テレビアニメ版をひととおり見た後に「劇場版 幼女戦記」(2月8日(金)公開)を再び観てきました。
来たのは前回と同じTOHOシネマズ流山おおたかの森。できれば違う映画館で観たかったのですが、他の映画館では都合の合う上映時間がありませんでした。
公開4週目の入場者特典の書き下ろしマンガ「砂漠戦の基本」をもらって入場。
上映は前回より小さい105席のスクリーン3。この日は割引料金ということもあって、かなり席が埋まっています。7~80人くらい入っていたと思われます。
スクリーンサイズは3.5m×8.3m。ヴィスタサイズの本編上映時には横幅はより狭くなっていたので、3.5m×6.5mくらいだったと思われます。
本編上映前の本作限定の主要キャラクターによるマナーのお願いは、やはり映画泥棒の前でした。
やはり、テレビアニメを見た上で観ると、前回よくわからずスルーしていたところも、ああなるほど、と思うところが少なからずありました。
(以下は多少ネタばれになってしまうと思います。)
冒頭に出てくる敬虔な神父風の老人は、テレビアニメ版の3話で神の啓示を受け信仰に服したあのマッドサイエンティストだったんだとか、メアリー・スーがターニャを父の敵と確信するのは、交戦時にターニャが使っていた短機関銃が、11話でターニャがアンソンを撃ち倒した際に得た戦利品で、もとは7話でメアリーが父アンソンに贈ったイニシャル入りのものだったからだ、とか。
連邦のナンバー2で幼女好きのロリヤが、モスコー襲撃時のターニャに一目惚れし、ターニャを手に入れたいがためにターニャたち大隊が駐屯中のティゲンホーフに戦略的重要性や人的損失を考慮せず大攻勢をかけたり、その戦闘の中でメアリー・スーが父の敵を伐つため戦術などお構いなしにその強力な魔力を浪費してひたすらターニャを攻撃したりと、テレビアニメ版よりもさらに狂気が際立っている感があります。多国籍義勇軍の隊長としてメアリーの上司となったウィリアム・ドレイクは、軍人の基本である命令に従わず帝国への私怨で独断専行するメアリーを「無能な働き者」と形容しますが、いくら攻撃力が高くても、直情的に自分勝手に戦闘されるのでは、確かにいない方がマシでしょう。(この作品中の悪役としてはいい味出していると思いますが)
ティゲンホーフでの戦闘の後、念願の後方で戦略研究に就くことになり狂喜するターニャでしたが、ターニャは戦闘好きとのゼートゥーアの誤解もあって、自分が提出したレポートに沿って新設される最前線の部隊を再び任されることになってしまいますが、この辺の自分の言動がことごとく裏目に出てしまうところは、テレビアニメ版と共通します。
映画は、ゼートゥーアからの電話でそれを告げられ、ターニャが落胆するところで終わります。明らかに続きを予告する終わり方なので、映画なのかテレビアニメなのかはともかく、おそらく続編を制作する計画もあるのでしょう。
家に帰ってから入場者特典を開いてみると、前回観に来たときに入場者特典でもらった書き下ろしマンガと対になっているのでしょうか、「砂漠戦の基本」のマンガの後に、原作者カルロ・ゼンによる「砂漠戦の基本」「これが諸君の敵、帝国軍だ!」の書き下ろしシナリオが付いていました。
(前回入場者特典でもらった「これが諸君の敵、帝国軍だ!」)