鷺の停車場

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夏の出雲旅行⑥出雲そば、旧大社駅、そして帰路

つづき)8月後半の松江・出雲旅行の実質的な2日目のお昼ごろ、出雲大社を出て、出雲大社前駅方面に歩いて戻ります。

せっかくなので出雲そばを食べようと決めていたのですが、子どもは前日のホテルの夕食で食べた出雲そばに苦手意識を覚えたようで、そばは食べたくないと言い出します。仕方ないので、そば以外の食事があるそば屋がないか店頭の案内などを確認しながら進んでいきますが、やはり、というべきか、そば屋さんはそばのメニューしかないところばかりのようでした。

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結局、出雲大社から20分ほど歩いて、旧大社駅のすぐそばの「手打そば本家 大梶」までやってきました。そば以外のメニューがあるか分かりませんが、出雲大社エリアのそば屋さんとしては、ここが一番端のようだったので、ともかく入ってみることに。

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店内のメニューを見ると、ラッキーなことにそば以外にもうどんやご飯ものもありました。

メニューには明記されていませんが、三色割子そばにも普通の割子そばが付けられるということだったので、三色割子そば(税込900円)に、割子そば1枚(税込240円)を付けて注文しました。子どもは、かしわ(肉)うどん(税込600円)を注文。

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店内の様子。お店に入ったときは空いてましたが、この後、地元の方らしきお客さんも入ってきて、けっこうなにぎわいになりました。

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注文して7~8分くらいでそばがやってきました。真ん中がつゆ、左がそば湯が入った湯飲みです。

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1段目は玉子の黄身が乗っています。

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2段目は山芋とろろ。

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3段目は大根おろし

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最後は追加で注文した具なし・薬味のみの普通の割子そば。

メニューに書いてあるおすすめの食べ方のとおりに食べていきました。つゆの味は独特の感じがありましたが、これは美味しかった。

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こちらはかしわうどん。関西風のおだし、とろろ昆布がいい味を出していました。

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昼食後、すぐそばの旧大社駅を見学します。1990年に廃止されたJR大社線の終着駅だった旧大社駅の遺構がそのまま保存されています。

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使われていた当時の面影を残す時刻表や運賃表がそのまま残されていました。

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ホームに出ると、当時の線路も残っていました。

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蒸気機関車D51も展示されていて、運転席に入ることができました。

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15分ほどで旧大社駅を出て、出雲大社前駅の方に戻り、途中にあった「道の駅大社ご縁広場」の吉兆館でお土産などを買いに入りました。 

もともとは出雲大社前駅から再び一畑電車に乗って、帰りの電車が出るJR出雲市駅=電鉄出雲市駅に行く予定だったのですが、すぐ近くの吉兆館前のバス停からJR出雲市駅行きのバスが出ていることを知って、その一畑バスに乗って向かうことにします。

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25分ほどバスに乗って、14時ちょっと前にJR出雲市駅に到着します。 

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岡山方面からの特急やくもの到着が30分以上遅れる見込み、との構内放送があって、乗る予定の岡山行きの特急やくもの出発も遅れるのでは、と一瞬ヒヤヒヤしましたが、直後に岡山行きの特急は定刻どおりと案内があって一安心しました。

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14時33分発の特急やくも22号に乗車します。この外観は旧国鉄時代からの車両、振子式電車の381系です。

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車内はこんな感じ。出雲市駅を出たときはこんな感じでガラガラでしたが、次第にお客さんも増えてきました。

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特急に乗って約3時間10分、定刻より5分ほど遅れて岡山駅に到着。乗換時間が10分ほどしかないので、ちょっと慌て気味に乗り換え、17時53分発ののぞみ48号に乗車します。

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子どもの夕食に買った駅弁の「牛肉駅弁 大将」(1,200円)。後で調べてみたら、広島県三原市の浜吉という会社が作っている駅弁なのだそうです。ちょっと味見した感じでは、けっこういいお味でした。

ふたたび3時間15分ほど乗って、東京に戻ってきたのは21時過ぎ。よくよく考えてみると、観光した時間よりも電車に乗っていた時間の方が長くって、ちょっともったいない感じもしますが、これはこれで十分楽しむことができました。(おわり)