鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

映画「僕のワンダフル・ライフ」

10月の3連休の昼下がり、アリオ柏にあるTOHOシネマズ柏で映画を観ました。
とあるお店の用事で、3時間ほど経ってから再度伺う必要があったので、その間の時間調整も兼ねて来てみたのですが、この映画館に来るのは初めて。

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映画館は3階の東の端の方、イトーヨーカドーの店舗がある方とは反対側にあります。

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この日の午後以降のラインナップ。ナラタージュアウトレイジ最終章、エルネストはこの週末から公開ということで、赤字で「NEW」の表示。これらを含め、どの上映回も席には余裕があるようでした。

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観たのは「僕のワンダフル・ライフ」(吹替版)(9月29日(金)公開)

 

原題は"A Dog's Purpose"(ある犬の目的)なので、邦題は新たに付け直したもの。チラシのデザインも相まって、ファミリー向けの映画のように見えます。評判も悪くないようなので、犬好きの子どもと鑑賞してみます。

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スクリーン入口ではアキラ先輩がお出迎え。 

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上映はスクリーン9。265席と比較的大きな箱です。 

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中央やや後よりにある通路のすぐ後のJ列に座りました。 スクリーンサイズは幅11.6m×高さ4.9mと、箱の割に小さめなのか、思ったより画面が小さく感じます。映像を楽しみたい向きにはもう少し前寄りの方が良さそう。

ネタバレになってしまいますが、あらすじはこんな感じです。
少年イーサンに助けられ、その飼犬となったゴールデン・レトリバーのベイリー、イーサンに愛され共に成長していきます。高校生になったイーサンは、スポーツで活躍し、大学への入学を決めますが、その直後、思わぬアクシデントによって失意に沈みます。失意のイーサンは、ベイリーの貢献もあって仲良くなった彼女にも別れを告げ、ベイリーを家族に預け家を出ます。そんな中、老犬となったベイリーは病に倒れ、知らせを聞いて駆け付けたイーサンも見守る中、一生を終えます。
亡くなったベイリーは、今度はメスのシェパードに生まれ変わり、エリーという名の警察犬として活躍しますが、事件の捜索に出動中、不慮の事故で命を落とします。
その次は、オスのコーギーに生まれ変わり、黒人の女子大生に飼われることになり、ティノと名付けられ、愛されます。ある日、ティノはランドシーアに一目惚れしますが、それがきっかけで、その飼い主である男性と女子大生は知り合い、やがて結婚します。その後産まれた子どもにも可愛がられるなど、ティノは幸せに暮らしますが、やがて老犬となったティノは命を閉じます。
その次は、セントバーナードとシェパードのミックス犬に生まれ変わります。最初はある女性に飼われますが、同居する男性(夫?)に気に入られず、ついには男性に捨てられてしまいますが、偶然にも、ベイリーとして暮らしていた場所の近くに。嗅覚の記憶をたどって、運良く、愛するイーサン(もう初老を迎えています)に再び巡り合うことができ、ハッピーエンドを迎えます。巡り合ってからも意外な展開がありますが、これは観てのお楽しみ。

まずすごいなあと思ったのは、犬の演技の上手さ。よくここまで上手に演技をさせることができるなぁと舌を巻きます。監督は「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「HACHI 約束の犬」など、犬をテーマにした映画を多く手掛けているラッセ・ハルストレムという方だそうで、犬の扱いの上手さも、その経験が十分に生かされているのでしょう。

展開がうまく行き過ぎと感じる部分もありましたが、ユーモラスな場面を交えつつ、ホロっとする部分もあって、じんわり心に染みる映画でした。私自身は特に犬好きというわけではありませんが、犬が好きな方であれば、更に共感を感じながら観ることができるのではないかと思いました。