(つづき)秋の京都旅行の初日、博物館三十三間堂バス停から京都市営バスに乗り、10時10分ごろ、五条坂バス停に到着しました。
ここから清水寺までは800mほど歩きます。
五条坂を上り、途中から近道となる茶わん坂を進みます。
歩いて10分ちょっとで清水寺の入口に到着。左にそびえるのが応仁の乱で焼失し、1500年前後に再建された正門である仁王門、右は1633年に再建された西門、その後ろには三重塔が見えます。いずれも国の重要文化財になっています。
境内の略図。778年に創建された古寺だそうです。
三重塔。847年に創建されましたが、現在の建物は江戸時代の1632年に再建されたものだそうです。
さらに進むと、1735年に建立された随求堂があります。胎内めぐりが体験できるそうです。
左端の建物は1633年に建立された経堂。こちらも重要文化財です。ここまでは無料で入れますが、右奥の門の先からは有料エリアになります。
ここで拝観料を払います。拝観料は大人400円でした。
轟門をくぐって本堂に向かいます。
1633年に再建された国宝の本堂。
有名な清水の舞台。
舞台から見下ろす風景。
更に奥には本堂と同時期に再建された重要文化財の奥の院が見えます。
更に奥の院の方に進んで本堂を見たところ。
奥の院から本堂を望んだところ。壮大で美しい建物です。
順路に沿って更に進むと、本堂を支える木組みが見えてきます。
音羽の瀧。これが清水寺の開創の起源なのだそうです。手を清める人の行列ができていました。
音羽の瀧から本堂を見上げると、下の木組みがよく見えます。およそ400年も前に、こんな壮大な木造建築を作った先人たちの知恵と技術には感服します。
11時ちょっと前、清水寺を出発しました。
清水坂は、行きの五条坂と違って、観光客向けのお店が立ち並び、かなりの人混みです。
さらに曲がって二年坂へ。
おおよそ坂を下りて、道がカーブするあたりで、高台寺の案内看板がありました。階段を上って高台寺に向かいます。
豊臣秀吉の正室であった北条所ねねが祈願して1606年に創建されたお寺だそうです。
拝観料は大人600円でした。
拝観受付でいただいたリーフレット。
美しい庭園です。
方丈の前に広がる石庭の波心庭。
いずれも重要文化財の開山堂と観月台。観月台は伏見城から移築されたものだそうです。
その前にも庭園が広がっています。
開山堂を正面から見たところ。1605年に建立されています。
霊屋(おたまや)。こちらも1605年に建立された建物で、重要文化財となっています。
重要文化財の傘亭。創建当時に伏見城から移築された茶室だそうです。
内部は面白い構造をしています。
こちらも重要文化財の時雨亭。
順路に沿ってさらに進むと、いい雰囲気の竹林が広がっていました。
11時40分ごろ、いい雰囲気の階段を下りて、お昼を食べに向かいました。(つづく)