鷺の停車場

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テレビアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を見る②第4話~第6話

見始めたアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の続きです。

引き続き、アニメテレビ公式サイトに掲載されているあらすじを引用しながら、各話の紹介を。(以下<  >内は公式サイトからの引用です。)

第4話:ブタ野郎には明日がない

<麻衣の思春期症候群が解決したのも束の間、咲太はまたしても新たな不思議現象に遭遇する。

同じ日が何度も繰り返され、明日がやってこないのだ。

この現象について理央に相談したところ、同じ日を繰り返し、やり直しをしている人物――“ラプラスの悪魔”の存在が原因になっているのではないかという仮説を聞かされる。>

6月27日、校庭での告白から1か月が経って、麻衣からOKの返事をもらったのに、目覚めてみると同じ6月27日が繰り返される。再び繰り返された3回目の6月27日、咲太は理央に相談すると、理央は『ラプラスの悪魔』の話をする。咲太以外の人間は今日が3度目とは思っていないが、その人間だけは前回の記憶を持ったまま前回と違う行動をとっている可能性が高い、という理央のアドバイスに従い、前回と違う行動をとる人間を探す咲太は、かつて麻衣との鎌倉デートの日に尻を蹴り合った1年生の古賀朋絵(東山奈央)を見つける。朋絵は、友人の憧れの人であるバスケ部の前沢先輩から告白されるのを避けようとしていた。偶然朋絵が咲太を押し倒したところをその先輩に見られ告白を避けることができるが、麻衣にも目撃され、誤解されてしまう。またやり直せばいいやと思う咲太だったが、今度は翌日になってしまう。

6月28日、咲太は、麻衣の誤解を解きつつ、再び同じ日を繰り返さないための方法を考えるが、咲太と佑真がバイトするファミレスにバイトで入ってきた朋絵は咲太に、1学期の間だけ彼氏との誤解をそのままにしてほしいと懇願される。一人は恥ずかしい、みんなからあいついつも一人と思われるのは嫌、という朋絵に、学校に行くの恥ずかしい、と言ったかつてのかえでが重なって見えた咲太は、朋絵のお願いを受け入れる。すると朋絵は、明日のバイト後にデートしてほしいと言うのだった。その夜、家に帰った咲太のもとに、麻衣が、どうして言い訳しに来ないのよ、と訪ねてくる。

第5話:ありったけの嘘を君に

<咲太と付き合っていると勘違いされたことで、友達の好きな人から告白されるという悩ましい事態を解決できた朋絵は、このまま恋人のふりを続けてほしいと咲太に頼み込む。

麻衣に負い目を感じつつも、クラスでの自分の居場所を失うことを恐れる朋絵を放っておけず、渋々了承した咲太はしばらくの間、朋絵の嘘の恋人を演じることになり……>

6月28日、自宅にやってきた麻衣に、咲太は朋絵との嘘を話す。事情は分かったが釈然としない、という麻衣に、咲太は朋絵が不登校になったときのかえでと同じことを言ったからだと打ち明け、大目に見てもらえることになる。麻衣は、撮影で使った後にもらった衣装をかえでに渡し、かえでは久しぶりに咲太以外の人と話すのだった。

6月29日、バイト先で咲太は佑真に前沢先輩の情報を聞き出す。元彼女などのことをボロクソに言ってると聞いて、咲太は良心を痛めることなくデートに臨む。江ノ島水族館に行った咲太と朋絵、その後、朋絵は、高校になって福岡から東京に出てきたとき、クラスでも目立たないグループにいた自分は、ダサいと言われて、友だちもできず絶対イジメられると思ったから色々研究したと語る。今の自分は気に入っているが、本当の自分は違う、と悩む朋絵に咲太は、前がどうだろうと、今のその姿が古賀だよと言うのだった。

6月30日、風邪で保健室に行った朋絵を見舞った咲太は、保健室にいることを教室のみんなにどう思われているか気になる、みんなに嫌われたくないと言う朋絵に、咲太は僕はたった一人でもいい、世界中に嫌われたとしても、その一人が必要としてくれたら生きていけると語るのだった。その言葉に、朋絵は咲太に本当に恋するようになっていた。

バイト先で麻衣との関係を咲太に尋ねた朋絵は、あの日、ループ現象が起こってなかったら麻衣からOKの返事もらえるはずだったと聞くが、先輩の気のせいですよ、と信用しない。その夜、麻衣は仕事先の鹿児島から咲太に電話するのだった。

数日経った7月5日、咲太を探す佑真が物理実験室の理央を尋ねる。そこにやってきた咲太だったが、理央が佑真を好きなことを知っている咲太は気を遣って立ち去ろうとする。佑真に自分の気持ちを気付かれると動揺する理央。佑真が去った後、咲太は理央にその後ループが起こらないのはなぜか相談すると、朋絵は今は満足いく状態だからやり直す必要はないのだと語る理央。

7月6日、咲太はバイト先で佑真から、朋絵に悪い噂が立っていると聞かされ、前沢先輩が犯人であることをほのめかされる。

7月7日、噂のせいでひとりぼっちになってしまう朋絵。朋絵との帰り、駅のホームで前沢に会った咲太は、前沢にうまく仕返しし、朋絵の手を引いて逃げる。本当の彼女のように大事にされている感じだった、どうやって恩返しすればいい、と言う朋絵に、咲太は嘘が終わったら友だちになってくれと言うのだった。

第6話:君が選んだこの世界

<朋絵と恋人のふりをするという約束の1学期も最終日となった。

七里ヶ浜での最後のデートを終え、「麻衣に未練がある咲太に愛想を尽かせて朋絵が振った」という設定で別れたことにしようと決めた咲太と朋絵。すべてがようやく解決したかのように思われたのだが……>

前沢との一件で周囲から冷ややかな目線を浴びる咲太だが、朋絵は本気で咲太に恋していた。夏休み中に自然消滅、との当初の予定どおりいくのか不安になる咲太。

7月10日、咲太にテスト勉強を教えに来た麻衣は、可能なら、勉強のできる麻衣と同じ大学に入りたいという咲太を奮い立たせようと、麻衣はバニーガール姿になって教える。朋絵のために本気で前沢と喧嘩した咲太に不安になって構ってほしかったのだ。

テストが終わり、友だちと海に行く朋絵の水着選びに咲太は付き合う。その帰り、朋絵は、海デートの帰りに、麻衣に未練たらたらの咲太と喧嘩別れすることにしようと提案する。

7月18日、終業式の後、咲太と朋絵は駅で待ち合わせして海に出掛け、仲良く遊ぶ。夕方、2人はお別れの握手をして別れるが、咲太が目覚めると、再び終業式の日にループしていた。咲太は朋絵に確認すると、朋絵はループしていないという。

4回目の7月18日、彼女持ちの佑真に、彼女がいる自分に思いを寄せている他の女子の気持ちに気付いたらどうするか尋ねる咲太。佑真は理央が自分に思いを寄せていることに気付いていて、彼自身も答えが出ない。終業式の後、朋絵がループしていることを隠していると確信した咲太は、朋絵を海ではなく江ノ島に連れていき、縁結びの絵馬を書く。朋絵が自分への思いを書いたことを知って、咲太は、自分は空気が読めてるくせに読まないんだ、朋絵が何度サイコロを振り直しても人の気持ちは変わらない、自分が好きなのは麻依だけだ、と言う。笑顔で咲太と別れて友だちになりたいと思っているのに、明日になってくれない、と訴える朋絵に、自分に嘘をつくのは止めろ、もう我慢しなくていいんだ、と咲太が言うと、朋絵は泣きながら自分の気持ちを吐き出す。

次に目覚めると、最初にループした6月27日に戻っていた。最初から全部、未来のシミュレーションだったのかと感心する咲太。麻衣への告白の返事もうまくいき、廊下を通りかかると、前沢からの告白を朋絵が断っていた。これで友だちに嫌われてクラスに居場所がなくなる、責任とってよ、と言う朋絵に、何があっても友だちでいてやるよ、ひとりぼっちにはならない、と咲太は返すのだった。

その後も2人が体験した日々がそっくり繰り返される。理央にどうして自分だけが朋絵に巻き込まれたのか聞くと、理央は、衝突した量子が互いの情報を共有して動く「量子もつれ」ではないかと言う。咲太が記憶をたどると、最初の出会いで公園で互いの尻を蹴り合っていたのだった。

その夜、麻衣と歩く咲太は、捨て猫を覗き見る中学生らしい女の子に出会う。いずれ引き取りたいと言う彼女、後で連絡して、とひとまず自分の家に引き取ることにして、女の子に名前を聞くと、初恋の人と同じ「牧之原翔子」と名乗るのだった。

 

この第4話~第6話の部分は、原作小説では青春ブタ野郎シリーズの第2巻「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」にほぼ対応しているようです。

プチデビル後輩こと古賀朋絵の声は、作昨年スクリーンで観た、テレビアニメ「響け!ユーフォニアム」のスピンオフ作品「リズと青い鳥」の主人公の1人の傘木希美を演じていた東山奈央さん。そう思って聞くと確かに同じ声なのですが、ビジュアルやキャラクターの設定が違うせいもあって、意外と気付かないのだなあ、と思いました。