鷺の停車場

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新型コロナ:3月の経過

年明け早々に再発令され、首都圏1都3県では3月21日まで再延長された緊急事態宣言がようやく全面解除されて10日ほど経ちましたが、感染者が急増する大阪府兵庫県宮城県には、まん延防止等重点措置の適用が決定されました。

この3月1か月間の主な経過をまとめてみます。

  • 3月1日(月):国内の新規感染者数が699人、累計感染者数が433,504人に達する。

    各国の感染者数は、ロシアで420万人、フランスで380万人、スペインで320万人、キューバで5万人、ボツワナで3万人を超え、死亡者数も、南アフリカで5万人を超える。

    ファイザー社のワクチン第3便・約52万回分が日本に到着。新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇・雇い止め(見込みを含む)が2月26日までの累積で9万185人に上ることが判明。春の園遊会が見送りに。ガーナとコートジボワールでワクチンの公平な供給のための国際的枠組み「COVAX」を通じた初の接種が始まる。

  • 3月2日(火):国内の新規感染者数が888人、累計感染者数が434,356人に。都道府県別でも、神奈川県で4.5万人、兵庫県で1.8万人を超える。

    各国の感染者数は、イギリスで420万人、ウクライナで140万人、イラクで70万人、ヨルダンで40万人、ブルガリアボリビアで25万人、コソボで7万人、モルディブで2万人を超え、死亡者数も、スイスで1万人を超える。

    2021年度予算が衆議院を通過。政府がヨーロッパなど13か国からの入国者の待機措置を5日から強化することを決定。

  • 3月3日(水):国内の新規感染者数が1,244人、累計感染者数が435,548人に達し、死亡者数が8,000人を超える。都道府県別の感染者数も、福島県で2,000人を超える。

    世界全体の感染者数が1億1,500万人を、各国の感染者数は、メキシコで210万人、リトアニアで20万人を超え、死亡者数も、スペインで7万人、コロンビアで6万人を超える。

    重症者数が400人を下回る。菅首相が緊急事態宣言を2週間程度延長する方向で検討する考えを示す。首都圏の1都3県の知事も延長について協議。

  • 3月4日(木):国内の新規感染者数が1,170人、累計感染者数が436,728人に。都道府県別の感染者数も、愛知県で2.6万人、滋賀県岡山県で2,500人を超える。

    各国の感染者数は、アラブ首長国連邦で40万人、エストニアで7万人を超え、死亡者数も、アメリカで52万人、ブラジルで26万人を超える。

    JCRファーマがアストラゼネカ社のワクチン原液を製造する工場を神戸市に建設すると発表。医療従事者へのワクチンの優先接種が始まる。

  • 3月5日(金):国内の新規感染者数が1,148人、累計感染者数が437,892人に。都道府県別の感染者数も、千葉県で2.7万人を超える

    各国の感染者数は、フランスで390万人、イタリアで300万人、ハンガリーで45万人、ギリシャで20万人を超える。

    政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が首都圏1都3県の緊急事態宣言を3月21日まで延長することを決定。武田薬品工業がモデルナ社のワクチンの承認を厚生労働省に申請。ワクチン接種によるアナフィラキシーが国内で初確認。

  • 3月6日(土):国内の新規感染者数が1,055人、累計感染者数が438,956人に。

    各国の感染者数は、ドイツで250万人、チェコで130万人、チリで85万人、マダガスカルで2万人を超え、メキシコの死亡者数が19万人を超える。

    日本中央競馬会JRA)が競走馬のトレーニングセンターで働く調教師、騎手など厩舎関係者163人が持続化給付金を不適切に受給していたと発表。

  • 3月7日(日):国内の新規感染者数新規感染者数が1,065人、累計感染者数が439,992人に。都道府県別の感染者数も、埼玉県で3万人を超える。

    各国の感染者数は、ブラジルで1,100万人、イスラエルで80万人、バングラデシュで55万人、クウェートで20万人を超える。

    新型コロナウイルスの感染拡大後では初の本格的な国際会議となる国連の「京都コングレス」が京都市で開催。

  • 3月8日(月):国内の新規感染者数新規感染者数が600人、累計感染者数が440,671人に。都道府県別の感染者数も、茨城県で6,000人を超える。

    各国の感染者数は、アメリカで2,900万人、ポーランドで180万人を超え、死亡者数も、世界全体で260万人、イタリアで10万人を超える。

    ワクチンの第4便・約83万回分が到着。5月に開催予定だった「コミックマーケット99」が開催延期に。シリアのアサド大統領夫妻の感染が判明。

  • 3月9日(火):国内の新規感染者数が1,128人、累計感染者数が441,729人に。

    各国の感染者数は、イタリアで310万人、トルコで280万人、イランで170万人、フィリピンで60万人、レバノンで40万人、パレスチナで20万人を超える。

    厚生労働省が発表した1月の毎月勤労統計調査結果(速報)で、現金給与総額が前年同月比で10か月連続のマイナスに。

  • 3月10日(水):国内の新規感染者数が1,316人、累計感染者数が443,001人に。

    各国の感染者数は、ロシアで430万人、フランスで400万人、カナダで90万人、スウェーデンで70万人、セルビアで50万人、グアテマラで18万人を超え、ブラジルの死亡者数が27万人を超える。

    厚生労働省が9日までに21都府県で345人の変異株感染を確認したと発表。

  • 3月11日(木):国内の新規感染者数が1,319人、累計感染者数が444,289人に。都道府県別でも、神奈川県で4.6万人を超える。

    各国の感染者数は、インドネシアで140万人、パキスタンで60万人、セルビアで50万人、ヨルダンで45万人、モルドバで20万人を超え、アメリカの死亡者数が53万人を超える。

    オーストリアで死亡者が出るなど血栓ができる例が出ていることを受け、デンマークなどでアストラゼネカ社のワクチン接種を一時停止。国際看護師協会が新型コロナウイルス感染症でこれまでに少なくとも3,000人の看護師が死亡したと発表。

  • 3月12日(金):国内の新規感染者数が1,273人、累計感染者数が445,585人に。都道府県別でも、大阪府で4.8万人を超える。

    各国の感染者数は、ルーマニアで85万人、ベルギーで80万人、イラクで75万人、ベラルーシで30万人、ルワンダで2万人を超え、フランスの死亡者数が9万人を超える。

    河野担当大臣が6月までに約1億回分のワクチンを調達できるとの見通しを示す。フィリピンで報告されている変異株が国内で初確認。日米豪印4か国のオンライン首脳会談が開かれ、連携してアジアなどにワクチンを供給する方針を確認。

  • 3月13日(土):国内の新規感染者数が1,320人、累計感染者数が446,873人に。都道府県別でも、東京都で11.5万人、宮城県で4,000人を超える。

    各国の感染者数は、フランスで410万人、イタリアで320万人、ウクライナで150万人、ペルーで140万人、ハンガリーで50万人、エクアドルで30万人、クロアチアで25万人、ウルグアイで7万人を超え、ロシアの死亡者数が9万人を超える。。

  • 3月14日(日):国内の新規感染者数が989人、累計感染者数が447,906人に。

    各国の感染者数は、コロンビアで230万人、ポーランドで190万人、スロベニアで20万人、パラグアイで18万人、ジャマイカで3万人を超える。

    アストラゼネカ社がワクチンと血栓との因果関係を示す証拠は見つからなかったと発表。

  • 3月15日(月):国内の新規感染者数が694人、累計感染者数が448,688人に。都道府県別でも、千葉県で2.8万人、沖縄県で8,500人を超える。

    世界全体の感染者数が1億2,000万人を、各国の感染者数は、アルゼンチンで220万人、チェコで140万人を超える。

    ワクチンの第5便・約42万回分が到着。ドイツ、フランス、イタリア、スペインがアストラゼネカ社のワクチン接種の一時停止を発表。

  • 3月16日(火):国内の新規感染者数が1,132人、累計感染者数が449,713人に。都道府県別でも、埼玉県で3.1万人、北海道で2万人を超える。

    各国の感染者数は、スペインで320万人、トルコで290万人、ドイツで260万人、チリで90万人を超え、死亡者数も、ブラジルで28万人、ウクライナで3万人を超える。

    政府が新型コロナの影響で生活が困窮するひとり親世帯などへの緊急支援策をまとめる。菅首相が4月の訪米に備えワクチンを接種。国内で変異株による死亡例が初確認。米モデルナ社が12歳未満の子どもを対象とする治験を開始と発表。

  • 3月17日(水):国内の新規感染者数が1,536人、累計感染者数が451,186人と45万人を超える。

    各国の感染者数は、オーストリアとヨルダンで50万人、ホンジュラスアルメニアで18万人を超える。

    菅首相が首都圏の緊急事態宣言を21日までで解除する方向と表明。感染者が増加する宮城県で、直近1週間の人口当たりの新規感染者数が東京都を抜いて全国ワーストに。

  • 3月18日(木):国内の新規感染者数が1,499人、累計感染者数が452,702人に。

    各国の感染者数は、フランスで420万人、イタリアで330万人、エチオピアで18万人を超える。

    政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が21日で緊急事態宣言を解除することを決定。宮城県が4月11日までの独自の緊急事態宣言を発表。EUの欧州医薬品庁がアストラゼネカ社のワクチンは安全で有効との見解を発表し、欧州各国がワクチン接種再開を表明。

  • 3月19日(金):国内の新規感染者数が1,456人、累計感染者数が454,158人に。

    各国の感染者数は、ポーランドで200万人、オランダで120万人、パナマで35万人、リビアボスニア・ヘルツェゴビナで15万人を超え、死亡者数も、世界全体で270万人、アメリカで54万人、ブラジルで29万人を超える。

    愛知県が独自の厳重警戒宣言の21日での解除を決定。福岡県も飲食店への営業時間短縮要請などの21日での解除を決定。春の選抜高校野球大会が2年ぶりに開会。

  • 3月20日(土):国内の新規感染者数が1,522人、累計感染者数が455,638人に。都道府県別でも、大阪府で4.9万人、神奈川県で4.7万人、宮城県で4,500人、奈良県で3,500人、長野県で2,500人を超える。

    各国の感染者数は、イギリスで430万人、フィリピンで65万人、ハンガリーで55万人、ブルガリアで30万人、ベネズエラで15万人を超える。

    政府、大会組織委員会IOCなどが東京オリンピックの海外からの一般客の受け入れ断念で合意。

  • 3月21日(日):国内の新規感染者数が1,119人、累計感染者数が456,781人に。

    各国の感染者数は、ロシアで440万人、トルコで300万人、イランで180万人、セルビアで55万人、オマーンで15万人、ソマリアで1万人を超え、死亡者数も、ペルーで5万人、トルコで3万人を超える。

    宮城県仙台市の飲食店への25日から4月11日までの営業時間短縮要請を決定。

  • 3月22日(月):国内の新規感染者数が817人、累計感染者数が457,754人に。

    各国の感染者数は、ブラジルで1,200万人、フランスで430万人、ウクライナで160万人、ルーマニアで90万人を超え、インドの死亡者数が16万人を超える。

    緊急事態宣言の解除に伴い、1都3県の飲食店などへの営業時間短縮要請が21時までに1時間後ろ倒しに。山形県が4月11日までの独自の緊急事態宣言を発出し、山形市の飲食店などに営業時間短縮を要請。第一三共とKMバイオロジクスがそれぞれ開発中の国産ワクチンの治験開始を発表。ワクチンの第6便・約130万回分が到着。

  • 3月23日(火):国内の新規感染者数が1,491人、累計感染者数が459,043人に。都道府県別でも、兵庫県で1.9万人、静岡県で5,500人を超える。

    各国の感染者数は、イタリアで340万人、メキシコで220万人、イラクで80万人、スウェーデンで75万人、ヨルダンで55万人、スロバキアで35万人、ドミニカ共和国で25万人を超える。

    政府が新型コロナ対策の予備費から営業時間短縮要請に伴う協力金など2兆1,692億円の追加支出を閣議決定

  • 3月24日(水):国内の新規感染者数が1,930人、累計感染者数が460,897人に。

    各国の感染者数は、アメリカで3,000万人、ドイツで270万人、ポーランドで210万人、カナダで95万人、パラグアイで20万人、韓国で10万人を超え、死亡者数も、ブラジルで30万人、ポーランドで5万人を超える。

    首都圏1都3県の知事のテレビ会議で、3月末までとしていた緊急事態宣言解除後の21時までの営業時間短縮要請を4月21日まで延長することで合意。EUがコロナワクチン輸出規制の強化を発表。

  • 3月25日(木):国内の新規感染者数が1,914人、累計感染者数が462,840人に。都道府県別でも、埼玉県で3.2万人、千葉県で2.9万人、茨城県で6,500人、宮城県で5,000人を超える。

    世界全体の感染者数が1億2,500万人を、各国の感染者数は、フランスで440万人、トルコで310万人、ペルーで150万人、ベルギーで85万人、レバノンで45万人、アゼルバイジャンで25万人、エストニアで10万人、南スーダンで1万人を超え、死亡者数も、メキシコで20万人、インドネシアで4万人を超える。

    東京オリンピック聖火リレー福島県のJビレッジからスタート。

  • 3月26日(金):国内の新規感染者数が2,018人、累計感染者数が464,866人に。都道府県別でも、大阪府で5万人、愛知県で2.7万人、沖縄県で9,000人、栃木県で4,500人、徳島県で500人を超える。

    各国の感染者数は、フランスで450万人、チェコで150万人、フィリピンで75万人、アラブ首長国連邦で45万人、ラトビアで10万人、キューバで7万人、ガイアナで1万人を超える。

    2021年度予算が成立。大阪府が飲食店への営業時間短縮要請を対象を府内全域に拡大して4月21日まで延長することを決定。北海道も4月16日までの札幌市への不要不急の外出・往来自粛要請を決定。

  • 3月27日(土):国内の新規感染者数が2,037人、累計感染者数が466,849人に達し、死亡者数が9,000人を超える。

    各国の感染者数は、イタリアで350万人、アルゼンチンで230万人、ポーランドで220万人、パキスタンで65万人、ギリシャで25万人を超え、死亡者数も、ブラジルで31万人を超える。

    山形県が営業時間短縮要請の対象を寒河江市にも拡大。

  • 3月28日(日):国内の新規感染者数が1,758人、累計感染者数が468,614人に。都道府県別でも、宮城県で5,500人を超える。

    各国の感染者数は、フランスで460万人、トルコで320万人、チュニジアで25万人、エチオピアとエジプトで20万人を超える。

  • 3月29日(月):国内の新規感染者数が1,305人、累計感染者数が470,175人に。都道府県別でも、東京都で12万人、大阪府で5.1万人を超える。

    各国の感染者数は、インドで1,200万人、ウクライナで170万人、インドネシアで150万人、バングラデシュで60万人を超え、死亡者数も、アメリカで55万人、ハンガリーで2万人を超える。

    ワクチンの第7便・約141万回分が到着。沖縄県那覇市など20市町村の飲食店などに4月1日から3週間21時までの営業時間短縮要請。兵庫県も21時までの営業時間短縮要請を対象を18市町に拡大して4月21日まで延長することを決定。東京都が営業時間短縮命令に従わない飲食店4店に新型インフルエンザ特措法に基づく過料の手続きを実施。アメリカCDC(疾病対策センター)がワクチンを接種した人の追跡調査でワクチンの予防効果が2回接種で90%、1回でも80%に上ったと発表。

  • 3月30日(火):国内の新規感染者数が2,087人、累計感染者数が472,112人に。都道府県別でも、熊本県で3,500人を超える。

    各国の感染者数は、ドイツで280万人、ヨルダンで60万人、トーゴで1万人を超え、世界全体の死亡者数が280万人を超える。

    厚生労働省の職員23人が緊急事態宣言解除直後の24日に東京・銀座で深夜まで送別会をしていたことが判明し、参加した課長を事実上更迭するなど関係者を処分。

  • 3月31日(水):国内の新規感染者数が2,839人、累計感染者数が474,773人に。都道府県別でも、神奈川県で4.8万人、兵庫県で2万人、福岡県で1.9万人、京都府で9,500人、群馬県で5,000人、青森県で1,000人を超える。

    各国の感染者数は、フランスで470万人、トルコで330万人、コロンビアで240万人、ポーランドで230万人、ルーマニアで95万人、イラクで85万人、スウェーデンで80万人、ハンガリーで65万人、スイスとセルビアで60万人を超え、死亡者数も、ブラジルで32万人を超える。

    大阪府新型インフルエンザ特措法に基づくまん延防止等重点措置の適用を国に要請。

 (注)感染者数などのデータは、基本的に翌日発表の厚生労働省資料に基づいています。

 

ひとまず緊急事態宣言は全面解除されましたが、首都圏では微増傾向も見られます。解除で外出や会食が増えることで、再び急増するリスクを抱えていますし、宮城県で3月下旬に入って過去最多の感染者が確認され、大阪府でも再拡大の兆しがみられ、まん延防止等重点措置の適用に至っています。引き続き会食の自粛が要請されるなど、制約の多い生活を元に戻すことができるようになるには、かなり時間がかかってしまうのだろうと思います。