鷺の停車場

映画、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いていきます

春雨の広島旅行(2)宮島と広島カープ

広島旅行の初日の続きです。
15時半過ぎに宮島口駅に着いて、宮島フェリーに乗り換えます。
時間が遅いからか、乗船客はまばらで外国の方ばかり。
雨は止んだものの、やはり視界は悪いまま。
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潮も引き気味で個人的にはかなり残念。
その後の予定もあるので、足早に厳島神社を観光します。
行きとは売って変わって満杯のフェリーで戻り、17時20分頃に宮島口を出発、30分ほどで広島駅に着きます。
駅からは大勢の人の流れに乗って線路沿いにマツダスタジアムへ。
プロ野球は滅多に見ませんし、特にカープファンというわけでもないのですが、そうない機会なので、出発前にチケットを買っておいたのです。
途中軽食などを仕入れつつ、18時15分頃に到着。
1回はほぼ終わりそうでした。
指定席はとうに売切れで内野自由席だったのですが、既に赤い人達でほとんど埋まってます。
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(これは7回表終了間近の様子。みんな風船を膨らませてます)
スタンド最上段近くですが、バックネット中央寄りに空席を見つけて座ります。
何より、ビジター応援ゾーン以外真赤に染まり、大人も子どもも揃って応援する光景に圧倒されます。
昼間に呉で戦争時の状況にあれこれ思いを巡らせたせいか、ふと、あの状況からここまでになったんだなあと目頭が熱くなります(って、ウチは何を考えてしもうとるんじゃ…)
試合はカープのペースでけっこう締まった展開。
とりわけ、9回表の声援、雰囲気は凄かった。ゾクゾクしました。
たまたま観に行った試合でこんな凄い雰囲気を体験できるなんて、幸せです。
試合終了後は、ホテル近くのお好み焼屋さんで夜食。
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22時半ごろ平和記念公園近くのホテルにチェックイン。朝早かったこともあり、早々に寝ます。(つづく)

春雨の広島旅行(1)大和と「この世界」聖地巡礼

少し前ですが、4月に呉・広島に行ってきました。
忘却してしまう前に書き残してみようと思います。

金曜の朝、乗るのは新幹線の始発。
改札が5時半に開いたのでホームに行くと、もう列車は停車中。
さっそく乗り込みます。
6時ちょうどに東京駅を出発。
名古屋~京都あたりは本降りの雨。
広島は昼頃から回復する予報ですが、どうなることやら。

途中寝て時間をつぶしたりして、9時50分頃に広島着。

広島には20年以上前に一度日帰りで来たことがありますが、その時は青春18きっぷ普通列車から臨時夜行快速に乗り継ぎ、東京から18時間ほどの長旅…。4時間もかからずに着けるのはありがたい限りです。

10時発の呉線に乗り換え、10時半過ぎに呉駅に着きます。

まずは駅すぐの「くれ観光情報プラザ」に立ち寄り、気になった観光施設のパンフレットをもらいます。
この世界の片隅に」ロケ地マップも係員の方に聞くと、2種類ともいただけました。
天気は小雨模様。
まずは、ほぼ傘を差さずに行ける「大和ミュージアム」へ。

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入館すると10分の1の大きな大和の模型が出迎えます。

呉がかつて海軍の一大拠点だったことは知ってましたが、その経緯や当時の状況なども詳しく説明されていて勉強になりました。

12時前にミュージアムを出ますが、まだわずかに雨。
予報通り回復することを期待してレンタサイクルを借ります。

まずは川沿いに北上し「カレーのマスター」で昼食。呉で展開中の海自カレーではなく普通のカツカレーを頂きましたが、美味しかったです。

昼食後、まず三ツ倉に。

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その後は、本通り(国道185号線)を南下し、旧鎮守府などを経由して「歴史の見える丘」へ。
丘からは大和を建造したドックなどが見渡せますが、あいにくの天気で視界はかなり悪い。

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すずさんが右手を失ったのはこのあたりなんだなあなどと思いをはせながら、しばし景色を眺めます。

その後病院の階段脇も通って駅前に戻り自転車を返却、14時15分ごろに呉駅を出発しました。(つづく)

最古のレクイエム(オケゲム)を聴く

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オケゲム
「レクイエム(死者のためのミサ曲)」
「ミサ・プレスク・トランジ(ミサ・ミ・ミ)」
 ヒリヤード・アンサンブル
(録音:1984年1月17~19日・ロンドン)

先に紹介したペルト「アルボス」でのヒリヤード・アンサンブルの素晴らしさに惹かれ買ったCD。

現行盤はこちら。

The Hilliard Ensemble

The Hilliard Ensemble

 

 時代はずっと遡って15世紀、オケゲムのミサ曲。
ルネサンス期フランドル学派初期の代表格で、「レクイエム」は現存する数あるレクイエムで最古のポリフォニー・レクイエムとのこと。
ミサ曲2曲とも、オーケストラ伴奏などはなく、声楽のみのシンプルな編成。
当時もうパイプオルガンはあったはずですが、それすら使われていないのは、この時代のミサの様式なのか、オルガンがまだそこまで広くは普及してなかったのか、改めて考えるとちょっと不思議です。

レクイエムは、冒頭~オッフェルトリウムまでの5曲が作曲され、その先はグレゴリオ聖歌を歌う形になっています。
優しくいたわるような音楽。
劇的な展開とは無縁、透明な落ち着いた響きで、心を平穏に鎮めていきます。
ヒリヤード・アンサンブルの演奏もとても精緻で、絶えず美しい純正律のハーモニーが響いていると言ってもいいくらい。

もう一曲の「ミサ・プレスク・トランジ」は、解説を見ると、レクイエムよりも有名な作品のようで、比較すれば、音楽のつくりがより自由になっているような印象です。