鷺の停車場

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アニメ映画「きみと、波にのれたら」を観る

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映画「きみと、波にのれたら」(6月21日(金)公開)を観にMOVIX亀有に行きました。

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この日の上映スケジュール。

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シアター入口を入った廊下にも大きなポスター?の展示がありました。

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上映は150席のシアター3。お客さんは15人ちょっとという感じでしょうか。全国299館で公開されたこの作品、平日の夜とはいえ、テレビでも結構プロモーションしているのに、公開初週としてはちょっと寂しい気がします。

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(チラシの表裏)

昨年の「夜明け告げるルーのうた」でアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞した湯浅政明監督の最新作で、脚本は「ルーの後輩」と同じく吉田玲子、アニメーション制作はこれも同じくサイエンスSARU。

公式サイトのストーリーによれば、

 

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会い、二人は恋に落ちる。

お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。

「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」

死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。

奇跡がもたらした二人の恋の行方は?

そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?

 

というあらすじ。

 

消防士の青年の雛罌粟(ひなげし)港が片寄涼太、港の恋人となる大学生の向水(むかいみず)ひな子が川栄李奈、港の妹の高校生の洋子が松本穂香、港の後輩の消防士の川村山葵(わさび)が伊藤健太郎、というキャスト。

映画情報サイトでの口コミを見ると、かなり評価が分かれていて、酷評する人も少なくない印象だったので、どうかなあ、と思って観ましたが、全然いい映画じゃん、というのが素直な感想。

恋愛ものということで、前作の「夜は短し歩けよ乙女」や「夜明け告げるルーのうた」の毒気というか、突き抜けたところが少ないのは確かですが、映像の見せ方など、いかにも湯浅監督と思いましたし、こんなところが伏線になっていたんだ、と思わせる構成もなかなか良かった。このあたりは脚本(吉田玲子)の腕もあるのでしょうか。

「思い出の歌」として、GENERATIONS from EXILE TRIBEの「Brand New Story」が何度も流れるので、ちょっと閉口するところはありますが、途中、2人が時折笑いながら歌う同曲を流すなど、斬新な演出もあって、私はそれほど気にはなりませんでした。

新海監督作品のような余白が多く心を鷲づかみにする恋愛映画ではなく、湯浅監督らしく軽快なテンポで進んでいくので、恋愛映画としての感銘度はそこまで深くはないかもしれません。前作の「ルーのうた」同様、興行的には成功しにくいタイプの映画なのかなあとも思いますが、個人的には時折ホロッとしつつけっこう楽しんで観ることができました。