鷺の停車場

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「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝―永遠と自動手記人形―」をさらに観る

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝―永遠と自動手記人形―」(9月6日(金)公開)、子どもを連れて観た後も、さらに観に行きました。

その後も観たのはMOVIX亀有。公開4週目の平日、仕事を早めに切り上げて早退し、夕方の上映に来ました。

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この日の上映スケジュール。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」は、公開初週は1日5回の上映でしたが、もう4週目とあって、1日2回の上映に減っています。

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ヴァイオレット役の石川由依さんとエリカ役&主題歌「エイミー」を歌う茅原実里さんのサイン入りポスターはまだ飾られていました。 

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大きな掲示も、まだシアターの通路の壁にありました。 

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入場者特典のミニ色紙もいただくことができました。2週目・3週目の入場者特典は配布2日目の土曜には早々になくなっていたようだったので、週末を越えて平日まで残っていたのは嬉しい誤算。初週の人気に配布数を増やしたのかもしれませんし、上映回が減ったこともありますが、前週までの書き下ろし短編小説ほどの集客力はなかったのでしょう、配布最終日の木曜日まで配布されていた映画館が多かったようです。上映は6週目までの延長が決まっていて、第5・6週には、第1~3週に配布された書き下ろし短編小説が再配布されるそうなので、たぶん、配布されている間は再びお客さんが増えるのだろうと思います。

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この日の上映は177席のシアター4。仕事帰りに来るにはまだ早い時間帯ということもあってか、お客さんは10人ほど。

同じ列の座席に他のお客さんがいない環境で本作を観るのは、これまでで初めてです。すぐ後ろの列の親子連れの方から時々物音がするくらいで、快適に観ることができました。

今回は、第1週~第3週の入場者特典として配布された書き下ろし短編小説4編を読んでからの観賞。

ネタバレになってしまいますが、第3週の入場者特典だった「イザベラ・ヨークと花の雨」では、イザベラことエイミーのヴァイオレットへの思いが、友情の、ではなく恋愛の「好き」だったこと、そしてその結婚は家柄で決められた愛のない結婚だったことが描かれています。

それを読んで本作を観ると、前半のイザベラとヴァイオレットの描写や、終盤に出てくる結婚後のイザベラの姿は、それまでと少し違ってきて、より切なく写ります。周りの目が気にならない観賞環境、いろいろなシーンで涙腺が緩んで、これまで観た中で最も涙しました。

最後のエンドロールで流れる主題歌「エイミー」も、これまでは1番~3番の各フレーズの最後に早口で歌われる部分の言葉が注意して聴いても認識できず、「コマイネ??」と謎だったのですが、「call my(2番はyour) name」だと分かって、それまでの支えが取れてスッキリしました。

 

数多く繰り返し観た映画は「この世界の片隅に」をはじめ何本かありますが、短期間にこれだけ何度も観たのは初めて。そろそろ見納めだろうと思いますが、しばらく日が経つとまた観たくなってしまいそうな気もします。