鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

「この世界の片隅に」@土浦セントラルシネマズ

この世界の片隅に」を1年半以上にわたり上映し続け、今や聖地となった感もある土浦セントラルシネマズに、先日再び行ってきました。

f:id:Reiherbahnhof:20181210031546j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031608j:plain
私がこの映画館に来たのは、3月に「この世界の片隅に」を観に来たのが初めて。9月に片渕監督が来られた際に再訪しているので、今回で3回目。

reiherbahnhof.hatenablog.com

reiherbahnhof.hatenablog.com

f:id:Reiherbahnhof:20181210031626j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031634j:plain
屋外の上映中作品の掲示板にひっそり片渕監督のメッセージが掲示されていました。屋外に掲示して色褪せないか心配になります。

f:id:Reiherbahnhof:20181210031649j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031656j:plain
9月に来た時は正面入口からも入れましたが、その後起きた地震の影響か、正面入口は閉鎖になっていました。

f:id:Reiherbahnhof:20181210031718j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031728j:plain
スポーツクラブ側の入口に回り、階段で2階に上がります。

f:id:Reiherbahnhof:20181210031740j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031754j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031808j:plain
券売機の前にも展示がありました。

なお、たまたま持ち合せがなくて券売機に五千円札を挿入したら、お釣りの千円札が詰まってしまい、スタッフの方にご迷惑をお掛けしてしまいました。できれば千円札や小銭で用意しておくのが良さそうです。

f:id:Reiherbahnhof:20181210031820j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031854j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20181210031909j:plain
ロビーには、「この世界の片隅に」の様々な展示。公開2周年を祝うファンからのお花もありました。

f:id:Reiherbahnhof:20181210031927j:plain
「今日の水口さん展」の第3弾の映画祭&上映会篇の展示も。

これだけ様々なものが展示され、聖地化しているのは、言うまでもなく、公開から2年以上経っても上映が続いているのが、この映画館によるものであることにあります。改めて確認してみると、今年の5/11に初めてこの映画館のみの上映となって以来、
5/11(金)~5/17(木)、5/25(金)、
6/2(土)~6/15(金)、
6/19(水)~6/22(金)、
6/24(日)~7/6(金)、
7/8(日)~7/27(金)、
9/3(月)~9/27(木)、
10/12(金)~11/11(日)、
11/13(火)~11/16(金)、
11/18(日)~11/29(木)
と、11月末までの間で計131日、都合4か月以上は、この映画館のみの上映となっています。12月に入ってCINEMA Chupki TABATAでの再上映が始まりましたが、多くの映画館が再上映を行った7月末~8月を除けば、6月以降のその他の映画館での上映のほとんどは、イベント的な上映や映画館オープニング記念上映となっており、通常の上映という意味では、孤高の存在といっていいほど。

f:id:Reiherbahnhof:20181210031936j:plain
この日のお客さんは私を入れて7人。やはり定刻の3~4分前に上映開始、予告編はなく、映画泥棒のみですぐに本編が始まります。

物音はほとんどない静かな環境で、大画面で映画を堪能できるのはかなり贅沢です(暖房が入ってないので冷えますが・・・)。

と思って観ていたら、隣組のBGMに乗って回覧板が出てきたあたりで、何故か、かすかに重低音と振動が。最初は大地震の予兆か?と思って身構えましたが、そんなことはなく、その後も何度も重低音や振動をわずかに感じます。隣のスクリーンの音かと思って観ていきましたが、この映画の砲撃や爆撃のシーンでもそんな重低音や振動はありませんでしたし、隣でやっていたのは「ONLY SILVER FISH WATER TANK OF MARY'S ROOM」で、ズンドコ重低音が鳴る映画とも思えないので、隣のスクリーンではなさそうです。たまたま起きた、建物内、あるいは近くの工事の音か、面した道路に大型車が通った音?それとも私の幻覚?大いに謎でした。

その違和感も、後半になるとともに薄らいでいき、6月の晴美ちゃんが亡くなったシーンあたりからは、人目を気にする必要もないので、心ゆくまで涙を流しました。やはり何度観てもいいものですね。

当初の予定どおりであれば、長尺版の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」がそろそろ公開を迎えていた時期。公開が延びたことで、結果的に、本作の上映をさらに続けていただけています。いつ上映が終わりの日を迎えるのかは分かりませんが、年明け以降も上映を続けていただけるのであれば、できれば機会を捉えて再度観に来たいと思います。