鷺の停車場

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「ムーンライトながら」運転終了のニュースを聞いて

東京~大垣間を夏休み・冬休み・春休みの休校期に運行されていた臨時快速「ムーンライトながら」が、利用客の行動様式の変化や車両の老朽化を理由に、廃止(運転終了)されることが、JR東日本JR東海からそれぞれ発表されました。

www.tetsudo.com

https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210122_ho01.pdf

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040932.pdf

かつて運行されていた普通列車、通称「大垣夜行」を置き換える形で運行されていた全席指定の夜行快速列車、2009(平成21)年3月のダイヤ改正で、定期運航から休校期のみの臨時列車となっていました。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、夏以降は運行が停止されていたようですので、結果として、昨年3月下旬の臨時運行が最後となったようです。

これで、青春18きっぷで乗れる、優等料金なしの夜行の普通・快速列車はすべてなくなることになるのだろうと思います。

私自身、はるか昔の学生時代には、本格派にははるかに及びませんが、いくぶん乗り鉄だったので、青春18きっぷを使って「ムーンライトながら」の前身の「大垣夜行」に乗ったことが何度かあります。その頃は、確か、東京駅を23時40分に出発、大垣駅に到着するのは7時前くらいだったと思います。普通席は背もたれが垂直なボックス席の国鉄時代の急行型電車(165系という型だそうです)でしたが、立ち客だけでなく通路に新聞紙を敷いて横になる客もいる混雑ぶりに、そのボックス席を確保しようと、何十分も前から入線する東京駅の10番ホームに並んだのは懐かしい思い出です。大垣夜行のほかにも、青春18きっぷが使える時期には、当時運行されていた、新大阪から和歌山県の新宮までの夜行普通列車や、休校期に京都・大阪から広島まで運行されていた「ムーンライト山陽」に乗ったこともあったので、夜行列車がなくなってしまうのは、どこか寂しい感じがします。

普通・快速列車だけでなく、特急・急行でも、かつては数多く走っていた寝台列車などの夜行列車は、高級クルーズトレインを除いて、ほとんどなくなってしまいました。以前のツアーバスを含め、長距離を結ぶ高速バスが大きく台頭したり、飛行機も格安のLCCが出てきたりする中で、長距離を結ぶ夜行列車の需要は大きく減ってきているということなのでしょう。

昨年、久しぶりに、今や唯一残っている寝台列車の「サンライズ出雲」に乗って再確認しましたが、個人的には、どこか旅情を誘う夜行列車の雰囲気は好きです。

reiherbahnhof.hatenablog.com

サンライズ出雲・瀬戸」も、車両が老朽化して使用が難しくなると、そのまま廃止されてしまう可能性が高いのだろうと思うと、残念な気持ちです。多客期のみの臨時列車で細々とでもいいので、夜行列車が続いていってほしい気がします。