鷺の停車場

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テレビアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」

テレビアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」を見ました。

oshibudo.com

地下アイドルと推し活を描いた平尾アウリさんの同名コミックを原作に、2020年冬クールにテレビアニメ化された作品で、主要スタッフは、監督:山本裕介、シリーズ構成:赤尾でこ、キャラクターデザイン:下谷智之・米澤優、アニメーション制作:エイトビット など。

先日実写による映画版を観て、なかなか良かったので、テレビアニメ版も見てみることにしました。

reiherbahnhof.hatenablog.com

 

公式サイトで紹介されている主要登場人物は、次のとおりです。

  • えりぴよ【ファイルーズあい】:古参にして唯一の舞菜ヲタ。収入のすべてを舞菜に貢ぎ、自分は常に高校時代の赤ジャージ。舞菜への愛で鼻血ブーしてしまう……伝説の女。

  • 市井 舞菜【立花 日菜】:ChamJamのメンバー。メンカラーはサーモンピンク。内気でシャイな性格。単推ししてくれているえりぴよに緊張のあまり「塩対応」してしまう。

  • 五十嵐 れお【本渡 楓】:メンカラーはピンク。グループリーダーにして不動のセンター。

  • 松山 空音【長谷川 育美】:メンカラーはブルー。クールなしっかり者。

  • 伯方 眞妃【榎吉 麻弥】:メンカラーはイエロー。セクシー担当のお姉さん。

  • 水守 ゆめ莉【石原 夏織】:メンカラーはパープル。おっとりした性格。

  • 寺本 優佳【和多田 美咲】:メンカラーはホワイト。空気を読まない自由な子。

  • 横田 文【伊藤 麻菜美】:メンカラーはグリーン。グループ内の妹的存在。

  • くまさ【前野 智昭】:れお推し。

  • 基【山谷 祥生】:空音推し。

  • 玲奈【市ノ瀬 加那】:基の妹。

 

公式サイトに掲載されているストーリーは、次のとおりです。

第1話 そんな舞奈を愛してる

岡山で活動するアイドル『ChamJam』のメンバー・舞菜を強烈に推す女オタク・えりぴよ。バイト代の全てを貢ぎ、赤ジャージ着用でキンブレを振り続けるのは、全て推しの舞菜の尊さを全世界中に広めるため! しかし、当の舞菜はえりぴよに明らかな塩対応を繰り返していて…。

第2話 いちばん好きでいたい

おしゃれ人間が集うガールズフェスタに出演することになった『Cham Jam』。れお推しのオタク仲間、くまさに誘われたえりぴよは返事を渋る。なぜなら人気メンバーでもなく、事務所にも推されていない舞菜がランウェイを歩く可能性は低いから! わずかな希望を胸に、肩身の狭い思いをしながら会場に来たえりぴよが目にしたものは…。

第3話 わたしのこと好きですか?

「テニス部はチャラい!チャラいはテニス部」
空音推しのガチ恋勢・基が大騒ぎするのをスルーしつつ、今日も『ChamJam』の現場に向かうえりぴよ。塩対応にもすれ違いにも負けず、舞菜を推す。そんな中、えりぴよ以外に初めて舞菜列に並ぶオタクが現れて…。

第4話 絶対、1位にするから

『ChamJam』で人気投票が行われることが発表され、色めき立つオタク達。全国に3万人いると言われている在宅舞菜ファンはきっとあてにならない! そう思い、死ぬ気で頑張る決意を固めるえりぴよ。一方、チャムメンバーもそれぞれ人気投票への複雑な想いを抱きつつ、運動会イベントを迎えて…。

第5話 わたしは待つことしかできない

連日の人気投票イベントに張り切りながらも、疲労の色を隠せなくなってきているオタクたち。中でも、足を骨折しバイトもできないえりぴよは、舞菜のために積むこともできず、自分の存在意義を見失いそうになっていた。そんな時、くまさに誘われメイドカフェに行ったえりぴよが出会ったのは…。

第6話 ぼくの全てが君だった

中学生の頃、たった一人の誰かをずっと特別に思うことなんかないと思っていた空音。しかし、『ChamJam』メンバーになってからの日々は空音の気持ちをゆっくりと確実に変えていった。れおを尊敬し、れおがセンターでい続けることを願う空音だったが、アイドルとして致命的な事件が起きてしまう…。

第7話 舞奈のために走るんだ

骨折が治り、完全復活のえりぴよ。しかし人気投票の締め切りはすぐそこに迫っていた! 最下位の舞菜を一気に1位にしようと目論むえりぴよは、いつもより一層バイトに励む。そんな中、ついに運命の人気投票最終日がやってきて…。

第8話 わたしの未来にいてほしい

街はすっかりクリスマスの装い。えりぴよたちは毎年恒例の『ChamJam』クリスマスライブに向けて心を躍らせる。れおと空音のサンタ衣装を楽しみにするくまさと基。今年こそ舞菜にサンタ衣装を着てもらうために積む決心をするえりぴよ。一方、『ChamJam』メンバーはそれぞれが他メンバーの握手会の様子を観察していて…。

第9話 オタクじゃなく一人の人間として

時は大晦日。年内最後のライブを終えて、ファンへの感謝を伝える『ChamJam』。年内最後の接触でも相変わらず舞菜とすれ違い、後悔だらけのえりぴよ。そして新しい年を迎えたえりぴよは、基を誘って初詣に向かう。一方、『ChamJam』メンバーもそれぞれ初詣に向かっていて…。

第10話 推しは友達じゃないから

あやがバイトしているメイドカフェで、勝手に舞菜の誕生日を祝うえりぴよとくまさ。そこに、偶然、短期バイトをしていた舞菜が登場。やましい気持ちいっぱいでパニックになるえりぴよ。お休みの日にまでえりぴよに会えて幸せな気持ちの舞菜。そんなハプニングの後、誰から移されたのかえりぴよは風邪になってしまい…。

第11話 いちばん、身近にある奇跡

岡山アイドルの登竜門である「せとうちアイドルフェスティバル」への出演が決定した『ChamJam』。しかし、運営の発表が遅いため、事前に情報を得ていたえりぴよたちは微妙な反応を返してしまう。そんなファンたちを見て焦りを感じるメンバーだったが、れおに前向きな言葉をかけられてフェスへと思いを一つにし始める。そんな中、舞菜の気持ちは一人揺れていて…。

第12話 推しが武道館いってくれたら

いよいよ迎えたせとうちアイドルフェスティバル。えりぴよと舞菜はそれぞれの決意を胸に会場入りをする。いつか『武道館』に立ちたい!いつか『武道館』に立っている推しを見たい!それぞれの想いが重なり合った時、そこに生まれるものとは…。

 

先日観た劇場版とは、えりぴよと、えりぴよが推す地下アイドル・舞菜との交流とアイドルとしての成長を描く骨格は共通しています。細部のストーリーはだいぶ違っていますが、原作マンガやテレビドラマは見てないものの、おそらく、このアニメ版の方が、原作により忠実なのだろうと思いました。劇場版よりもユーモラスな描写の割合が多い印象で、これも原作のとおりなのかもしれませんが、もう少しシリアスに寄せた方が、私自身には響いたような気がします。