テレビアニメ「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」を見ています。
契約している動画配信サイトで配信がなかったので、ひとまず録画してみたのですが、そこそこ面白く、今のところ見続けています。
2018年5月から小説投稿サイト「小説家になろう」に連載され、2019年1月から双葉社の「Mノベルス」で単行本化されている影茸の同名ライトノベルを原作にテレビアニメ化した作品で、監督:大西景介、シリーズ構成:砂山蔵澄、キャラクターデザイン:水野友美子、アニメーションプロデューサー:釋迦郡卓、アニメーション制作:スタジオエル など。
まずは、10月5日(土)から10月26日(土)にかけて放送された、序盤の第1話~第4話を紹介します。
公式サイトでは、
かつて世界は〝邪竜〟と呼ばれる邪悪な存在によって滅ぼうとしていた。
しかし、1人の勇者によって邪竜は倒され、世界は救われた。
それから200年あまりの時が過ぎようとしていた――。
世に数多ある迷宮都市の1つ、マータット。
そこに〝無能〟と呼ばれる男がいた。名はラウスト。職業、治癒師。
ラウストはその無能さゆえに他の冒険者たちから蔑まれ、利用され、捨てられる。
そんな日々をくり返していた。
ある日、ラウストの前に1人の少女があらわれた。名はナルセーナ。職業、武闘家。
ナルセーナはとあるパーティーから追放されたばかりのラウストに言った。
「お兄さん、私とパーティーを組みませんか?」
今、ラウストとナルセーナ、2人の冒険がはじまる――。
・・・と紹介されています。
公式サイトでキャストが紹介されている主要キャラクター・キャストのうち、第1話から第4話までのエンドクレジットで名前が出ているのは、次のとおりです。<>内はその人物が登場(声優が出演)する放送回です。
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ラウスト【小野 賢章】:迷宮都市マータットに住む治癒師。初級治癒魔法である「ヒール」しか使えないために〝無能〟の烙印を押されているが、実際には様々な知識や技を身につけた一流の冒険者である。かつて出会った少女の言葉に勇気づけられ、冒険者を続けている。<第1~4話>
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ナルセーナ【前田 佳織里】:駆け出しの冒険者。武闘家としての実力は高く、魔獣を素手で倒す猛者である。パーティーから追放されたラウストに声をかけるが、実は以前からの因縁があるらしく……。<第1~4話>
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アーミア【立花 日菜】:「稲妻の剣」に所属する魔法使いの少女。どうしてマルグルスなんかと行動を共にしているのか分からない普通の子。ただ、やや精神的に弱く、周囲の意見に流されてしまうことがある。<第2~4話>
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ライラ【朝井 彩加】:ラウストが抜けた穴を埋めるため「稲妻の剣」に加入した治癒師。治癒師としての腕はラウストより上で、集団治癒や遠隔治癒を施すことができる。これまたどうしてマルグルスの口車なんかに乗ってしまったのか分からないくらいの常識人。<第2~4話>
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ジーク【梅原 裕一郎】:王都のギルドに所属する冒険者。剣の腕はマルグルスをも凌駕する。ライラとは旧知の仲だが、何かしらわだかまりがあるようだ。ギルドの命を受け、何かを探るためにマータットに来たようだが――。<第3~4話>
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マルグルス【土岐 隼一】:パーティー「稲妻の剣」を率いている剣士。短気、単細胞、欲深と良いところの見当たらない男だが、剣の腕前だけは一流である。どういうわけかパーティーのメンバーを次々に見つけてくるので、その意味でも有能なのかもしれない。<第2~4話>
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サーベリア【橋本 鞠衣】:「稲妻の剣」に所属する女盗賊。マルグルスとは恋仲である。マルグルスに比べれば常識をわきまえているが、盗賊だけ に一般人の常識からはかけ離れている。<第2~4話>
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アマースト【引坂 理絵】:冒険者ギルド、マータット支部の職員。絵に描いたような守銭奴で、金に縁のない人間には目もくれない。一方で、金さえ払えばギルドの枠を越えた仕事も請け負ってくれる頼もしい存在でもある。<第1~4話>
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ハンザム【宮田 俊哉】:ミストの右腕として支部を仕切る切れ者。仕事ができない者を容赦なく叱責するため、支部で恐れられている。その矛先はラウストに向かうこともあるが、どうやら両者の間には過去に関わりがあるようで――。<第1・2話>
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シーラ【小坂井 祐莉絵】:メアリーの娘。子供ながらに宿や食堂の手伝いをするしっかり者。口数は少ないが、時にするどい一言を発する。<第1~3話>
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メアリー【ちふゆ】:マータットの街で宿屋兼酒場を切り盛りしている肝っ玉母さん。迷宮都市につきものの迷宮孤児を心に掛ける優しい一面もある。<第1~4話>
以上のほかに、第1話から第4話までのエンドクレジットに名前が出ているキャラクター・キャストとして、次の人たちがいます。<>内はその人物が登場(声優が出演)する放送回です。
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店員【喜屋武 和輝】:メアリーの酒場の店員?<第1話>
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オーク【喜屋武 和輝】:ラウストとナルセーナが迷宮で遭遇した魔獣。<第4話>
各話のあらすじは、次のとおりで、< >内が公式サイトで紹介されている内容になります。
第1話 その出会い、実は再会につき
<パーティーを追放されたばかりの無能な治癒師ラウストの前に、ひとりの少女があらわれた。ナルセーナと名乗った彼女は、ラウストに向けて言った。「お兄さん、私とパーティーを組みませんか?」と。>
かつて、治癒師ラウストは、ゴブリンに襲われた馬車に乗っていた金髪の幼い少女を助けたことがあった。
そして、迷宮都市マータットの冒険者ギルド支部で、パーティーの仲間を探していたラウストは、青い髪の少女に「お兄さん、私とパーティーを組みませんか?」と声を掛けられる。治癒師なのに初級魔法のヒールしか使えず、無能で有名なラウストに声を掛けたことに、周りにいてそれを聞いた冒険者やギルド職員は驚き、職員のアマーストは、ナルセーナと名乗った新人武闘家であるその少女にラウストと組むのはやめるよう勧めるが、ナルセーナの決意は揺るがず、ラウストはナルセーナとのパーティーをギルドに登録する。
マータットは、迷宮がまだ一番奥まで探索されていないため、自然と冒険者たちが集まって、この周辺で一番の迷宮都市に成長していた。ラウストは、ナルセーナを連れてその迷宮に向かい、2人は迷宮の上層階でゴブリンを倒し、魔石を得る。さらにもう少し奥に進むと、通常ならもっと下の階層でなければ出ない魔獣・オークと遭遇する。ナルセーナはその強さに倒されそうになるが、ラウストがそれを助け、オークを倒す。ナルセーナは近接戦闘もできるラウストに本当に治癒師なのかと疑問に思うが、ラウストは長年やっていていろいろできるようになったと説明する。
魔獣を倒して得た魔石を売るためギルドに戻ると、対応したアマーストは、最近上層階でオークが出る例が出てきている、ギルドのお偉いさんの動きも慌しくなっており、たぶん迷宮で何かが起きているのだと思う、と話す。
2人がギルドから出て行くと、3階の部屋からハンザムが出てきて、アマーストから青い髪の少女がラウストとパーティを組んだことを聞き、何かに思い当たったような顔をして帰っていく。
魔石を売った金でメアリーが営む宿屋に泊まろうと向かったラウストとナルセーナ。ラウストはそれぞれ別の部屋にしてもらうが、ナルセーナは同じ部屋でも良かったのに、と呟く。
ラウストと別れて自分の部屋に入り、ベッドに倒れ込んだナルセーナは、かつてラウストが自分を助けてくれたときのことを思い出す。ラウストに助けられたナルセーナは、大きくなったら冒険者になってお兄さんとパーティを組む、お兄さんは私が守る、と宣言し、それから冒険者になるために鍛え、ラウストがパーティーを追い出されたと聞いて、マータットにやって来たのだった。ナルセーナは、ラウストが自分があのときの少女だと気づいてくれなかったことを寂しく思うが、弱気になった自分を、最後までやり通そうと奮い立たせ、そして、この街の人たちが、あんなに凄いラウストをどうして無能と呼ぶのか疑問に思うのだった。
第2話 その追放、実は新たなる旅立ちにつき
<少年時代のラウストは過酷な日々を送っていた。努力のかいなく〝無能〟の烙印を押され、自信を喪失するラウスト。自暴自棄になって街の外をさまよう彼は、そこである少女と出会い、冒険者を続ける決意をしたのだった。 はたして、その少女の正体とは――。>
ヒュドラを討伐しようとしたパーティー「稲妻の剣」だったが、サーベリアは負傷し、アーミアは怖気づき、マルグルスもなす術なく、一同は退却を余儀なくされる。冒険者ギルドに戻ると、マルグルスはヒュドラを倒せなかったのをラウストのせいにし、ラウストをパーティーから追い出したのだった。
ナルセーナと泊まったメアリーの宿屋のベッドでその夢を見て、夜中に目が覚めたラウストは、夢にまで見るなんてよほどこたえているのかと思い、6年前のことを回想する。
迷宮孤児のラウストは既に「無能」として有名だったが、いっぱしの冒険者になりたいと思うラウストは、あるパーティからの誘いに飛びつくが、それは、治癒師としてではなく、魔獣の目をひきつける撒き餌とするためだった。何とか魔獣から逃れて迷宮を出たものの、一人の冒険者として扱ってもらえないことが悲しく耐え難かったラウスト。その帰り、ゴーレムたちに襲われた馬車に遭遇し、幼い少女を助けようと飛び込んだものの、倒すことはできないまま殴られて意識を失ってしまう。意識が戻ると、駆け付けた騎士団がゴーレムたちを倒した後だった。しかし、その少女は、お兄さんが頑張ってくれたおかげで騎士団が間に合ったと感謝する。少女が怪我をしているのに気づいたラウストがヒールで治療すると、少女は、ラウストが迷宮で囮にされたことを読み取り、涙を流す。そして、大きくなったら冒険者になってお兄さんとパーティを組む、と宣言したのだった。その言葉に勇気づけられ、ラウストは、もう一度冒険者を目指して、師匠を見つけて修行を続け、冒険者としての技を身に付け、そうして入った最初のパーティが「稲妻の剣」だったのだ。
回想を終えたラウストが、あの言葉がなかったら今度こそ冒険者を辞めていたのかな、そうしたらナルセーナと会うこともなかった、と思うと、もう朝になっており、誘いに来たナルセーナとともに朝食に向かう。
再び迷宮にやってきた2人は、何百年も前に失われた技術である転移陣を使って、迷宮の中層階に向かう。霊体でできた魔獣リーチと遭遇するが、2人は連携してそれを倒す。怪我をしたナルセーナをヒールで治療し、冒険者ギルドで獲得した魔石を売り、夕食に向かうと、街中で冒険者同士が諍いを起こしていた。ラウストは、よそで問題を起こした冒険者が集まってきている、困ったもんだと語る。2人はメアリーの酒場で食事をとるが、ナルセーナは街のあちこちに立つ窓のない塔のような建物が何か尋ねる。ラウストは、自分も不思議だ、気になって聞いてみたことがあるが、作っている職人たちも、何を作っているのか、依頼主が誰なのかも知らなかった、代理人が金と図面を持ってきたらしいと話す。
夕食を終え、2階の宿の部屋に戻った2人だが、ナルセーナは、ラウストと一緒の部屋がいいと思いながら、それを言い出すことができない。自分の部屋に入ったラウストは、ベッドに横になりながら、やっぱりパーティーはいい、あの少女が現れるかは分からないが、彼女のおかげでもう少し冒険者を続けていけそうだと思い、ナルセーナに心の中で感謝する。
一方、「稲妻の剣」では、マルグルスが、ラウストの代わりに勧誘した治癒師のライラをサーベリアとアーミアに紹介し、今度こそいける、ヒュドラを倒せる、と思うのだった。
そのころ、ハンザムは、支部長のミストに、眠り姫がこの街に現れ、ラウストとパーティーを組んで冒険者の真似事をしていると報告する。それを聞いたミストは、何としてもラウストを追い出すようハンザムに命ずるのだった。
第3話 その魔法使い、実は心優しきひとにつき
<ラウストを追い出したパーティー「稲妻の剣」のリーダー、マルグルス。遅まきながら追放した治癒師の有能さに気づいた彼は、ラウストをパーティーに再勧誘する。しかし、ラウストは毅然と断るのだった。 次の日、ラウストのもとを訪ねる人影があった――。>
ライラをメンバーに加えて、再び湿地帯でヒュドラ討伐に挑む「稲妻の剣」だったが、ライラがラウストが務めていた前衛はできないことに驚くが、解毒魔法は使えると聞き、なら問題ないと、ヒュドラに挑む。
そのころ、ラウストとナルセーナは、迷宮の中層階で獲得した魔石を売りに冒険者ギルドに来ていた。応対したアマーストは、戦士や魔法使いなどをメンバーに加えることを勧めるが、ラウストはまだいいと断る。
その夜、マルグルスはパーティで借りている家で、なぜ俺たちはヒュドラに勝てない?とヒュドラを倒せない苛立ちをメンバーにぶつける。ライラは、対して強くもないのに真正面から突っ込んでいくからだ、とアーミアに解毒魔法を掛けながら冷ややかに答え、ラウストは実は有能だったと気づいたマルグルスとサーベリアは、パーティーに呼び戻そうと考える。
翌朝、アーミアを看病しながら眠ってしまったライラが目覚めると、マルグルスとサーベリアは不在だった。マルグルスは、冒険者ギルドでラウストをパーティーに呼び戻そうと誘うが、ラウストは、誘ってくれたことに感謝しつつも、新しい仲間がいると断る。にべもなく断られたマルグルスは、前衛を務められる強い冒険者を紹介しろとアマーストに詰め寄ると、そこにいた1人の謎の冒険者を上げ、腕を試そうと振り上げたマルグルスの剣を一太刀で跳ね飛ばす。マルグルスは、再びヒュドラ討伐に失敗したらもう後がないとシークと名乗るその冒険者を加えることを決める。
その翌日、ラウストのところには、ライラがアーミアを連れて訪ねてきていた。2人は、ヒュドラ討伐にこだわるマルグルスを懸念し、このままでは誰かが死ぬまで無謀さに気づかない、私たちを助けてほしい、とラウストに「稲妻の剣」に戻ることを懇願する。アーミアは、マルグルスに問題があることを認め、自分の非を詫びつつも、同じパーティの人間を見捨てられないと涙を流して訴える。ラウストは、君たちを恨んでいない、しかし戻るつもりはない、マルグルスにも伝えてある、とアーミアに話す。
ラウストは、このままでは君も不愉快な思いをする、とライラに「稲妻の剣」を抜けることを勧めるが、ライラは、アーミアを置いて抜けることなんてできない、と語る。
パーティの家に戻ったライラは、マルグルスがパーティーに加えた剣士が以前から知っているジークであることを見抜き、本人に迫るが、男はシークだと強弁し、ライラはそれ以上追及するのを止め、シークをメンバーに加えた「稲妻の剣」は湿地帯にヒュドラ討伐に向かうのだった。
第4話 その救援、実は決別のためにつき
<ヒュドラの討伐を諦めきれないマルグルス。新たな剣士をパーティーに入れ、性懲りもなくヒュドラに挑む。剣士の腕は凄まじく、徐々にヒュドラを追いつめていく稲妻の剣。しかし、ラウストが駆けつけたとき、ヒュドラの様子に変化が起きる。>
迷宮の中層階で魔獣を倒すラウストとナルセーナは、その途中でメアリーから持たされた食事で昼食を採る。食事しながら、ラウストはヒュドラについて説明し、「稲妻の剣」が大丈夫か心配するナルセーナに、マルグルスやサーベリアは十分に強い、と話す。昼食後、再び迷宮探索を続けようとするラウストに、ナルセーナは同じ迷宮ばかりで飽きてしまった、と言い、近くにある湿地帯に行くことを提案する。
そのころ、湿地帯では、「稲妻の剣」はヒュドラと戦っていた。マルグルス、ジークたちの攻撃でヒュドラは徐々に追い詰められるが、ヒュドラが勢いよく弾き飛ばした石が運悪くアーミアに命中し、悲鳴を上げて倒れたアーミアから、黒い煙のようなものが湧き出て、ヒュドラに吸い込まれていく。ジークは、それは恐怖で、魔獣は人の恐怖を食らって自分の力にする、と説明する。そうしている間に、アーミアの恐怖を吸い込んだヒュドラは変異してさらに巨大化してしまう。ジークは撤退を進言するが、無謀に斬り込んだマルグルスの剣は折れてしまう。そこに駆けつけたラウストの剣で、マルグルスは一命を取り止める。
そしてラウストは、負傷して倒れたアーミアに初級魔法のヒールを重ね掛けするが、それを見たライラは、ヒールの重ね掛けなんて聞いたことがない、効くわけがないと驚くが、アーミアは回復して目を覚まし、眠ってしまう。
ヒュドラは、かつて自分の首を2本斬り落としたラウストを戦いの相手に指名する。ラウストはナルセーナとジークの助力も得てヒュドラに立ち向かうが、ナルセーナはヒュドラに叩き飛ばされ、ヒュドラはナルセーナを人質に、ラウストと一対一の戦いを要求する。ラウストはヒュドラに勝てずに倒れて意識を失ってしまうが、そのとき、ラウストの様子が代わり、青いオーラを放ちながら立ち上がる。そして、一瞬のうちにヒュドラの首を全て斬り落とすと、そのまま意識を失ってしまう。
意識を取り戻したラウストに、ライラがさっきの姿は何なのか尋ねるが、ラウストは全く覚えていなかった。マルグルスとサーベリアは、ラウストを再びパーティーに誘うが、アーミアはもう駄目、目を覚ますかどうかさえ怪しい、そのときは売り払ってしまえばいい、と調子に乗って話したことで、人身売買の罪でジークに捕らえられてしまう。ジークは王都冒険者ギルド直属の冒険者で、他の冒険者を取り締まる権限を持っていて、冒険者が原因でこの街の治安が悪化したと聞き、様子を見にやってきていたのだった。
捕まった2人は、人身売買の罪で、冒険者ギルドから除名、さらに死ぬまで強制労働となるところだったが、ラウストは2人を赦し、もう一度冒険者としてやり直すチャンスを与えてほしいとジークにお願いし、その願いを聞き入れたジークは、できるだけ遠い街に行けと命じて2人を釈放する。
ナルセーナは、2人を街から追い出す結果となったことをラウストに謝るが、ラウストは、確かにまだ吹っ切れてなかったかもしれないが、これでさっぱりした、ありがとう、とナルセーナに感謝するのだった。
ラウストたちと別れたジークは、意識を取り戻さないアーミアを看病するライラに、この街で起きている異変の原因が、冒険者ギルドのマータット支部か支部長にあると見ている、とこの街にもうしばらくとどまることにした理由を話し、一緒にパーティーを組むよう頼む。ライラは、アーミアは放っておけない、とパーティに加えることを条件に求めると、ジークは、仲間が増えるのは好都合、とその条件を受け入れ、ここに来て監視対象が増えた、あの男は野放しにはしておけない、とラウストのことを思い浮かべながら話すのだった。
続きはまた改めて。