鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

映画「僕らのごはんは明日で待ってる」

映画「僕らのごはんは明日で待ってる」(2017年1月7日(土)公開)を観ました。

瀬尾まいこの同名小説の映画化だそうで、監督・脚本は市井昌秀

ある日、高校3年生の亮太(中島裕翔)はクラスメイトで学級委員の小春(新木優子)に体育祭でのクラス対抗リレーの米俵ジャンプに一緒に出てほしいと声を掛けられる。2人は練習を重ね、体育祭では優勝を飾る。クラスが喜びに沸く中、亮太は小春から告白され、付き合うことになる。おとなしい亮太と明るくて思ったことをずけずけ言うタイプの小春、2人の恋は大学生になっても続くが、ある日突然小春は亮太に別れを切り出す。別れの理由も分からず落ち込む亮太は、合コンをきっかけに後輩のえみり(美山加恋)と付き合い始めるが、小春を忘れることができず、交際は短い期間で終わる。社会人になった亮太は、ある日小春が入院しているのを知り、彼女のもとに駆けつけるが・・・というあらすじ。

最初はいかにも爽やかな青春ラブストーリーという感じで始まりますが、小春の難病を乗り越えていく中で、成長した2人が再び結ばれる成長物語という感じもあって、ほのぼの心暖まる映画という感想。

高校時代の2人のキャラクター設定とか、カーネル人形を抱えて走る亮太の青春っぷりとか、個人的には違和感を感じるところもありました。高校時代のパートでグッと引き込まれるとその後の見え方もだいぶ違ったのだろうと思いますが、最初でうまく入っていけなかったので、感動は今一つ。もったいない気もしました。

主役の中島裕翔、新木優子は殊更上手いという感じはありませんが、片桐はいり松原智恵子などが脇を固め、無難にまとまっていたように思います。