MOVIX柏の葉で子どもの連れ添いで「映画ドラえもん のび太の月面探査記」(3月1日(金)公開)を観ました。
映画館の入口には、記念撮影用でしょうか、こんなものもありました。
上映は360席のシアター2。一見すると、小さい子ども連れを中心に、少なくとも100人以上は入っているようでした。
ドラえもんの映画といえば、自分が子どもの頃、劇場版第1作の「のび太の恐竜」をテレビで見て、子ども心にとても感動した記憶があります。それ以降の作品もテレビなどでちょこちょこ見てきたような気がしますが、最近の作品はほとんど観ておらず、実際にスクリーンで観るのは初めて。
直木賞(2012年)や本屋大賞(2018年)などを受賞している小説家の辻村深月が脚本を担当しています。
公式サイトのストーリーから引用すると、
『月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。そこでドラえもんのひみつ道具<異説クラブメンバーズバッジ>を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。
そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことに。そこでのび太は偶然エスパルという不思議な力を持った子どもたちと出会う。
すっかり仲良くなったドラえもんたちとエスパルの前に謎の宇宙船が現れる。エスパルはみんな捕えられ、ドラえもんたちを助けるためにルカも捕まってしまう!
はたしてのび太たちはルカを助けることができるのか!?』・・・というあらすじ。
今のドラえもん映画はこんな感じなんだなあ、というのが率直な感想。
最近の他の作品と見比べたわけではないのですが、私の印象に残っているのは、藤子・F・不二夫が直接脚本などで関わっていた時代の作品なので、その印象からすると、道具の使い方や、設定の仕掛けが凝っている感じ。今の子ども向けには、このくらいの方がいいのかもしれませんが、それなりに年をとった私のような人間には、ちょっと凝りすぎで興ざめに感じる部分もあって、もう少しストレートに描けばいいのに、と思ってしまいました。
とはいえ、全体はうまくまとめています。途中のビンタのシーン(観た人には分かると思います)で不覚にも涙したのは、自分が親だからでしょうね。子どもも、ラスボスの設定が予想外でやや納得いかなかったようですが、十分満足した様子でした。