鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

探検バクモン「フラガール」

予告編を見掛けて気になったので、録画して見た、探検バクモン「福島いわき フラガール」。
www4.nhk.or.jp
映画「フラガール」で一躍全国的にも有名になった、スパリゾートハワイアンズの名物?の1つであるフラ?ポリネシアンダンス?のダンシングチーム。
ハワイアンズは、子どもの頃、まだ「常磐ハワイアンセンター」だった時代から、それほど頻繁ではありませんが、何度も行ったことがあります。
でも、子どもの頃は、地元のプールにはなかったウォータースライダーや流れるプールなどに夢中で、フラダンスのショーは、へぇ、こんなのやってるんだ、と遠目にちょっと眺める程度でしたし、一から自前でダンサーを養成していたなんて、映画を観るまで知る由もありませんでした。
ロダンサーを客演で呼べば年間1億円程度で済むところ、4億円程度かけて自前でダンシングチームを抱え、ダンサーを養成しているというのはちょっと意外でした。
約50年前の開業当時は、1ドル=360円の時代、外からダンサーを呼ぶのは事実上は不可能だったでしょうし、炭鉱閉山に伴う雇用対策という観点からも、現実的には自前で養成という選択肢しかなかったのでしょうが、それを現在まで約50年も続けるのには、番組では紹介された大震災のほかにもいろいろ困難があったはず。
昔は(先に書いたような子どもの頃の思い出の影響ですが)、今ほどの人気はなく、巡業で来たよく知らない演歌歌手や大道芸人と大差なかった印象だったので、映画で有名になっていなければ、もっと残念な成り行きになっていたかもしれないとも思いますが、そうであったとしても、会社の姿勢、本人や関係者の長年の頑張りがあって、現在の地位が築かれたんだろうなあと、あらためて思いを巡らせた番組でした。