休日にMOVIX三郷に行きました。
スーパービバホーム三郷店の敷地内、ビバホーム本館の隣のシネコン棟の2階にあります。
この週の上映スケジュール。「ミッション・インポッシブル フォールアウト」、「インクレディブル・ファミリー」、「青夏」、「僕のヒーローアカデミア」などこの週末から公開の作品が目白押し、前週から公開の「劇場版コード・ブルー」もまだ多くの回数で上映されています。
エスカレーターを上がって2階のロビーに着くと、やはり結構な混雑。フード売場もかなりの行列ができていました。車で来る途中ちょっと渋滞にはまったりして、もう予告編が始まる時間だったので、ドリンクを買うのは諦めてスクリーンに向かいます。
観たのは、細田守監督の最新作「未来のミライ」(7月20日(金)公開)。
(以前にもらったチラシ)
ネットで映画を観た人の評価点数を見ると、意外とそれほど高い数字にはなっておらず、期待ほどではなかったという人が多いようです。観ようか少し迷いもありましたが、ついでの用事があったので、百聞は一見に如かずということで、観てみることにします。
141席のシアター2。入ってみるとざっと20人程度の入り。公開3週目としては少し寂しい入り。
スクリーンは4.3m×7.9m。四角いスクリーンの箱の幅いっぱいにスクリーンが広がるMOVIXにはよくある配置で、画面の迫力は十分。
主人公は甘えん坊の男の子(4歳くらい?)のくんちゃん(上白石萌歌)。赤ちゃんの妹のミライちゃんが来てから、両親(星野源・麻生久美子)はミライにかかりっきりで自分に構ってくれず、欲求不満がたまっていく。ついには嫉妬してミライに当たったりするが、却って両親に怒られて何度もヘソを曲げ拗ねるくんちゃん。が、拗ねて中庭に出る度に、不思議な空間が突然広がり、時空を超えて、高校生に成長した未来のミライ(黒木華)や、自分と同年代の頃のお母さん、結婚する前の青年時代のひいお爺さん(福山雅治)に出会ったりして交流する中で、子どもながらに少しずつ成長し、お兄ちゃんとしての意識を抱くようになっていく、というストーリー。
ほっこり心が温まる映画ではありました。一方で、拗ねた時に限って不思議な空間が現れ、その行き先も時によって過去だったり未来だったりするとか、観ていてストンと腑に落ちてこない展開もあり、また、ストーリー全体の中でのクライマックスが(一応あるように思えるものの)あまり明確でないので、消化不良感も残り、感動とまでは至りませんでした。個々のシーンの描写は見事だっただけに、もったいない感じがしました。