鷺の停車場

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不動産登記をやってみた

とあることで、不動産登記の手続きをしなければいけなくなりました。

そのままにしていてもしばらくは困らないのですが、放っておくとすっかり忘れてしまいそうです。司法書士さんに頼めば簡単かつ確実なのですが、それほど込み入った手続きではなさそうだったので、司法書士を新たに探して依頼する手間と手数料を考えると、自分でやる方がトータルでは楽なような気がして、自前でチャレンジしてみることにしました。

まずはネットで、手続きのやり方を紹介する記事を検索してざっと勉強してから、法務局のホームページを見てみます。

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「不動産を購入した」など、典型的と思われるケースごとに、手続きの案内が紹介されています。

さらに、申請書の様式をダウンロードして、注意事項を読みながら、申請書を作成してみます。

houmukyoku.moj.go.jp

どの様式も、Microsoft Word、一太郎、PDFの3種類がダウンロードできるようになっており、記載例も同様に3種類のファイル形式で参照することができます。

記載例の説明は堅苦しくて素人に分かりやすいとはお世辞にもいえませんが、説明が全くなければ素人には手が出せそうにないので、あるだけかなりマシではあります。

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何とか申請書を作って、添付書類などを整えてから、あらかじめ登記手続きの相談予約をして、いざ法務局へ。

法務局では、1人20分以内といったような時間制限はありますが、登記申請について相談することができます。予約は必須ではないようですが、予約していたおかげで待つことなく相談することができました。

相談ブースには、再雇用の法務局職員OBの方と思われる男性が。用件を伝えて用意してきた申請書などの必要書類を渡すと、ざっとチェックして、手早く体裁を整えてくれます。男性に言われたとおりの額の収入印紙を別の窓口で買ってきて渡すと、台紙に貼って、割印なども押してくれて、申請書一式が10分ほどで完成。

教えられるがままに、その一式を横にある申請窓口に提出すると、ガチャンと受付印が押され、登記完了証などへの引換書を受け取って申請終了。慣れない手続きということで、苦労してもっと時間がかかるだろうと思っていたので、15分もかからずにあっけなく終わったことに、力が抜けました。

場所や登記の種類によって多少違いがありますが、申請に不備がなければ、おおむね1週間から10日ほどで登記は完了するようです。不備がなければいいなあと思いつつ、引換書に記載された完了予定日を待ちましたが、結果、修正を求める連絡が入ることはなく、完了予定日がやってきました。

完了予定日から数日後、法務局に行く時間が取れました。確認のため、登記事項証明書もあわせてもらおうと思って、事前にネットで申請しました。

www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp

窓口で申請する場合、登記事項証明書の交付手数料は1通600円ですが、ネットで申請して窓口で受け取ると手数料は480円と120円お得で、夜21時まで申請が可能です。

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最初は申請IDを登録したり若干面倒ですが、10分ちょっとで申請は完了。別途ネットバンキングのPay-easyで手数料を支払うと、まもなく手続完了になりました。

法務局に行って、引換書と申請時に使った認印を申請窓口に提出すると、職員が帳簿に受領印を押して、登記完了証と原本還付を申請していた書類を渡してくれて手続きは終了。証明書の交付窓口に回ると、すぐにネット申請した登記事項証明書を渡してくれます。両方合わせても5分も経たずに終わりました。

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敷居が高い手続きですし、やっている間はちょっと面倒くさく、不安もありましたが、終わってみると、意外に簡単にできました。

不動産の売買といった関係者が多い込み入った手続きは、素人ではかなり難しいのだろうと思いますが、さほど苦労せず必要書類を揃えることができる手続きであれば、自力でも十分可能なのだと実感しました。