鷺の停車場

映画、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いていきます

劇場アニメ「ぼくらの7日間戦争」を観る

週末にユナイテッド・シネマズ テラスモール松戸に行きました。

テラスモール松戸は、松戸市の松戸北部市場の跡地を住商アーバン開発が再開発し、今年の10月25日にオープンしたばかりのショッピングモールですが、私はこの日が初めて。ユナイテッド・シネマは松戸では初めてのシネコンとして、モールのオープンと同時にオープンしています。

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テラスモール松戸の3階のフロアマップ。上部中央、やや左側のピンク色の部分がユナイテッド・シネマになります。

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ロビーはけっこうにぎわっています。

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この日の上映作品。

券売機であらかじめ予約していたチケットを発券して、スクリーンに向かいます。

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実際に上映されるスクリーンには、エスカレーターで4階に上がる形になっています。

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スクリーン10で「ぼくらの7日間戦争」を観ます。スクリーン10は116席、入ってみると、お客さんは2~30人という感じでした。

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(チラシの表裏)

1985年に刊行された宗田理の小説「ぼくらの七日間戦争」をアニメ映画化したもの。同小説は1988年に宮沢りえ主演で実写映画化されていますが、本作は舞台を2020年に移しており、原作のストーリーとは異なる新しいストーリーになっているようです。監督は村野佑太、脚本は大河内一楼、アニメ制作は亜細亜堂

 

公式サイトのストーリーによると、

 

いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守【北村匠海】。話し相手といえば、同じ歴史マニアが集うチャットのメンバー。
「青春時代は、人生の解放区よ」。
平均年齢還暦越えと思われるその場所で、今日もメンバーの一人が、恋に悩む守にからかい半分のエールをくれた。
 片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾【芳根京子】。しかし綾は、議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。しかも、いきなり一週間後。それは守が密かにプレゼントを用意していた彼女の誕生日の目前だった。
「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。
やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。
「逃げましょう……っ!」。

綾の親友・山咲香織【潘めぐみ】をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬【鈴木達央】、ノリのいい阿久津紗希【道井悠】、秀才の本庄博人【大塚剛央】までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗だった。立坑櫓(たてこうやぐら)から屋上へと登れば、どこまでも高く広がる空が、彼らを迎えた。

だが、その夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレット【小市眞琴】と出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――
 2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!

 

というあらすじ。(【 】内のキャストは私の補足です。)

原作小説や、実写映画は知らない状態で観ました。これまでの経験から、もともと原作を知っている場合は別ですが、映画を観る予習としてわざわざ原作に接するのは良くないことが多いように思ったのです。

議員の父の都合により、引越しすることになった綾に恋していた守が、綾に駆け落ちのつもりで逃げることを提案、それが6人による立てこもりとなり、不法滞在のタイ人の子どものマレットとの出会いにより、マレットを守る戦いにもなっていきます。1980年代の原作では、立てこもりは、もっと社会性を帯びたものだったのだろうと想像しますが、当時と比べると、社会的な意味合いで立てこもるということ自体、共感を得られないという判断があったのでしょう、立てこもり自体は個人的な動機でしかなく、「戦争」というほどの意味合いはなくなっています。マレットが登場するのは、原作から失われた社会性を現代に沿った形で補完する意味合いがあったのだろうと推測します。ネットによる個人情報の暴露とか、現代ならではの要素も盛り込まれています。

個人的には、閉鎖的な空間で一緒に外部と戦う中で、自らを見つめ直し、成長していく高校生たちの姿が印象的で、けっこう面白く観ることができました。もう少し練り上げ方が良ければ、という感じはあって、繰り返し観たい、というほどの感銘はありませんでしたが、それなりに満足しました。ただ、現代に沿ったアレンジが随所に盛り込まれているので、おそらく、原作や実写映画を気に入って観ると、違いが大きくがっかりする人も多いのだろうなという気がしました。