鷺の停車場

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ツール・ド・フランス総集編@NHK-BS1

以前にも書いたとおり、NHK-BS1Dailyツール・ド・フランスをほぼ毎日録画して視ていたのですが、改めてツール・ド・フランス2017総集編も視てみました。

序盤にマイヨ・ジョーヌを獲得したクリス・フルームが、いったん首位を陥落するもののすぐに取り返し、そのまま3連覇を果たしました。
という結果だけ書くと、いかにも横綱相撲的な展開だったようにも見えますが、途中の経過をみていくと、最後まで1分も差が付かないかなりの接戦で、意外に面白く見ることができました。

番組の編集(焦点の当て方)もあるのでしょうが、アシスト役の選手の能力など、チーム力の差が総合順位に大きく影響するのだなあと改めて感じました。

優勝したフルームの所属チーム、SKYの各選手の献身的な働きぶりと、例えば、約3分差の5位に終わったファビオ・アル(アスタナ・プロチーム)の孤軍奮闘ぶりを見比べると、よほどのことでもなければ、個人の能力だけで優勝できるものではないように思えます。「たられば」の話をしても仕方ないのですが、チームが逆だったら、結果も逆だったのではないかと思えるくらい。

前にも書いたツール・ド・フランスの原体験もあって、個人的にはコロンビア勢を応援していたので、キンタナの陥落は残念でしたが、54秒差で2位に入ったリゴベルト・ウランの活躍は嬉しいところ。もう30歳とキンタナよりも年上で、グランツールの優勝歴もないそうですが、今後の活躍も期待したいところです。