鷺の停車場

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「この世界の片隅に」@CINEMA Chupki TABATA

昨日3/26で「この世界の片隅に」は上映500日とのこと、おめでとうございます。

さて、それより前になりますが、CINEMA Chupki TABATAで「この世界の片隅に」を観てきました。

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この世界の片隅に」は、1月にキネマ旬報シアターで観て以来。2月のイオンシネマ全館上映時のULTIRAやTHX、その後の立川シネマシティの極上音響上映など、音響のいい箱でもう一度観たいなあと思っていたのですが、仕事や家の用事などでいずれも都合が付きませんでした。CINEMA Chupki TABATAでの上映が、以前キネマ旬報シアターで観た「ガールズ&パンツァー劇場版」音感上映の調整をされた岩浪美和さんが音響調整をされたと聞いて、何とか都合が付きそうだったので、観に行くことにしました。 

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この日のラインアップ。 

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20席の小さな映画館、3~4日ほど前に予約したのですが、予約直前の時点で残り2席。私が予約した日の夜には、満席でキャンセル待ちになってしまい、当日はキャンセル待ち予約した人などが何人も通路などに用意された補助席に座る大入りでした。

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スクリーン手前の壁には多くのサインが。入口扉の上部には片渕監督のサインもありました。 

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画面は箱のサイズ相応の小さ目の画面。バリアフリー上映ということで、日本語字幕付き。この映画を字幕付きで観るのは初めて。ついメインの画面より字幕の文字に目が行ってしまいますが、字幕で見てこれまで注意を向けていなかった背景のセリフに気付くこともあって、ちょっと新鮮でした。

音響を調整された岩浪さんはTwitterで「防空壕サウンド」と名付けられて、全体の音量は大きくないけれども、目の不自由な方、耳の不自由な方にも振動を体感していただきたく重低音を盛っているとお書きになっていました。確かに、砲撃の音や砲弾が炸裂する音や爆撃機の飛行音など重低音が際立つシーンでは床や壁も震えて、音そのものというより体感として迫ってきます。これは狭い空間だからこそ可能な音響で、イオンシネマ幕張新都心のULTIRAや丸の内ピカデリーで観た爆音上映とはまた違った迫力がありました。なお、画像と音響のタイミングが微妙にズレている気もしましたが、音響調整のための機器を途中にはさんでいることでちょっと時間差ができたのでしょうか??

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上映が終わると、外はもう薄暗くなっていました。 

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そういえば田端駅で乗り降りするのは初めてだったかも。また来る機会があれば、近所で食事などもしてみたいと思います。