週末の朝、MOVIX柏の葉に行きました。
時間は9時半ごろ、既に最初の上映回はほとんど始まっているので、ロビーに人はまばらでした。
この日の上映スケジュールの一部。緊急事態宣言が解除されて、全席販売に戻ったこともあって、ほとんどの上映回で席に余裕があります。
この日観るのは「ひらいて」(10月22日(金)公開)。
上映は360+3席のシアター2。お客さんは30人ほどと、公開初週の週末としては寂しい入りでした。
かつて史上最年少で芥川賞を受賞した綿谷りさの小説「ひらいて」を原作に実写映画化された作品で、監督・脚本・編集は首藤凜。私は初めてですが、26歳の新進気鋭の若手監督なのだそうです。
公式サイトのストーリーによれば、
成績もよくて、明るくて目立つタイプの愛(山田杏奈)は、同じクラスの”たとえ”(作間龍斗)にずっと片思いをしている。ひっそりとした佇まいで寡黙なタイプだけど、聡明さと、どことなく謎めいた影を持つたとえの魅力は、愛だけが知っていた。そう思っていたある日、彼には「秘密の恋人」がいることを知る。それが病気がちで目立たない美雪(芋生悠)だとわかった時、いいようのない悔しさと心が張り裂けそうな想いが彼女を動かした―。「もう、爆発しそう―」愛は美雪に近づいていく。誰も、想像しなかったカタチで…。
というあらすじ。
主な登場人物・キャストは、
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木村愛【山田杏奈】:主人公の高校3年生。成績も良く明るい女の子。父親は単身赴任中で母親と2人暮らし。
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西村たとえ【作間龍斗】:愛が片思いする成績優秀なクラスメイト。父親と2人暮らし。
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新藤美雪【芋生悠】:同学年のたとえの恋人。1型糖尿病で、目立たない女の子。
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木村頼子【板谷由夏】:愛の母親。
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新藤泉【田中美佐子】:美雪の母親。
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西村崇【萩原聖人】:たとえの父親。かまぼこ製造を営む。妻とは離婚している。
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岡野屋【山本浩司】:高校での愛とたとえの担任教諭。
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藤谷【河井青葉】:高校の国語教諭。
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守屋【木下あかり】:高校の養護教諭。
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竹内ミカ【鈴木美羽】:愛の友人で塾仲間。
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多田健【田中偉登】:愛のクラスメイト。愛に片思いしている。
など。
成績も良く明るい、ある意味模範的な女子高生が、片思いの相手に既に恋人がいることを知って、意外な行動をとるようになっていく物語。ピンと張り詰めた雰囲気の中で、繊細である意味暴力的な思春期の少女の姿がうまく描かれた作品でした。山田杏奈と芋生悠の正反対な佇まいも印象的でした。