鷺の停車場

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夏の富士五湖旅行④山中湖のKABA・忍野八海

つづき)8月後半の富士五湖旅行の2日目、前日から宿泊した富士マリオットホテル山中湖を9時半ちょっと前に出発します。


10分ちょっとで、最初の目的地の「森の駅旭日丘」に到着。

水陸両用バス「山中湖のKABA」に犬もキャリークレートに入れれば乗れると知って、当日予約が可能か電話したら、10時ちょうどの便に乗れるとのことだったので、その乗り場にやってきました。


10時ちょうど発の便は、空席は残りわずかとなっていました。


水陸両用バス「山中湖のKABA」のリーフレット


しばらく待っていると、乗車することになる水陸両用バスが帰ってきました。なお、水陸両用バスの「KABA」は1号から4号まであって、3号は東京のお台場で、残りの3台はこの山中湖で運行されているそうです。


出発時間の10時となり、別室で簡単に映像などで説明を受けた後、順番に乗車します。水陸両用バスは10年以上前、湯西川温泉の「湯西川ダックツアー」で乗ったことがありますが、それ以来です。


出発して、細い道を通ると、すぐに湖畔に出てきました。


湖に入った瞬間、水しぶきが上がり、思った以上の水がかかってきました。


山中湖や富士山の説明を受けながら、30分ほど湖をクルージングした後、再び湖畔に上がって、出発したバス乗り場に戻っていきます。


戻ってきて、水陸両用バスの後ろを見ると、スクリューと舵がありました。水上では、当然ながらタイヤではなく、このスクリューで進んでいたわけですね。

森の駅の1階でお土産などを見た後、10時50分ごろ、森の駅を出発して国道138号を富士吉田方面に進み、山中湖インター付近で通称「ファナック通り」に入って、森の駅から20分ほどで、次の目的地、忍野八海近くの駐車場に車を停めます。


忍野八海巡礼ガイド。

車を停めたのは、上の地図の「忍野八海(大橋)」バス停付近。ここから、少し離れている出口池以外をお釜池から順番に巡ってみることにします。


駐車場から歩いて2分ほどで、お釜池のあたりに来ました。


お釜池。中心部はかなり水深がある感じです。


阿原川沿いをさらに進んでいきます。


銚子池。


湧池。「忍野八海を代表する池」と紹介されていましたが、湧水量が多く水が澄んでいて、巡った池の中で最も美しい池でした。

なお、近くに底抜池もありますが、有料の資料館に入らないと見ることができないようなので、パスすることにしました。


濁池。看板や地図の位置からするとこのあたりのはずですが、池というよりは、川の一部のようにも見えました。


中央の多くの人がいる場所は、個人所有の中池で、忍野八海には含まれていないようですが、一番賑わっていました。


土産物店の中を進むと、中池に行くことができます。


鏡池


菖蒲池。

ここまで見て、元来た道を引き返して、駐車場まで戻ります。忍野八海には、20年くらい前にも来たことがあったのですが、そのときのおぼろげな記憶では、もっと素朴な風情で美しい風景だったと思うのですが、オーバーツーリズムと言われるように、観光客がかなり増えて、かつての記憶とはだいぶ印象が違いました。

12時ごろに駐車場を出発し、「忍野入口」交差点で国道138号に戻り、「富士見バイパス南」交差点で右折して国道139号富士見バイパスに入り、「お茶屋町東」交差点を左折して県道717号(山中湖忍野富士吉田線)を進みます。


出発してから20分ほどで、「お茶屋町」交差点近くの「はうすうどん」に到着。

この日のお昼は吉田うどんを食べることに決めていたのですが、犬連れで行けるお店はほとんどないようだったので、屋外のテラス席であれば犬も同伴可能と聞いて、このお店にやってきました。


室内の壁に掲示されていたお品書き。全体的にリーズナブルなお値段です。なお、室内は普通の民家の和室にお座敷用のテーブルを並べただけような感じです。


注文して15分ほどで、肉玉子うどん(550円)が到着。


馬肉、にんじん、キャベツに生玉子が乗っています。吉田うどんの違うお店でかなり昔に食べたときは、けっこう噛み応えのある食感だったように記憶していますが、ここのお店は、そこまで噛み応えはなく、気持ちかための普通のうどんといった感じで、個人的にはちょっと残念でした。


連れが食べた肉きんぴらうどん(550円)の大盛り(+100円)。


もう1人が食べた全乗せうどん(650円)。

13時ごろ、「はうすうどん」を出発して、「中曽根」交差点を左折して国道137号に入ります。


途中、富士山駅ビルの「Q-STA」に立ち寄って急ぎ足でお土産を買います。

さらに国道137号を進んで、「上宿」交差点を右折して国道139号に入り、13時20分すぎ、河口湖インターから中央道支線に乗ります。15分弱で大月ジャンクションから中央道の本線に入ります。

中央道の本線に入っても目立った渋滞はなく、河口湖インターから1時間ほど、14時20分ごろに高井戸ランプから首都高に入ります。お盆期間中は、最大で合計40km近くの渋滞となった時もあったようですが、この日は世間的には通常の月曜日だったので、普段の平日並みの混雑だったのだろうと思います。

ただし、永福料金所の手前から少し渋滞、料金所の通過後しばらくは流れていましたが、三宅坂ジャンクションあたりから再び渋滞となり、途中落下物による車線規制もあって時間がかかってしまい、首都高を抜けたのは15時20分時ごろ、しかし、その後は順調で、16時前に無事帰宅することができました。

2日とも富士山が全く見ることができず、景観という点ではとても残念でしたが、足元の天気は良く、大きな渋滞や混雑もほぼなかったので、旅行自体は大いに楽しむことができました。(おわり)