鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

カプリチョーザ@テラスモール松戸

テラスモール松戸に行った際、2階にあるカプリチョーザでお昼を食べました。

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時間は13時過ぎ、5~6組待ちでしたが、あらかじめ順番待ち予約をしていたので、ほぼ予約していた時間に入店することができました。

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店頭の料理の見本。

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店頭のメニュー。

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こんなセットもあるようです。

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店内のグランドメニュー。

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前菜。

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おすすめスパゲッティ。

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スパゲッティ&生パスタ。

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ナポリピッツァ。

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ドリンクメニュー。

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店頭にもあったセットメニュー。

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期間限定のひんやりパスタ。

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ジェラートはいろいろ種類があります。

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ガーリックトースト(290円)。取り分けて食べました。いい香りですが、ちょっとこってり。

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たっぷり野菜と挽き肉のミネストローネ(620円)。1人分にはかなり多い量で、これも取り分けて食べました。これは良かった。

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キタッラ クラシックボロネーゼ(1,380円)。生パスタの食感も良く美味しかったですが、あえて言えばバランス的にミートソースがちょっと強すぎる感じもしました。

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バジルのタリアテッレ えびのジェノバソース(1,500円)。味見した限り、ボロネーゼとは全く違う方向性で、これはこれでなかなか良いです。

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マルゲリータ(1,420円)。殊更美味しいというほどではありませんが、これも悪くない味でした。

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店頭にはテイクアウトメニューもありました。

 

カプリチョーザ テラスモール松戸店
千葉県松戸市八ヶ崎2-8-1 テラスモール松戸2F(Tel:047-711-8528)
営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー21:30)※通常時の営業時間
定休日:なし

村山早紀「花咲家の怪」

村山早紀さんの小説「花咲家の怪」を読みました。

2016年10月に刊行された「花咲家の旅」に続くシリーズ第4巻、これが今のところ最終巻です。前巻に続いて読んでみました。

文庫本の背表紙には、次のような紹介文が掲載されています。

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 鍵盤に手を置くと指が自然とメロディーを奏でる。弾けないはずのピアノなのに、まるで魔法のように。そして桂は思い出す。会えないはずの少女に会った記憶を(「別れの曲」)。かすみ草を使って優しいお見舞いの花束をつくる木太郎。届け先は老いたパティシエがひとり住まう家。彼には遠い日に亡くした愛娘がいた(「火車」)。哀切で愛らしく、ほのかに怖い短編集。

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代々植物と会話することができる特殊な能力を持つ花咲家の人々を中心に描かれた短編集。本編の前には、次のように主な登場人物が紹介されています。

  • 花咲茉莉亜:美しい長女。千草苑の看板娘で、併設されているカフェ千草の経営者。風早の街の聖母と呼ばれている。怪奇小説とホラー映画が好き。
  • 花咲りら子:運動神経抜群で、物事を理論的に考える、冷静な次女。姉弟の中でいちばんの寂しがり屋だが、ひとに甘えるのが下手。
  • 花咲桂:母の面影を残す末っ子。彼の笑顔に誰もが心を開いてしまう。植物を操る能力が徐々に身についてきているところ。
  • 花咲草太郎:風早植物園の広報部長。かつて妻を亡くしており、完全に立ち直ったわけではない。そのため、他者の悲しみには敏感。三人の子の父親。
  • 花咲木太郎:草太郎の父。若い頃は有名なプラントハンターだった。現在は千草苑で造園と庭の手入れを担当。
  • 小雪:白猫。子供時代、捨てられていたところを桂に助けられる。桂のことが大好きでいつも一緒。
  • 有城竹友:風早の街在住の少年漫画家。週二回、茉莉亜とラジオに出演している。

作品は、プロローグ、エピローグと4章で構成されています。各章のおおまかなあらすじは次のとおりです。

プロローグ

花咲家の人々が暮らす舞台となる古くからの花屋である千草苑の紹介。

第一話 別れの曲

夏のアルバイトで店を手伝う桂は、りら子の運転する車で観葉植物のメンテナンスに高原のホテルに行く。レストランのピアノで「別れの曲」を弾いて振り返ると、大きなシェパードと金髪の女の子・ユリアが立っていた。桂はその子を知っていた。いつの間にか眠っていた桂はりら子に起こされるが、誰もいなかったと言う。ウェイターのおじいさんは、5年前に来たときに森の屋敷のお化け話をしたことを詫びる。それで桂は森の中の美しい屋敷でユリアと犬に会ったことを思い出す。おじいさんは、戦前にドイツから来たユダヤ人の一家が住んでいた、その屋敷は落雷で燃えてしまったが、今も森の奥で幸せそうに暮らしているという話があると語る。その帰り、桂が車から森を見ると、人の気配のないはずの森の中に、小さな明かりが灯っていた。

第二話 夏の川

お盆を過ぎた夜、草太郎は子どもたちに百鬼夜行を見た話を語り出す。それは、かつてこの街に住んでいた書道家の菊野弥生先生の話だった。先生は遠縁の娘だというみぎわちゃんというお嬢さんと一緒に住んでいた。先生は、何年も前の夏に故郷に帰ったときに川でさみしいと泣いているかわうそを見掛けて、わたしの家へおいでなさい、と声を掛けたことがあった。かいがいしく先生の世話を焼いていたみぎわちゃんは、先生の告別式の夜、先生に呼ばれて訪ね楽しく暮らしてきたが、もう参りますと告げて、姿を消したのだった。

第三話 火車

木太郎は、居酒屋の常連仲間からの依頼で、ケーキ屋の皆川さんに見舞いの花束を届けに行く。すっかり弱っていて、もう先は長くないと語る皆川さんは、若い頃に娘を亡くし、それがきっかけで妻が出ていったこと、最近猫がだんだんいなくなっていることを話す。その夜、胸騒ぎがして皆川さんの家を訪れると、投稿された猫を殺す動画に映る人間の手は、自分の娘を殺した当時中学生だった男の手だと話し、息を引き取る。数日後、木太郎がケーキ屋のそばを通ると、ケーキ屋の屋根の上に、巨大な猫のあやかしを見る。

第四話 約束

本業もスランプで体調が優れない中、FM風早の番組に茉莉亜と出演する有城先生。テーマの怪談に合わせ、子どもの頃、こっくりさんと友達になった話、捨てられていたロボットのおもちゃとずっと一緒にいると約束した話をし、最近そのロボットがだんだん近づいてくる夢を見ると語る。茉莉亜のトークを聞きながら、かつて一世を風靡した少女漫画家で死にたがりの平井かの子と死ぬ前に話し相手になると約束したことを思い出す。その帰り、意識が朦朧とする有城先生は、川の水面に現れた平井かの子に呼び止められる。有城先生は、その声に引き寄せられるように川に入ろうとするが現れたロボットと茉莉亜に助けられる。

エピローグ 地上に光るは輝く瞳

ハロウィンの夜、猫の小雪は、女神様と会話を交わし約束をした夢を見る。

(ここまで)

 

第1話では戦前に暮らしていた金髪の女の子、第2話では人間の姿になったかわうそ、第3話では巨大な猫のあやかし、第4話では子どもの頃のロボットのおもちゃと亡くなった少女漫画家と、いずれの短編も、現実的な存在ではないある種の化け物?が物語の中心になっています。「怪」というタイトルですが、茉莉亜が好きだとされている怪奇小説やホラーものというより、ファンタジーの色合いが強い作品でした。

りら子や桂の成長、第4話を読むと実は両思いらしい有城先生と茉莉亜の関係の進展など、この続きも読んでみたい気がしますが、本作の刊行から5年近くが経ってまだ続編は出ていないので、実質的には本シリーズは終了ということなのでしょう。少し残念な気がします。

伝説のすた丼屋 柏店でテイクアウト

しばらく前になりますが、柏駅東口の「伝説のすた丼屋」でお弁当のテイクアウトをしました。

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今年4月27日にオープンしたお店。オープン時にチラシをもらっていました。

あらかじめお弁当を電話注文してから、お店に伺いました。 

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お店は柏駅東口を出て正面に進み、旧水戸街道と交わる交差点を左折してちょっと進んだところ、徒歩5分もかからない場所にあります。

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店頭に置かれていたメニュー。お弁当は温泉玉子が付きますが、イートインのメニューは生玉子・味噌汁が付いて、お弁当より10円安いです。容器代の違いということでしょうか。

お店の入口の食券販売機で、あらかじめ注文していたメニューの食券を購入してスタッフに渡し、頼んでいたお弁当を受け取って帰りました。

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私はデフォルトのすた丼弁当(並・640円)。チラシのオープン記念クーポンで肉増しにしてもらいました。温泉玉子が付いています。

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ちょっとピントが合っていませんが、ふたを開けて温泉玉子を割り入れたところ。

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けっこうお肉がたくさん載っています。ご飯も普通の牛丼チェーンの並よりも量が多いようです。タレの味はかなり濃いめでしたが、確かにスタミナが付きそうな味、すっかりお腹いっぱいになりました。

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家族が頼んだ塩すた丼(並・770円)。こちらも肉増しです。塩すた丼は温泉玉子ではなくとろろ付きです。食べた本人は満足していました。

もうガッツリ食べる年代ではないので、たびたび行くことはないと思いますが、たまにスタミナを付けたい時にはいいお店かもしれません。


◎伝説のすた丼屋 柏店
千葉県柏市柏2-5-9 102号室(Tel:04-7196-7006)
営業時間:11:00~24:00 ※通常時の営業時間
定休日:なし