鷺の停車場

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アニメ映画「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」

「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」(8月25日(土)公開)を観に行きました。

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(前にもらったチラシ)

映画情報サイトでのユーザーレビューや感想の評価が高いのを見て、原作やアニメ版を知らないと今一つかもなあ、という不安を抱きつつ、観に行くことにした次第。

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行ったのは角川シネマ新宿KADOKAWA配給作品なので、いわば旗艦館。

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この日は公開4週目でしたが、さすが旗艦館と言うべきか、「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」のみ、1日6回の上映です。

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上映されるスクリーン1は300席、シートは幅や前の列との間隔が普通の映画館より気持ち広めの感じで、快適です。

5分ほどの予告編の後、本編が始まりました。不安は半分的中で、やはり、アニメ版を見ている人を主なターゲットにしているのでしょう、子どもたちの年齢など主要登場人物の設定がよくわからないまま進んでいきます。会話を聞いていると、女の子たちの年齢順が身長順と違うので、特に最初は混乱します。後で調べたら、監督:川面真也、脚本:吉田玲子、アニメ制作:SILVER LINKなど、制作スタッフも基本的にアニメ版と同じでした。

物語は、夏休みの後半、デパートの福引きで沖縄旅行4人分を引き当て、自己負担分も加え9人が3泊4日で沖縄に旅行する話。宿泊した民宿の娘と仲良くなって、最後はほろっとする結末。

映画は沖縄の竹富島を舞台に進むのですが、その美しい風景の描写は本当に綺麗。実写の普通の紀行番組なんかよりよほど魅力的な風景が描かれていて、いやらしい意味でなく、目の保養になります。私自身は沖縄は本島しか行ったことがないので、一度このような島にも行ってみたくなりました。

劇的な出来事や何かの奇跡が起きるというわけではなく、実際にもありそうな3泊4日の沖縄旅行の様子を描いているだけなのですが、描写の詩的な美しさは本当に魅力的。アニメ版を視てからの方が楽しめることは確かでしょうが、そうした予備知識がなくても、人物設定など細部を気にしないでのんびり観れば、美しい風景とほんわかする展開で、心が温かくなるいい作品でした。

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スクリーンはビルの4階にありますが、その1つ上のフロアで「のんのんびより しねまギャラリー」が開かれていました。

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入口は殺風景でしたが、入ってみると、こんなように主要登場人物の展示などが並んでいました。
ざっと見渡して出ましたが、アニメ版からのファンの方にはやはり魅力的なのでしょう、何人もの人がじっくり展示を見ておられました。