(つづき)大洗への家族旅行の初日、大洗ホテルにチェックインした後、17時ごろから1時間ちょっと、街中を散歩してみました。
アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の舞台となった大洗では、商店とタイアップして、キャラクターのキャラパネル(立て看板)が設置されているとのことなので、それを少し見てみたかったのです。
まずは大洗ホテルの隣の大洗シーサイドホテル。外壁の丸い黒い部分は「劇場版 ガールズ&パンツァー」冒頭のエキシビションマッチの終盤に砲弾が撃ち込まれて開いた穴を模したもの。アニメと同じ場所にしっかり施されていますが、知らない人にとっては、何でわざわざ汚くしているのか謎だろうと思います。
次いで近くの大洗磯前神社へ。この階段は同じく「劇場版」のエキシビションマッチで主人公・西住みほたちが乗るあんこうチームの戦車(とそれを追うプラウダ高校の戦車)が階段を下りるシーンで出てきます。
上からの眺め。なお、アニメで出てくる階段には中央の手すりはありません。
境内には2017年12月以降順次制作・公開されているOVA「ガールズ&パンツァー 最終章」のヒット祈願の大きな絵馬がありました。
奉納されている絵馬にもガルパン仕様のものがありました。
写真で鳥居の先に左側に伸びる坂道を下りて大洗磯前神社を出て、そのまま写真の反対側の街中へ。まずは東町商店街を進んでみます。
「酒のさかげん」で最初のキャラパネルを見つけました。お店は閉まっていましたが、外から見える位置に置かれていました。キャラクターは、カチューシャ&ノンナ(大洗女子学園が全国大会の準決勝と「劇場版」のエキシビションマッチで対戦したプラウダ高校の隊長&副隊長)。小さい方がカチューシャです。
「新屋酒店」の山郷あゆみ(大洗女子学園:ウサギさんチームの砲手)。
「大洗クリーニング」の島田千代(「劇場版」で大洗女子学園が対戦した大学選抜チームの大隊長の島田愛里寿の母で、島田流戦車道の家元)。
「さまた接骨院」の西住しほ(主人公・西住みほの母で、西住流戦車道の家元)。
「ウスヤ肉店」のももがー(大洗女子学園:アリクイさんチームの操縦手)。
ウスヤ肉店には、数多くのイラストなどが飾られています。ガルパンファンが多く訪れるお店のようです。
「金丸釣具店」のクラーラ(プラウダ高校の車長)。
金丸釣具店にはこんなポップもありました。クラーラはロシアからの短期留学生という設定で、副隊長のノンナとロシア語で会話して、ロシア語が分からない隊長のカチューシャ(愛称で実際は日本人)に「ちゃんと日本語で喋りなさいよ!!」と怒られるシーンが出てきます。ポップにそれを使ってくるあたり、店主もよくガルパンを知っておられるのでしょう。
突き当たりを右→左に曲がって、曲がり松商店街を進みます。
「郷土魚貝料理 かま家」の逸見エリカ(大洗女子学園が全国大会の決勝で対戦した黒森峰女学園の副隊長)。
茨城県信用組合の支店にはこんな垂れ幕が。
「さかなや隠居」の西住まほ(西住みほの姉で黒森峰女学園の隊長)。
「スルガヤ薬局」の後藤モヨ子(大洗女子学園:カモさんチームの操縦手)。
テレビアニメ版の第4話で描かれた最初の練習試合、さらに「劇場版」のエキシビションマッチで、それぞれ戦車がカーブを曲がり切れずに突っ込んだ「割烹旅館 肴屋本店」。
玄関前には戦車が突っ込んだ聖グロリアーナ女学院(大洗女子学園が最初の練習試合と「劇場版」のエキシビションマッチで対戦)の隊長・ダージリンが。
さらに、通り町商店街から永町商店街へと進みます。
「鳥孝商店」の磯辺典子(大洗女子学園:アヒルさんチームの車長・装填手)。
「加藤豆腐店」のカエサル(大洗女子学園:カバさんチームの車長・装填手)。
「そば処 大進」の園みどり子(大洗女子学園:カモさんチームの車長・装填手)。
「ヴィンテージクラブむらい」のオレンジペコ(聖グロリアーナ女学院の装填手)。
「ジョイショップタグチ」の佐々木あけび(大洗女子学園:アヒルさんチームの砲手)。
「旅館 福本楼」の五十鈴百合(大洗女子学園・あんこうチームの砲手・五十鈴華の母)。
「手打ちそば常陸屋」の新三郎(五十鈴百合の家の使用人)。
商店街を離れ、町役場の方に向かってみます。
「劇場版」のエキシビションマッチの激戦地の1つとなった大洗町役場と町民会館。
エキシビションマッチでアヒルさんチームなどが待機していた町役場の入口の階段。
この後は、行きとはルートを変えてホテル方向に戻ります。
「手作りお惣菜の店 カワマタ」の武部沙織(大洗女子学園:あんこうチームの通信手)。見つけたキャラパネルはこれが最後でした。
昼間に駅前で見かけたラッピングタクシーが走ってました。
パネルが設置されているエリア全体を回ったわけではありませんし、休日の夕方で閉まっているお店も少なくなかった中、18体ものキャラパネルを見つけることができました。多くのお店が開いている時間帯にエリア全体を回れば、もっと多くのパネルが見られるのだろうと思います。
テレビアニメシリーズの後も劇場版やOVAの「最終章」が断続的に制作されているとはいえ、最初のテレビ放送からは既に8年以上が経過しています。それにもかかわらず、街の中のあちこちがこれだけガルパンで彩られているのは驚きです。根強いファンも少なからずいるのでしょう。私が散歩している間にも、お店のご主人と話をしているガルパンファンらしきカップルを目にしました。
18時すぎ、ホテルに戻りました。(つづく)