6月26日(金)から、全国374の映画館で、「風の谷のナウシカ」、「千と千尋の神隠し」、「もののけ姫」、「ゲド戦記」のジブリ作品4作の再上映が行われています。週末の劇場動員ランキングで「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「風の谷のナウシカ」の3作が3週連続でトップ3を独占するなど、単に話題だけでなく、集客という面でも大きな成功を収めているようです。
これらはいずれも、テレビの(全体or本編)ノーカット放送を録画して、何度も観ている作品ですが、そういえば、スクリーンで観たことは一度もありませんでした。せっかくの機会なので、私も1つくらい観てみようと思い、「風の谷のナウシカ」(1984年3月11日(日)公開)を観に行くことにしました。
来たのはアリオ柏にあるTOHOシネマズ柏。週末の午後の時間帯とあって、ロビーはけっこう混み合っています。私が見る回は残りわずかの△表示になっていました。
スクリーンの入口では、スタッフがサーモグラフィで入場者の体温をチェックして、問題なければ中に入れる形になっていました。
上映は179+2席のスクリーン8。ここも1席ずつ間隔を開けて座る形になっていたので、実質的には90人弱の定員のところ、5~60人はお客さんが入っていたと思います。
もはやあらすじなどを紹介する必要はない名作。
映画館の大画面で見ると、35年以上前の作品とあって、キャラクターデザインなど作画に時代を感じる部分もなくはないのですが、全体としては、今なお古さを感じさせない出来栄えに驚かせられます。今のようなコンピュータ処理はなくすべて手描きだったのでしょうから、かなりの手間がかかったのだろうと思います。
テレビでは何度も見ているはずですが、改めてスクリーンで集中して観ると、これまで意識していなかったシーンが印象深く映ったりする部分もありましたし、大画面・音響の迫力にも圧倒されて、これまでになく鮮やかで、感動的でした。映画の終盤には、周囲の席からも鼻をすする音がけっこう聞こえてきました。
他の作品も、改めてスクリーンで観ると、これまでとはまた違った印象を受けるのだろうと思います。個人的には、ジブリ作品では「天空の城ラピュタ」も好きなので、このようにスクリーンで観る機会が来ればいいなと思います。