12月6日(日)にNHK総合で生中継された、関東大学ラグビー対抗戦グループの最終日、早稲田大学対明治大学の一戦、いわゆる早明戦を見ました。
昔は好んで大学ラグビーを観戦していましたが、それも1990年台半ばから2000年台にかけての時期、実際に会場で見たこともありましたが、NHKで中継する試合を生or録画で見るのがほとんどでした。
昨年のワールドカップで久しぶりにラグビーの試合をちゃんと見ましたが、その後の国内リーグは、見たいなと漠然と思っていたものの、結局きちんとは見ずに終わっていました。
この日は、テレビ番組表で試合があることを知って、その時間帯は用事があったのであらかじめ録画予約して、試合結果のニュースには触れないようにして(中継を見る楽しみが薄れてしまうので…)、夜に見ました。
試合開始直後こそ早稲田が攻め込んだものの、その後はラインアウトといったセットプレーなどで明治が優位に立ちます。フォワード陣の体重差はほとんどないようでしたが、スクラムも明治が優位、立って組み合うモールで押し込むプレーも出るなど、昔私が好んで見ていた頃の明治大学全盛期のような重戦車感はありませんが、フォワード陣の活躍が目立ちます。前半の中頃、3本のトライ&ゴールを続けざまに決めて、試合の流れを決定づけます。
早稲田は自軍ボールのラインアウトでのボール確保に苦しみ、ミスも出て勢いづかない展開でしたが、終了間際に一矢報いて21-7で折り返し。試合前の時点で、早稲田が全勝、明治が1敗と聞いていたので、ここまで明治優位の展開は予想していませんでした。
ハーフタイムを挟んで、早稲田が修正して差が詰まるのかな、と思って後半を見始めますが、ミスも出て得点にはならないものの、開始早々ゴール目前まで攻め込むなど引き続き明治優位の展開で、明治が先にトライを挙げて引き離します。早稲田も得点を返すものの、試合の流れをひっくり返すには至らず、ロスタイムでのダメ押しトライも出て、34-14で試合終了、明治が2年連続で対抗戦グループの1位に輝きました。
具体的な得点経過は次のとおりです。
- 前半16分:明治T、17分G ⇒7-0
- 前半19分:明治T、20分G ⇒14-0
- 前半24分:明治T、25分G ⇒21-0
- 前半39分:早稲田T、40分G ⇒21-7
(ハーフタイム)
- 後半13分:明治T ⇒26-7
- 後半27分:早稲田T、28分G ⇒26-14
- 後半40分:明治PG ⇒29-14
- 後半43分:明治T ⇒34-14
(注)T:トライ(5点)、G:ゴール(2点)、PG:ペナルティゴール(3点)
両チームとも、これから年明けにかけて行われる大学選手権に臨むわけですが、春から夏にかけての新型コロナウイルス感染症の感染拡大による活動中止の影響などで、今シーズンは、どのチームも例年のようなチームの仕上げができず遅れているようです。昨年の大学選手権では、対抗戦で大勝した明治が早稲田に敗れていますが、今後の調整次第では、今度も同じ結果になる可能性も十分あると思います(さらに言えば、両チームとも、決勝まで勝ち上がるまでに他のチームに敗れることもあり得ます)。
昔と変わってなければ、少なくとも準決勝と決勝はNHKで中継されるのだろうと思うので、楽しみにしたいと思います。