コロナウイルス感染症の拡大の影響による休校で、子どもたちが実質的に早い春休みに入っている中、ペットを連れて家族で岩手に旅行に行ってきました。
直前までキャンセルも選択肢として考えてはいたのですが、少なくとも出発時点では、家族全員とも感染者や濃厚接触者でなく、岩手県では感染者が確認されていない状況で、さらにペット連れのため公共交通機関ではなく車での移動で、行き先もほとんど屋外なので、感染リスクはかなり低いだろうと思ったこと、観光地の経済的な落ち込みを考えると過剰な自粛もどうかという気持ちもあり、出掛けることにしました。
4時45分ごろに出発、常磐道はすこぶる順調で、5時45分ごろに友部ジャンクションを通過し、6時45分ごろにいわきJCTに到達。そのまま常磐道で行くか、磐越道で東北道に出るかちょっと迷った末、そのまま常磐道を北上することにしたのですが、この日はたまたま風がとても強くて、ところどころ車が横に強くあおられる場所もありました。道路自体もその影響で速度制限がかかっていて、思ったよりも時間がかかりました。これは磐越道経由の方が早かったかもしれません。
なお、福島第一原発事故による放射能の影響が大きかった広野~相馬の間の車道脇には、放射線量(空間線量率)のモニタリングポストが9つ設置されていますが、通過する際に電光掲示板の表示を見た限り、ほとんどは1マイクロシーベルト/時(μSv/h)未満で、双葉町に設置されているモニタリングポストで2マイクロシーベルト/時台だったのが最高だったようでした。
8時ちょっと前に朝食と犬の散歩のため南相馬鹿島サービスエリアに立ち寄ります。サービスエリア自体には駐車場とガソリンスタンド、上下線共通のトイレ施設くらいしかないのですが、隣接して、南相馬市が運営する「セデッテかしま」があります。
セデッテかしまの案内図。売店は8時から営業でしたが、食事処は10時半からの営業のようで、売店でおにぎりやパンを買って食べました。
セデッテかしまの脇にはドッグランがありました。
試しに犬を連れて入ってみたのですが、うちの犬はこういうときには全然走らないので、すぐに出て散歩させることになりました・・・。
8時半すぎにSAを出発、9時すぎには亘理インターから仙台東部道に入り、三陸道→仙台北部道を通って、9時半すぎには富谷ジャンクションで東北道に合流しました。
10時20分ごろに中尊寺パーキングエリアでトイレ休憩。トイレだけという古典的なPAです。
その後も順調に10時45分ごろに北上ジャンクションを通過し、11時15分ごろに盛岡南インターで東北道を下り、一般道で盛岡市街に向かいます。
11時半すぎ、わんこそばの有名店の1つであるらしい「そば処 東家」の本店に到着。事前に公式サイトで確認すると、本店のみ土日祝は予約不可ということだったので、時間がかかるかと心配していたのですが、ほとんど待たずに席に案内していただけました。ここにもコロナウイルス感染症の影響が多少あるのでしょうか・・・。
わんこそばは、食べたおわんをお給仕さんがテーブルに重ねていく3,520円のコースと、おわんはお給仕さんが片付けていき数え棒で杯数を数える2,970円のコースがある(薬味の品数もちょっと違うようです)ということだったので、せっかくなので雰囲気のありそうな3,520円の方にしてみます。なお、いずれのコースも小中学生は550円引きです。
この前掛けを着用して臨みます。
薬味。なめこおろし、つけもの、海苔。
胡麻、鮪刺身、とりそぼろ。鮪刺身は小中学生には付いていません。
一升漬、とろろ。これらも小中学生には付いていません。
お給仕さんが、15杯ほどおわんがのったお盆を持って、威勢のいい掛け声とともに、それぞれの器にそばを入れていきます。
おわんがこんな感じで積み上がっていきます。15杯でかけそば1杯分の量だそうです。
さらにおわんが積み重なっていきます。お給仕さんは15杯ごとに列を分けて、おわんを積んでいきます。
他の家族は75杯程度で器に蓋をして終了。相手が私1人になったお給仕さんは、前のそばを口に入れるかどうかというタイミングで次のそばを私の器に入れていくので、蓋をするスキがありません。これぞ本場のわんこそばという感じ。幸い、お給仕さんの手元のそばのストックがなくなったところで、蓋をして終了することができました。計104杯。15杯でかけそば1杯分ということだとすると、かけそば7杯分弱のそばを食べた計算になりますが、そこまでお腹いっぱいという感じではありませんでした。おわんによって多少量のバラつきがあったので、実際はもっと少なかったのかもしれません。
子どもたちは日頃はめったにそばを食べないのですが、雰囲気も楽しかったのか、美味しかったようです。
4人で平らげたおわんはこんな感じ。こうやって見るとなかなか壮観です。
12時半ごろに「東家」を出て車で出発、市街地を抜けて、雫石町にある小岩井農場に向かいます。
13時10分ごろに小岩井農場まきば園に到着。風が強く雪も舞うかなり肌寒い天候(気温は2℃くらいだったよう)ですが、宿のチェックインにはまだ時間があるので、ひとまず入ってみます。
ペットはリードを付ければ入園できますが、建物には入れません。
園内は悪天候のためか、ほとんどお客さんを見かけません。季節もオフシーズンの上、コロナウイルス感染症による外出自粛の影響もあるのでしょう。
外で遊べない子どもたちは木工クラフトを体験することに。その間、雪が強くなるたびに屋根のある場所で休憩しながら、ペットを連れて園内を散歩しました。
1時間ほどのんびり散歩しましたが、ずっと屋外にいるとかなり寒くなってきたので、ペットと一緒に一足先に車に戻って、車内で子どもたちの戻りを待つことにしました。エンジンを付けなくても、風や雪がないので、かなりしのぎやすくなりました。
30分ほど待つと、木工クラフトを終えた子どもたちも戻ってきたので、15時すぎに出発し、この日の宿に向かいました。(つづく)