鷺の停車場

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映画「今日も嫌がらせ弁当」を観る

映画「今日も嫌がらせ弁当」(6月28日(金)公開)を観ました。

全国244館で公開されたこの作品、しばらく観ようか迷っていたのですが、上映も次第に減ってきて、家族が別の映画に行くときに同時間帯にやっていたので、送迎を兼ねて観ることにしました。
行ったのはTOHOシネマズ流山おおたかの森

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休日の昼前、ロビーはけっこう賑わっています。

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上映は106席のスクリーン10。中に入ると6~7割くらいの入り。予想より多い入り。

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(チラシの表裏)

 公式サイトに掲載されている作品情報によると、

シングルマザーのかおりは、自然と人情が豊かな八丈島で、次女の双葉と暮らしている。可愛い娘が高校生となり反抗期に突入、話しかけても返事すらしない。かおりは娘の嫌がる“キャラ弁”を作り続けて逆襲するが、やがてそのお弁当は、母から娘への大切なメッセージへと変わっていく。
娘もまた「ウザい」とぼやきながらも、何かを受け取るように一口も残さず食べ続ける。

というあらすじ。

ブログで有名になったエピソードを映画化した作品、監督は『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の塚本連平とのことですが、私は初めて。

キャストは、母のかおりは篠原涼子、娘の双葉は芳根京子。双葉の姉の若葉に松井玲奈、双葉の幼なじみの山下達雄に佐藤寛太、亡きかおりの夫の島次郎に岡田義徳、都内でかおりのブログを見てキャラ弁作りを始めるシングルファザーの岡野信介に佐藤隆太など。

コメディ的な要素も盛り込みながら、うまくまとめた作品というのが率直な感想。

エンドロールが出掛かって、えっ、ここで終わるの?と思ったら終わらないのが2回も出てきたり、親子のウザい関係のオーバーな演技など、演出に遊び要素が盛り込まれているのは、評価が分かれるところかもしれませんが、おそらく、シリアスに作っていたら、変化に乏しくなって、ここまで響かなかったかもしれないなあという気がします。

幼稚園に通う息子にキャラ弁を作り始める東京のシングルファザーとの交流の話などは、実話ではないのかもしれませんが、メインのストーリーが一本道で、先の展開も読めてしまうので、ストーリーに変化を付ける狙いがあったのでしょう。

遊びの部分とシリアスな部分のギャップが、感動をより大きくした要素もあったと思います。展開に予想が付いていても、泣かされてしまう場面がいくつもありました。 

ところで、シングルマザーと反抗期を迎えた次女との対立と和解が作品のテーマですが、明るく、よくできた長女が実は凄い。こういうお姉さんがいるから、2人は安心して?対立できたのかも、と思いました。