

各日ごとの集計は次のとおりで、1週間分の合計は、7館・延べ35回・6,984席(推定)になります。

・10/14土 6館・延べ6回・1,665席(推定)
・10/15日 6館・延べ6回・1,161席(推定)
・10/16月 5館・延べ5回・943席(推定)
・10/17火 5館・延べ5回・943席(推定)
・10/18水 4館・延べ4回・912席(推定)
・10/19木 5館・延べ5回・943席(推定)
・10/20金 4館・延べ4回・417席(推定)

上映回数や延べ座席数は前の週より大きく減りましたが、公式HPの劇場情報に掲載されている情報によれば、これから(再)上映が始まる映画館もあり、12/25までは上映が続く見込みです。

(注)基本的に、公式HPの劇場情報で紹介されている映画館について、更新時点でネット上で確認できた情報を基に記載していますが、誤認・誤記がある可能性もありますので、正しくはリンク先の公式サイトなどでご確認ください。
また、スクリーンが複数ある映画館での上映スクリーン番号や、各スクリーンの座席数が公式サイトに明示されていない場合には、便宜上、原則として各種情報サイトから確認できた座席数の中で一番少ない数を「?」を付けた上で記載しています。,

世界のマーチ名曲集/自衛隊音楽隊

一般的なクラシック音楽からは離れますが、陸・海・空の各自衛隊の中央音楽隊によるマーチ名曲集を聴きました。

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◯世界のマーチ名曲集 第1集
1.バークレイ:国民の象徴
2.タイケ:旧友
3.ガンヌ:勝利の父
4.アルフォード:ボギー大佐
5.フチーク:闘士の入場
6.スーザ:星条旗よ永遠なれ
7.黛敏郎:祖国
8.グラフーラ:ワシントン・グレイス
9.須摩洋朔:大空
10.モルネー:第56旅団
11.ヘルツァー:ハイデックスブルク万歳
12.ルルー:陸軍分列行進曲
13.マイスナー:故郷をあとに
14.スーザ:名誉ある古代砲兵隊
富家秀則(1~3,7,9,10,12)/中村暁生(5,8,13,14)/岡田修一(4,6,11)指揮 陸上自衛隊中央音楽隊(録音:1984年3月)

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◯世界のマーチ名曲集 第2集
1.ジンマーマン:錨をあげて
2.アルフォード:海軍士官候補生
3.ティーレ:我等の海軍
4.レイモンド服部:海の若人
5.アルフォード:後甲板にて
6.ビンディング:大洋の誇りブリタニア
7.ロイシュナー:大海の勇士
8.スーザ:海を越えた握手
9.ブランケンブルク:戦闘用意
10.アストールギーザ:ウィリアムス港
11.ラッセル:洋上の生活
12.フュルスト:バーデンヴァイラー行進曲
13.コスタ:フランゲッサ
14.瀬戸口藤吉:軍艦行進曲
行方三博 指揮 海上自衛隊東京音楽隊(録音:1984年2~4月)

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◯世界のマーチ名曲集 第3集
1.レイモンド服部:コバルトの空
2.ドスタル:大空の勇士
3.アルフォード:空の騎士
4.クロール:空かけるわし
5.リーマンス:ベルギー落下傘部隊行進曲
6.ブランケンブルク:飛び行く荒鷲
7.斎藤高順ブルーインパルス行進曲
8.タイケ:ツェッペリン伯爵
9.スーザ:無敵の鷲
10.スーザ:雷神
11.ドゥーブル:ブラヴーラ
12.ガンヌ:ロレーヌ州
13.キング:トロンボーン・キング
14.スーザ:神秘の殿堂の貴族たち
印南智之 指揮 航空自衛隊航空中央音楽隊(録音:1984年2月)

陸上自衛隊中央音楽隊による第1集は陸上・陸軍がらみ、海上自衛隊東京音楽隊による第2集は海・海軍がらみ、航空自衛隊航空中央音楽隊による第34集は空・空軍がらみの行進曲を中心にそれぞれ選曲されているようで、企画としてもなかなか面白いです。
私も、部活でブラスバンドをやっていた時代、バークレイ「国民の象徴」、タイケ「旧友」、スーザ「星条旗よ永遠なれ」など、実際に練習・演奏した曲もあったりするので、懐かしい気持ちも交えて聴きました。

それぞれ1984年の2~4月の録音と、30年以上前の演奏ですが、自衛隊の音楽隊のレベルは高いです。
自分がブラスバンドをやっていた頃は(本盤の録音年代とそれほど大きくは違っていないと思います)、本盤のような行進曲の録音はあったのでしょうが、現在のように幅広い録音が出ていたわけではなかったですし、当時はわざわざ行進曲集のCDを買おうという気は全くなかったので、結果的に、自衛隊音楽隊の演奏を聴くことはほとんどなく、何となく、昔でいう軍楽隊の類だから・・・という先入観しか持っていませんでした。
ところが、今回たぶん初めてじっくり聴いてみると、陸・海・空それぞれで個性の違いはありますが、いずれも先に書いた先入観を覆すレベルの高さで、びっくりしました。強いていえば、陸>空>海という感じで、陸上自衛隊の演奏が、総じて最も上手いように思えました。隊員数も海・空より多いようで、系列?の地方音楽隊の数が多いこともあるのでしょうか。

ところで、ブラスバンドをやっていた当時、NHK-FMでたまたま「ハイデックスブルク万歳」の演奏(おぼろげな記憶では、ドイツ系の現地の軍楽隊の演奏だったように思います)を聴いて、トランペット(orコルネット?)の勇ましいパッセージが妙に気に入った記憶があるのですが、本盤(第1集の11曲目に収録)の演奏を聴くと、そのトランペットも、合いの手的なパッセージはバランスをとって控えめに演奏されていて、合いの手的な部分も遠慮なく吹き鳴らしていた昔の記憶とはかなり印象が違います。個人的には昔の記憶にあるより勇ましい(実用的な?)演奏も面白そうですが、これはこれで聴きやすく優れた演奏ですし、鑑賞用としてはこのような演奏の方がベターなのだろうと思います。

第1集の「ボギー大佐」や「星条旗よ永遠なれ」、第2集の「軍艦行進曲」(パチンコ屋の音楽というとイメージが湧く方が多いかもしれません)、第3集の「コバルトの空」(昔はTBSのスポーツ番組のオープニングなどでよく使われてました)など、曲名は知らなくても多くの方がどこかで聞いたことがあるであろう曲もあります。広くお勧めできるジャンルのCDではありませんが、マーチを聴くのであれば、最も優れた演奏の1つだろうと思います。

 

TESHI@柏 再訪

8月中旬のオープン直後に伺った柏駅東口の「麺処・餃子処TESHI」に再度行ってみました。

オレンジの地に白抜き文字だったお店の外側の店名の看板は、白地に黒文字に変わり、よりシックな感じに。店の前にメニュー表が掲げられるなど、2か月ほどですが、少し変化がみられます。

メニューは以前伺ったときと基本的に変わってないようですが、麻婆豆腐や回鍋肉などがライス・スープ付きで750円、エビチリが同850円といった、ランチ限定のセットメニューが追加されていました。さらに街の中華料理屋さんっぽくなった感じです。

席に着くと、スープや麺の説明が置いてありました。スープは、丸鶏・鶏ガラ・ゲンコツ・昆布の動物系とアゴ(トビウオ)・カタクチイワシの魚介系のWスープ、麺は、水・かんすいを使わずに豆乳でつないでいるということです。

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季節のラーメン(旬の秋なすとサンマ)750円。麻婆茄子ラーメンの上に、自家製揚げたてさんまのさつま揚げが乗り、その上にかいわれ大根が散らしてあります。麻婆と醤油ラーメンのスープが良く合って、さっぱりと食べられました。

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ミニチャーシュー丼250円。軽くお茶碗1膳半くらいと、予想していたよりご飯の量が多くてちょっとびっくりしましたが、味は良かったです。

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カトレア麺(=広東麺)800円。これも醤油ベースですが、季節のラーメンとはまた違う味わい。

以前よりもお客さんは入っていましたが、昼時にしてはまだまだという感じ。場所もあるのでしょうが、もっと繁盛しておかしくないお店だと思います。

「おおかみこどもの雨と雪」

漫画版「おおかみこどもの雨と雪」の作者である優さんが急性心不全で亡くなられたとのニュースを聞いて、以前テレビ放映の際に録画したアニメ映画のBlu-rayを引っ張り出して、改めて観てみました。

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映画「おおかみこどもの雨と雪」

細田守監督の長編アニメ映画としては3作目の作品。5年前の2012年に公開され、興行収入が40億円を超えるなど大ヒットしたようですが、私自身は、映画を観に行くことが全く途絶えていた時期だったので、その当時はそんな映画があったことすら知りませんでした。「金曜ロードSHOW!」で放映された際、その当時は毎週録画予約をしていたおかげで、たまたま録画していて、Blu-rayにダビングしていたもの。

映画は、女子大生だった花が、オオカミの末裔である男性(おおかみおとこ)と出会い、その後結ばれて2人の子ども(おおかみこども)を産みますが、子どもがまだ幼いうちに夫を亡くし、女手ひとつで子どもを育て、中学生に成長するまでの間を描いた作品。

物語は、母親の花から聞いた回想を娘の雪が語る形で進んでいきます。大学で男性と知り合い、結ばれ、子どもが産まれ、男性が亡くなるまで。そして、小さい頃は仲良く遊んでいた活発な姉の雪とおとなしい弟の雨が、成長していく中で次第に互いの気持ちが離れていき、雪は人間として、雨はオオカミとして生きていく道をそれぞれ選択し、母の花の許から巣立っていくまでが、日常のエピソードを綴って積み重ねていくように描かれています。

普通の女性が人間に姿を変えたオオカミと結ばれその子どもを産むという現実にない設定ですが、wikipediaで紹介されている監督の発言などを見ると、子育てという普遍的なテーマを、観る人が新鮮な感覚で触れるようにすることが狙いだったようです。
舞台となっている街や風景は、現実のままであり、細部のディテールは、冷静に考えると、非現実的な設定と現実的な日常とのつなぎ目のところで疑問になる部分も少なくありませんが、全体の筋、骨格がしっかりしているということなのでしょう、観ていく分にはさほど気にならず、最後まで観進めることになります。だからこそ、最初に書いたように、興行的にも成功したのでしょう。

主人公の花は、都会での(おおかみこどもの)子育てに限界を感じて山あいの農村に引っ越すわけですが、苦難に直面しても、独力で努力を続けていきます。このあたりは、一般的な意味とは違えど、ある種の「理想の母親」像の投影なんでしょうね。普通であれば、やんちゃな子どもたちを怒鳴りつけたり、現実の厳しさに諦めを感じたりして当たり前な状況なのにすごい(現実にはまずいないだろう)なぁと個人的には思いながら観ましたので、人によっては違和感を感じるのかもしれません。

劇的に展開する作品よりも、エピソードが積み重なっていく中で、ほろりとさせられる映画の方が個人的には好きなので、細田監督の前作「サマーウォーズ」もテレビで観ましたが、この作品の方がずっと良かった。

映画館で上映されているうちに知っておけばよかったとほんのちょっと後悔しつつ、思いがけずいい映画を発見できたのは嬉しいです。