鷺の停車場

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テレビアニメ版「幼女戦記」②第5話~第8話

dアニメストアで見始めたテレビアニメ版の「幼女戦記」を引き続き見ています。

第1話~第4話に続き、前回にテレビアニメ版公式サイトに掲載されているあらすじを引用しながら、各話の紹介を。(以下<  >内は公式サイトからの引用です。)

第5話「はじまりの大隊」

<ターニャは軍大学を優秀な成績で卒業し、ゼートゥーアが立案した即応の航空魔導大隊を任されることになった。即応部隊の大隊長ともなれば、最前線での激戦は免れない。後方の安全な勤務を望むターニャは、どうにか部隊編成を遅らせようと、様々な策を弄して志願兵を不合格にする。だが本人の意に反して、ターニャの下には次々と兵士たちが集まってくる。おまけに参謀本部からは、大隊の編成を急げとの指示。もはや逃げ道のなくなったターニャは、内心で多くの脱落者が出ることを願いながら、志願兵を再教育するとの名目で、極寒のアルペン山脈における過酷な実地訓練を開始する。その頃、帝国南方に位置するダキア大公国に、大規模動員の兆しがあった。>

魔導大隊の編成には、厳しい条件にもかかわらず、ターニャの予想を超える多数の志願兵が応募してくる。部隊編成を遅らせる格好の口実になると思ったターニャだったが、副官として着任したヴィーシャによって、テキパキと捌かれる。厳しい選考で続々と不合格にするが、編成を急ぐよう指示され、志願兵を脱落させ編成を遅らせようと厳しく訓練するが、ターニャの意に反して、志願兵たちは厳しい訓練を乗り越え、高い能力を備えた精鋭部隊ができあがってしまう。
編成された第二〇三航空魔導大隊は、ダキア大公国への出撃を命ぜられ、対空警戒の手薄な相手部隊を撃退し、さらに首都の兵器工廠の爆撃に成功する。
兵器工廠の爆撃の際、ターニャは急襲しようとする部下を遮り、国際法規を遵守して爆撃前に市民に対し警告を発するのですが、日頃の隊長としての口調とがらっと変わり、いかにも9歳の少女の声でやるのが面白い。

第6話「狂気の幕開け」

<帝国軍は圧倒的な軍事力と航空勢力によって、前時代的なダキア大公国軍に圧勝。ターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊も、初戦闘で見事な戦功を挙げた。だが協商連合軍および共和国軍との戦闘は依然として継続中であり、帝国が二つの戦線を抱え込んでいることに変わりはなかった。そうした状況のなか、参謀本部作戦局のルーデルドルフは、国力の脆弱な協商連合から率先して叩くことを提案。戦務担当のゼートゥーアが兵站状況の不安から攻勢計画に難色を示すものの、ルーデルドルフはターニャの魔導大隊を北方に送り込む。一方、帝国を敵対視する周辺の列強諸国は、協商連合に対する義勇兵や武器の援助を開始。世界大戦の幕開けであった。>

第二〇三航空魔導大隊に北方のノルデンへの転属が命ぜられる。北方戦線では、周辺列強諸国が派遣した義勇軍の増援などにより、帝国軍は苦しい戦いを強いられていた。
物資集積所を守る魔導大隊の救援に入ったターニャたちは、司令部に増援を断り、単独で敵の魔導部隊を迎撃、ターニャは単身で相手の爆撃機部隊を撃退する。撃墜した爆撃機の捕虜の回収に降り立ったターニャに、相手兵士の姿を借りて「存在X」が現れて対峙する。「存在X」に従うことを拒むターニャは、連合王国軍の航空監視拠点を遠距離から襲撃し爆破する。出撃から戻ったターニャに敵の防御陣地の制圧の命が下るのだった。

第7話「フィヨルドの攻防」

<ターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊は北方方面軍に配属され、敵に強襲されていた物資集積所の防衛に成功。部隊は初の本格的な戦闘に戸惑いながらも、魔導師ならではの機動力で複数の爆撃機を撃墜した。さらには共和国の義勇兵連合王国の監視拠点を壊滅させ、世界を相手にした戦いにおいて、帝国の国威を示した。そうして北方の司令部にもターニャの実力が知られるなか、現地に到着したルーデルドルフとレルゲンにより、新たな作戦が命じられた。それは協商連合との戦いにおいて決定的な一撃となるような、大胆な作戦であった。対して、帝国の動きを警戒する協商連合軍は、沿岸部のフィヨルドに魔導大隊を派遣。そこにはターニャと因縁深い、アンソンの姿があった。>

秘密裡に開始された上陸作戦の先鋒としてフィヨルドに送り込まれたターニャたち。一方、フィヨルドには、かつて士官候補生だったターニャと一戦を交えた、義勇軍の魔導大隊を率いる合州国のアンソン・スー(堀内賢雄)がいた。砲台の無力化を狙うターニャたちをアンソンの部隊が迎え撃つが、劣勢に回る。ターニャを見つけ驚くアンソン、そこに、砲台の無力化に成功した帝国軍がフィヨルドへの上陸を開始する。呆然とするアンソンだったが、ターニャを狙って急襲する。一対一の戦いだったが、あっけなくアンソンはターニャに撃ち落される。合州国には、その戦闘のニュースを聞き、父の身を案じて涙を流すアンソンの娘メアリー(戸松遥)の姿があった。劇場版で主要な敵役として大活躍する(引っ掻き回す?)メアリーも、ここではまだ父親思いのかわいい娘としての姿です。

第8話「火の試練」

<統一暦1925年。帝国軍は協商連合全域を事実上の占領下においた。ターニャと第二〇三航空魔導大隊はライン戦線へ転属。共和国軍との血で血を洗う激戦が続くなか、元共和国領のアレーヌ市でパルチザンが蜂起したとの一報が入る。アレーヌ市は帝国軍の後方連絡線上にあり、このままでは前線への補給路が遮断されてしまう恐れがあった。参謀本部は司令部を通じ、「アレーヌ市の叛徒および合流してきた敵魔導部隊を排除せよ」との特命を、ターニャの大隊に発令。司令部によると、市内に残った敵はあくまでも「共和国軍」だというが、市街地の掃討戦で民兵と非戦闘員の区別が出来るはずもない。グランツを始めとする大隊各員は、非情な任務に動揺を隠せなかった。>

フィヨルド作戦の後、ライン戦線に転属した第二〇三航空魔導大隊。冒頭、「晴れ時々砲弾日和、本日も視界良好につき血で血を洗う激戦が繰り広げられています。・・・隣で寝ていた戦友が朝起きると死んでいることも稀にある、それがライン戦線の日常です。」とのターニャの語りが流れる。

そんな過酷なライン戦線でターニャの大隊は着実に戦果を上げていく。そこに、パルチザンが蜂起したアレーヌ市の制圧の命令が下る。国際法的にはすべて軍隊扱いになるとはいえ、民兵と非戦闘員との見分けがつかない戦闘、躊躇する隊員には負傷者も出てくる。ターニャは今度は普段通りの声で降伏勧告を行い、自国民保護という名目の掃討戦に移行する。民間人に銃を向けるのをためらうグランツ少尉(小林裕介)に、逃した敵は再び銃をとるのだ、と言い、銃をとることを命ずるターニャ。その頃、参謀本部ではゼートゥーアとレルゲンが話していた。この作戦は、ターニャが軍大学時代に提出した市街戦についての論文を参考に立案されたものだった。

エンディングの後、場面は変わって、フィヨルドでの戦闘でターニャに撃ち落とされたアンソンが病院のベッドで意識を取り戻す。アンソンは「存在X」の介入によって一命を取り止めたのだった。


だんだんと物語が核心に迫ってきた感じ。奇想天外な設定ではあるのですが、かなりはまってしまいました。続きはまた改めて。