鷺の停車場

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コミック「幼女戦記食堂」第1巻

幼女戦記」のスピンオフ的なコミック「幼女戦記食堂」第1巻を読んでみました。

漫画:京一、原作:カルロ・ゼン、キャラクター原案:篠月しのぶ、監修:野田浩資が名を連ねています。

幼女戦記食堂 (1) (角川コミックス・エース)

幼女戦記食堂 (1) (角川コミックス・エース)

 
Kapitel01

ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐が、副官であるヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャーコフ少尉から、市場付近のポテトパンケーキが噂になっていると誘われ、行列に並ぶ。実は甘党のヴァイス中尉がそれを見付け、自分の分も買ってほしいと心の中で叫ぶが、口に出すことができない。ターニャはカリカリとしたジャガイモの食感、花の香り抜ける蜂蜜、甘さ控えめなクリームでまとめられた素晴らしい味に感動する。

Kapitel:02

参謀本部のハンス・フォン・ゼートゥーア准将のもとに作戦報告に訪れたターニャは、ゼートゥーアのデスクに帝国産の高級ワインがあるのを見付ける。転生前は現代日本のサラリーマンであったターニャは、ゼートゥーアに食事に誘われ、そのワインが賞味できるのではないかと大いに期待するが、ゼートゥーアは、ターニャの実年齢を考慮して、帝国産のぶどうジュースで乾杯する。ワイン用のぶどうから、発酵途中に発生するアルコールを止めて作られるジュースは、スッキリした甘味の濃厚な果汁、ほとんどワインのような味。ゼートゥーアからのワインのおすそわけを期待するターニャだったが、会話のギャップからゼートゥーアはワインを開けるのをやめてターニャに合わせてぶどうジュースを飲むことになり、ターニャの願いはかなわない。

Kapitel:03

参謀本部作戦局のエーリッヒ・フォン・レルゲン大佐の一日の食事。朝が早い帝国の朝食は2回。1度目の朝食は、家でパン、コーヒーにハム、ジャムなど。通勤後の2度目の朝食は、白っぽく柔らかい、皮をむいて食べるソーセージに通勤途中で買ったプレッツェル。昼食に街の食堂に出ようとすると、不運にも自身の胃痛の原因であるターニャに出会い、一緒に食べることになってしまう。3食の中で唯一「温かい食事」となる昼食、どっさりした肉料理を食べるターニャに対し、胃痛のレルゲンは、軽めのハムと目玉焼きサンド。そして帰宅後、「冷たい食事」として簡単に済ませることが多い夕食。この日はたまたま家にあったジャガイモをゆでて塩バターかけ。

Kapitel:04

ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャーコフ少尉は休日、かつて幼年学校の友人エーリャからもらったレシピをもとに、リンゴ、砂糖、シナモン、アーモンド、レーズンなどを乗せた生地を何層にも巻いた焼き菓子である「シュトルーデル」を作る。

Kapitel:05

大隊の防火訓練で水を浴び、風邪気味になったターニャに、副官のセレブリャーコフ少尉(ヴィーシャ)が持参していた「根セロリのスープ」をふるまう。ヴィーシャは好意から、すりおろした玉ねぎと蜂蜜を混ぜて鼻に詰めるという、自分の家に代々伝わる民間療法をターニャに施す。

Kapitel:06

チョコレートが出るという軍の慰労会に行くつもりだったターニャだが、部下のノイマンたちの勘違いで同時間に行われる戦技競技会に連れていかれてしまう。その頃、甘党のヴァイス中尉は慰労会でチョコレートに舌鼓をうつのだった。今頃はおいしいチョコレートに舌鼓をうっていたはずなのに、どうしてこうなった…!?と嘆くターニャだった。

Kapitel:07

塹壕戦の真っ最中の食事の配給。帝国軍名物K-Brotは、小麦やライ麦の不足のため、じゃがいもが混ぜられボソボソした味。翌日、小麦のパンが配給され喜ぶ隊員だったが、その翌日に攻撃命令が出て、攻撃から戻るとまたK-Brot。これが繰り返され、ターニャは食糧事情を改善しようとするが、意に反して毎日がK-Brotになってしまう。

 

テーマがテーマということもあって、東條チカ作の「幼女戦記」本編やアニメ版よりも、キャラクターの画はかわいめに振った感じ。

本編のキャラクターを生かしたコメディ風のマンガなので、原作小説であれ、コミカライズ版であれ、アニメ版であれ、本編を知らないと、あまり楽しめないのかもしれませんが、本編にすっかりハマってしまった身には、そのギャップに楽しんで読むことができました。