鷺の停車場

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コミック「幼女戦記」⑤第13巻~第15巻

しばらく間が開きましたが、カルロ・ゼン作の同名小説を漫画化した、東條チカ「幼女戦記」の続きを読みました

第13巻

幼女戦記 (13) (角川コミックス・エース)

幼女戦記 (13) (角川コミックス・エース)

 
Kapitel:34 ラインの悪魔Ⅵ

原作の第2巻の第5章「ラインの悪魔」に対応する部分。初めてのライン戦線での戦闘の翌朝、グランツ少尉は中隊長たちから、ともかく自分が生き残る事を考えたまえ、とアドバイスを受ける。

Kapitel:35 火の試練Ⅰ

原作の第2巻の第6章「火の試練」(テレビアニメでは同タイトルの第8話)に対応する部分。軍大学でターニャが主張した市街地戦が、武装蜂起したアレーヌの鎮圧作戦に発動され、ターニャは出撃を命ぜられる。共和国軍のビアント大佐は、目論見どおりラインの悪魔をおびき出せたことを喜ぶが、第二〇三航空魔導大隊の高い戦闘能力に、部隊は予想外の被害を受ける。

Kapitel:36 火の試練Ⅱ

原作の第2巻の第6章「火の試練」(テレビアニメでは同タイトルの第8話)に対応する部分。負傷したヴァイス中尉がターニャの命令で戦線を離脱し、ヴァイスと組んでいたグランツ少尉はターニャについていくことになる。

Kapitel:37 火の試練Ⅲ

原作の第2巻の第6章「火の試練」(テレビアニメでは同タイトルの第8話)に対応する部分。ターニャはビアントを襲い、仕留めることはできないが、大きな被害を与える。

第14巻

幼女戦記 (14) (角川コミックス・エース)

幼女戦記 (14) (角川コミックス・エース)

 
Kapitel:38 火の試練Ⅳ

原作の第2巻の第6章「火の試練」(テレビアニメでは同タイトルの第8話)に対応する部分。ターニャは戦時陸戦規定に従い帝国市民の解放を要求する降伏勧告を行い、帝国軍はアレーヌ市街地の爆撃に移る。アレーヌ市は炎に包まれる。第二〇三航空魔導大隊は、司令部の命令の下、追撃戦に移行する。 

Kapitel:39 火の試練Ⅴ

原作の第2巻の第6章「火の試練」(テレビアニメでは同タイトルの第8話)に対応する部分。ビアント中佐は、ベッドで意識を戻す。ビアント率いる部隊で脱出できたのはたったの4人、市民は多大な被害を受けていた。連合王国情報部が演算宝珠に残る記録を確認するが、帝国軍はこの大虐殺を何一つ法に触れることなく実行していた。
参謀本部の命を受け、単身帝都に向かうターニャは、車中でウーガ少佐の訪問を受け、ゼートゥーアの発案したライン戦線を大胆に引っ込めて出血を強要する作戦が実行され、ターニャたちは撤退する帝国軍のしんがりを務めることになると聞かされる。

Kapitel:40 アンドリューレポート:アレーヌの虐殺

世界大戦からおよそ40年後、連合王国主都ロンディニウムで、WTN特派員のアンドリューが世界大戦での帝国軍のアレーヌ虐殺について解説する。

第15巻

幼女戦記 (15) (角川コミックス・エース)

幼女戦記 (15) (角川コミックス・エース)

 
Kapitel:41 前進準備Ⅰ

原作の第2巻の第7章「前進準備」に対応する部分。1925年05月01日、主力部隊の大規模欺瞞後退作戦をカモフラージュするため、しんがりを務める第二〇三航空魔導大隊はライン戦線フランソワ共和国軍陣地を強襲。隊員に被害を受けながらも、ターニャは拡散魔力爆発で前線指揮壕を爆破し、任務を完了する。

Kapitel:42 前進準備Ⅱ

原作小説の第2巻の第7章「前進準備」に対応する部分。第二〇三航空魔導大隊の激しい攻撃に、帝国軍の大規模攻勢の前触れと予想して備える共和国軍だが、帝国軍はやってこない。帝国軍は勘付かれることなく後退することに成功する。その頃、帝国軍中央参謀本部では、ゼートゥーアがシューゲルが開発した特殊追加加速装置を用いた「衝撃と畏怖」作戦を準備していた。

Kapitel:43 前進準備Ⅲ

原作小説の第2巻の第7章「前進準備」に対応する部分。1925年05月18日、ライン第二防衛陣地西方方面軍野営地で、ヴァイス中尉がグランツ少尉と意見交換し、励ます。3日後の1925年05月21日、17時にターニャが「衝撃と畏怖」作戦を命ずる封緘命令を開く。

 

第15巻まで来てようやく原作小説の第2巻「Plus Ultra」の最後、テレビアニメ版の第9話「前進準備」のあたりにたどり着いたという感じ。

このペースで原作を丁寧にコミカライズしていくと、今出ている原作の第11巻まで描けば80巻を超える大作になる計算。そこまで続くことはなかなか考えにくいので、実際には、途中のどこかで止まるか、途中を大胆にショートカットすることになるのでしょう。個人的には劇場版で描かれた東部戦線での戦いあたり、原作小説でいうと第4巻あたりまでは読んでみたいですが、それでも30巻近くかかってしまうのでしょうか・・・