鷺の停車場

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「この世界の片隅に」@キネマ旬報シアター

キネマ旬報シアターで「この世界の片隅に」を観てきました。

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ここは、年末に「怪盗グルーのミニオン大脱走」を観に行って以来。
この世界の片隅に」は、昨年2月に最初に観てから、累計すると10回以上は観ていると思いますが、昨年10月に丸の内ピカデリーの爆音映画祭で観て以来なので、それ以前の頻度と比べれば、少し久しぶりになります。 

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この日のラインアップ。 

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スクリーンは、2階のスクリーン3。 

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休日の夜、お客さんは20人弱という感じ。136席のスクリーンなので席がまばらに埋まっている程度ですが、公開から1年2か月近く経っていることを考えれば、結構な入りというべきでしょうか。

前回の丸の内ピカデリーで気付いた背景の音を何となく意識しながら観ていると、冒頭の方、相生橋でバケモノとすれ違う女の子のセリフをはじめ、通常の映画館の音響でも聞き取れる場所がいくつもあったのは意外でした。普段は場面場面でメインとなる人物の動きや物音に意識が向いているから気付かないということを実感しました。
ただ、重低音の効いた上映を何回か見てきたせいで音の迫力が物足りなく感じてしまったこともありますが、背景の音を意識し過ぎたようで、これまで観た時と比べると作品に引き込まれる感覚はちょっと薄くなってしまった気がします。それでも、いつも涙腺が緩む場面では、グッとくるものがありました。Blu-rayもありますが、映画館で観るとやはり違います。

そういう意味では、国際的な賞を受けながら早々に上映がいったん終了してしまった「夜明け告げるルーのうた」とか、気にはなっているものの、観に行く機会が掴めないまま上映がかなり縮小してきている「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」なども、いずれ上映してもらえる機会があるといいのですが・・・。