鷺の停車場

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晩秋の長崎旅行②長崎原爆資料館、平和公園

つづき)11月に行った長崎旅行の初日。市民会館前駅から路面電車に乗って、11時40分ごろ、長崎駅前駅に到着しました。

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長崎駅の東口は、大規模な整備工事が行われていて、更地が広がっています。写真の左手に見えるのが、JR長崎駅に向かう通路です。

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通路を通って、長崎駅の改札前にある総合観光案内所の前で、定期観光バスの受付をします。案内所の壁には長崎駅が2024年フルオープンとの看板があります。

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定期観光バス「よかとこコース」は10時10分発と12時10分発の1日2便運行されています。長崎原爆資料館平和公園、出島、孔子廟グラバー園の5つの観光スポットを4時間55分でめぐるコースで、入館料込みで大人1人4,290円です。市内の観光名所を効率的に回れそうなので、あらかじめ予約していました。

12時に集合、ガイドさんに案内されて、駅西口のバス停に向かいます。

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駅の西口はきれいに整備されています。

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西口のバス停から観光バスに乗車。この日の乗客は、私たちを含めて15人。席には十分余裕がありますが、ガイドさんのお話によれば、最近でも一桁がほとんど、これでもかなり多いのだそうです。

定刻の12時10分に出発、12分ほど走って、最初の観光地、原爆資料館近くに到着。ここでの観光時間は、実質40分ほどです。

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1分ほど歩いて、長崎原爆資料館に到着。

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入場時にもらった案内。入口は地下1階、主な展示スペースは地下2階にあります。観覧料は大人200円、小中高100円です。

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展示スペースの入口には、米軍が撮影した原爆投下直前の長崎市街の写真がありました。本来は、写真下部の造船所などがある工場地帯が標的でしたが、当日そのエリアには雲がかかっていたため、浦上近くに原爆が投下されたのだそうです。

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展示スペースでは、原爆の被害を伝える当時の物、凄惨な写真、ビデオ、被爆者の証言などを見ることができます。上の写真は破壊された浦上天主堂を復元したもの。

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さらに進むと、火災や爆風、放射能による被害の範囲を説明するコーナーがありました。

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ちょっとだけ時間があったので、隣接する国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館も急ぎ足で観てみました。こちらは入場無料です。

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入場時にもらった案内。

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地下2階の追悼空間。印象的な空間でした。

13時10分ちょっと前に出発し、4分ほどで平和公園の地下駐車場に到着。ここでの観光時間は25分ほどです。

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駐車場から階段を上がると、すぐ平和公園です。

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平和公園の案内板。右下が現在地、左側の最下部が先ほど見学した長崎原爆資料館、その間に原爆落下中心地があります。本当は原爆落下中心地にも行ってみたかったのですが、時間がなく断念しました。

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昭和30年に建立された平和記念像。上方を指す右手は原爆の脅威を、横に伸ばした左手は平和のすすめる姿、閉じた目は犠牲者の冥福を祈る姿を現しているそうです。

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少し進むと、長崎刑務所浦上刑務支所跡がありました。

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長崎の鐘

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公園エリアの反対側には、平和の泉がありました。

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平和記念像の脇には、爆心地付近の復元図、原爆被害区域図もありました。

13時35分すぎに出発、次の観光スポットの出島に向かいます。

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車中、長崎大学放射線医師で、戦争の悲惨さなどを著書で訴えた永井隆博士が白血病で寝たきりになった晩年を過ごした如己堂の脇を通ります。上の写真の左側の小さな建物、2畳の小さな木造家屋だそうです。

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さらにバスに乗ると、原爆資料館で写真を見た、原爆で片側だけが奇跡的に残った鳥居、山王神社の一本柱鳥居の脇も通ります。ガイドさんの案内で、うまく写真に撮ることができました。半分を失った姿で70年以上経った今でもそのまま残っているのはちょっと驚きです。

さらに進んで、バスに乗ること計20分ちょっと、14時ごろ、次の観光地の出島に到着しました。(つづく