鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

佐野らーめん 麺屋 翔稀

週末、柏の葉キャンパス駅から少し離れたところにある「佐野らーめん 麺屋 翔稀」でお昼を食べました。


お店は国道16号線の「若柴」交差点で県道47号(守谷流山線)を北東(柏たなか駅方面)に進み、県道7号(我孫子関宿線)と交わるT字路の「花野井木戸」交差点に面したところにあります。柏の葉キャンパス駅からは1.8kmほど、歩いたら20分はかかりそうな場所です。お店の前には、7~8台分の駐車場があります。


お店に入ったのは11時半ごろ、まだ席には余裕があり、空いている席へどうぞ、とのことだったので、入口近くのお座敷席に座りました。ざっと見た感じ、6人掛けのテーブル席が4卓、6人掛けのお座敷席が2卓、カウンターが6席という感じです。


レギュラーメニュー。デフォルトの佐野ラーメンは700円。ラーメン1杯が800円以上することも珍しくなくっている現在では、コスパがいい方かもしれません。


新メニューなどの案内。


佐野セットとお子さまプレートの案内。なお、お座敷席には、幼児用の小さい椅子も用意されていました。家族連れにも優しそうなお店です。

なお、スタッフに注文を伝える昔ながらのスタイルでした。


注文して5分ほどで、佐野セット(1,000円)が到着。佐野ラーメン、しょうきめし、イモフライのセットで、単品で注文するよりも100円お得になっています。


初めてなので、デフォルトの佐野ラーメン(単品700円)にしました。醤油ベースのスープは、鶏ガラと煮干でしょうか、思ったよりだしが効いていて、これまで佐野に行って2~3回食べたことのある佐野ラーメンのお店のスープとは少し印象が違いましたが、これはこれでいい感じ。脂身と赤身のバランスがよくとろとろのチャーシューも美味で、佐野ラーメン特有の平打ちのちぢれ麺がスープによく絡んで、美味しかったです。麺は並盛としては標準的な量よりもやや多めな印象を受けました。


しょうきめし(単品300円)。角切りチャーシューや椎茸などが入った炊き込みご飯という感じ。なかなか良かったですが、お腹いっぱいになってしまい、連れとシェアしました。


イモフライ(単品100円)。佐野ならではの名物なのでしょうか、ソースがよく絡んで、意外と良かったです。


連れが食べた鶏白湯ラーメン(900円)麺大盛り(+100円)。スープを味見しましたが、ガツンとしたインパクトがあるタイプではなく、やさしい鶏白湯という感じでした。

 

◎佐野らーめん 麺屋 翔稀
千葉県柏市花野井738-2(Tel:04-7103-8709)
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日

テレビアニメ「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」

テレビアニメ「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」を見ました。

saijakutamer-anime.com


2018年11月から小説投稿サイト「小説家になろう」に連載され、2019年11月からTOブックスで単行本が刊行されている同名小説を原作に、2024年1月から3月までの2024冬クールにTOKYO MXなどで放送された作品で、主要スタッフは、総監督:山内重保、監督:堀内直樹、シリーズ構成:高山カツヒコ、キャラクターデザイン:胡峰誠・池田結姫、アニメーション制作:STUDIO MASSKET など。

試しに録画してみたのですが、意外と良かったので、2024冬クールのアニメで最後まで見た作品のひとつになりました。

 

公式サイトのイントロダクションから引用すると、

<その少女のスキルは、魔物を手懐ける『テイマー』。ただしランクは、最弱の『星なし』。
最弱テイマーのアイビーは、不吉な子供として村から追われ、『捨て場』のゴミを拾いながら冒険の旅を始めた。
か弱いレアスライムや、凶暴な魔物アダンダラと友達になったアイビーは、魔物たちの特殊能力と、前世の記憶による大人顔負けの洞察力で、あらゆる困難をくぐり抜ける。
かわいい少女と、かわいい魔物による、ほのぼのサバイバルファンタジー。>

・・・という物語。

 

公式サイトで紹介されている主な登場人物とキャストは、次のとおりです。< >内はそのキャラクターが登場(声優が出演)する放送回です。

  • アイビー(フェミシア)【鈴木 愛奈】:すべての人が神からスキルをもらう世界で、テイマーのスキルをもらった少女。ただしランクは最弱の『星なし』。『星なし』は不吉な子と言われていて、家族から見捨てられた上に、村からも追われる。実は、アイビーは異世界からの転生者。ときどき前世の記憶が助言をするが、その内容はあまり役に立たない。<第1~12話>

  • ソラ【田村 睦心】:滅多に見る事のできないレアスライム。正式な名前もなく、最弱スライムとか、崩れスライムとか呼ばれている。魔物一覧本には「風が強く吹いたり、つついたりした程度でも消えるほど弱い」と書いてあるらしい。アイビーの友達になり、いっしょに旅を始める。青のポーションを瓶ごと食べる。<第3~12話>

  • シエル【麦穂 あんな】:黒豹に似た上位魔物アダンダラ。討伐するには上位冒険者が何チームも必要で、森で遭遇したら死ぬと言われているほど凶暴な種族。ケガして倒れている所を、アイビーとソラに助けられる。以来、友達になり一緒に旅をする。アイビーにとても懐いていて、森で獲物を狩ってはアイビーにくれる。<第5~8・12話>

  • ルーバ【平野 文】:ラトミ村の占い師。「星一つ」の先読みスキルを持っている。村にとっては、特産品ザロの収穫時期を占ってくれる大切な人物。迫害されていたアイビーを助け、本とマジックバッグ与え、森で一人で生きる方法を教えた。そしてアイビーに、いつか王都の隣の町に旅をするよう願う。<第3・6・8・12話>

  • オグト【三宅 健太】:ラトメ村自警団の隊長。48歳。持ち回りで門番や、村の見回りをしている。面倒見がよく、豪快で、良いと思ったらすぐ実行に移す行動派。しかし暴走気味で、時にはやりすぎて問題も起こすので、副隊長のヴェリヴェラによく注意される。アイビーの事を気に入って、色々と世話を焼く。アイビーに優しい。<第5・6話>

  • ヴェリヴェラ【鳥海 浩輔】:ラトメ村自警団員。47歳。副隊長としてオグト隊長を助けている。暴走するオグト隊長に振り回されている苦労人。オグト隊長の手綱を取ったり、後始末をしたりと、いつも奔走している。普段は冷静だが、怒ると怖いらしい。ヴェリヴェラが本気で怒った時は、オグト隊長も怖がる。アイビーに優しい。<第5・6話>

  • セイゼルク【てらそま まさき】:上位冒険者グループ“炎の剣”のリーダー。42歳。見た目は強面だが、優しい性格をしている。戦闘が強いだけでなく、知力もあり、信頼でメンバーをまとめていて、リーダーに相応しい。体術スキル☆3、剣士スキル☆2、強靭スキル☆1。アイビーに優しい。<第7~12話>

  • ラットルア【八代 拓】:上位冒険者グループ“炎の剣”の一員。31歳。天真爛漫で面倒見が良い。アイビーを弟のように思っている。甘いものが好き。料理が下手で、食事当番が回ってくると本人もメンバーもがっかりする。炎攻撃スキル☆3、長剣スキル☆2。アイビーに優しい。<第7~12話>

  • ボロルダ【杉田 智和】:上位冒険者グループ“雷王”のリーダー。44歳。魔物討伐隊のリーダーも務めるほど、冒険者の中でも上位の存在。頼りになる男だが、仲間の前では少し抜けている所もある。耐魔法攻撃スキル☆2、長剣スキル☆3。アイビーに優しい。<第8~12話>

  • リックベルト【安元 洋貴】:上位冒険者グループ“雷王”の一員。44歳。可愛いモノ好きで、ソラのことがお気に入り。人の顔を覚えるのが得意。格闘スキル☆2、水攻撃スキル☆2、片手剣スキル☆2。アイビーに優しい。<第8~10・12話>

  • ミーラ【井上 麻里奈】:冒険者グループ“緑の風”の一員。28歳。綺麗で大人っぽい女性だが、ちょっと迂闊なところがある。テイマー☆2で、ラスタルリーデルの二匹のレアスライムを使役している。甘いものが好き。アイビーに優しい。<第7~12話>

  • トルト【土岐 隼一】:冒険者グループ“緑の風”の一員。31歳。ミーラの兄で、マルマとは双子の兄で、顔も声も性格も似ている。防御スキル☆2、長剣スキル☆1。甘いものが好き。<第8~11話>

  • マルマ【土岐 隼一】:冒険者グループ“緑の風”の一員。31歳。ミーラの兄で、トルトとは双子の弟で、顔も声も性格も似ている。両手剣スキル☆2、水攻撃スキル☆1。甘いものが好き。<第8~11話>

そのほか、劇中で登場する、個別に役名が付いているキャラクターとしては、次のような人たちがいます。< >内はそのキャラクターが登場(声優が出演)する放送回です。

  • 村長【松本 大】:ラトミ村の村長。村人の支持を集めるルーバを快く思わず、風邪をひいたルーバに薬を渡さず死に至らしめたことで、村は財政難に陥った。<第1・3・6話>

  • タブロ【山本 兼平】:フェリシアの父親。幼い頃はフェリシアを可愛がっていたが、星なしとわかって、他の家族と同様に態度が一変した。<第3話>

  • フルフェ【豊口 めぐみ】:フェリシアの母親。裁縫スキル☆2を持つ。<第3話>

  • フェトン【斎藤 楓子】:フェリシアの兄。家具製作スキル☆3を持つ。<第3話>

  • フェシーラ【劉 セイラ】:フェリシアの姉。癒しスキル☆1を持つ。<第3話>

  • ロイグルト【中島 ヨシキ】:冒険者広場の管理を担当するラトメ村自警団の隊員。<第5・6話>

  • ラグ【高橋 伸也】:アイビーにテントを売ってくれたラトメ村の中古品店の店主。<第5話>

  • シファル【千葉 進歩】:上位冒険者グループ“炎の剣”の一員。<第7~12話>

  • ヌーガ【間宮 康弘】:上位冒険者グループ“炎の剣”の一員。<第7~10・12話>

  • ロークリーク【勝 杏里】:上位冒険者グループ“雷王”の一員。<第8~10・12話>

  • マールリーク【中井 和哉】:上位冒険者グループ“雷王”の一員。<第8~10・12話>

  • ログリフ【稲山 徹】:オトルワ町の冒険者ギルドのギルドマスター。通称「ギルマス」。<第9・10・12話>

  • バークスビー【前野 智昭】:オトルワ町の自警団の団長。<第9~12話>

  • アグロップ【浪川 大輔】:オトルワ町の自警団の副団長。<第9~12話>

  • ファルトリア伯爵【上田 燿司】:オルトワ町の伯爵。実は組織の重要人物だった。<第9・11話>

  • フォロンダ領主【森川 智之】:オトルワ町の領主。<第9・11話>

  • ザッカス【木村 隼人】:オトルワ町の自警団の団員。<第9・11話>

  • マルガジュラ【綿貫 竜之介】:オルトワ町の自警団の団員。犯罪組織に内通していた。<第9話>

  • ガボジュラ【綿貫 竜之介】:オルトワ町の自警団の団員。<第10・11話>

  • アダリクリ【いとう さとる】:オルトワ町の自警団の団員。<第10話>

  • ハグ【高橋 伸也】:オルトワ町でアイビーたちがミーラたちに連れてこられたスイーツの店・ママロコの店主。<第11話>
  • フロフロ店主【山根 雅史】:オルトワ町でアイビーがラットルアたちと行ったスイーツの店・フロフロの店主。<第10・11話>

 

公式サイトのストーリーで紹介されているあらすじは、次のとおりです。

第1話『ひとりの旅へ』

<森で暮らす8歳の少女フェミシア。村長はフェミシアを不吉な子供だと言って捕まえようとする。村を捨てて冒険の旅に出たフェミシアは、『捨て場』でまだ使えるゴミを拾って、旅の道具にする。しかし、フェミシアを追跡する冒険者が現れる。冒険者から逃げるフェミシアだが、スライムの大群と遭遇して――>

自分を捕まえようとする村長から逃れてラトミ村を抜け出した8歳の少女・フェミシア。旅を続けるために捨て場で使えそうなマジックバッグ、服、ポーションなどを拾うが、自分を追う冒険者の接近に気づき、森に隠れる。追手から逃れたフェミシアは、髪の毛を切って男の子を装い、フェミシアという名前を捨てて、自身の名前をアイビーと決める。そして、風で草の葉から飛ばされてしまう、最弱スライム、崩れスライムなどとも呼ばれるレアスライムと出会い、それを保護して、ソラと名を授けてテイムし、仲間にする。

第2話『ラトト村へ』

<森を旅する少女アイビーは、ワナで野ネズミを捕まえると、新しい村に立ち寄る。その村でも人はみんな、様々なスキルを使って働いていた。それを見てアイビーは、自分のスキルについて悩む。野ネズミの肉を売ってお金を手に入れるアイビーは、何年かぶりのパンを買う。しかしソラはパンを食べず――>

ソラを仲間にし、ワナで野ネズミを捕まえるアイビーは、森の中で現れる魔物から逃れながらラトト村に到着する。捕まえた野ネズミを肉屋に売ってお金にし、パンを買うが、ソラはパンは食べず、捨て場にあった青色のポーションを瓶ごと溶かして全部食べてしまう。アイビーは街中で自分を追っていた冒険者を見つけて逃げるが、肉屋やパン屋にフェミシアを指名手配する貼り紙があるのを見つけ、村を出る。途中で人間を食べる木の魔物と遭遇し、手にひどい怪我を負って倒れ、意識を失ってしまう。

第3話『追憶の日へ』

<もうすぐ5歳になる少女フェミシアは、優しい家族にかこまれて暮らしていた。この国では人はみな、5歳になると教会でスキルをさずかり、そのスキルで得意な仕事につく。どんなスキルがもらえるかは分からず、すべては神様しだい。フェミシアは、魔物を手なずけるテイマーになりたいと言うが――>

フェミシアは、優しい両親や兄・姉と仲良く暮らしていたが、5歳になって教会でスキルを授かると、星なしのテイマーであることが分かり、それまで優しかった家族も態度を一変させ、のけ者のように扱われる。占い師のルーバだけは、フェミシアに優しく声をかけ、マジックバッグと魔物などについて書かれた本を渡し、旅をして視野を広め、王都の隣にある町へ行きなさい、でも途中でずっと住みたいと思う場所が見つかったら無理に行く必要はない、ただし信頼できる人を見つけ、その人に全てを話すこと、隠し事は信頼を失うきっかけになってしまう、と諭す。そして、ルーバが風邪で死んだことを知り、自分も危ういと知ったフェミシアは、村を逃げ出したのだった。
アイビーが目覚めると、それは夢で、手の怪我はソラによってすっかり回復する。

第4話『思わぬ事態へ』

<ソラと一緒に楽しい旅を続けるアイビー。青いポーションが大好きなソラは、アイビーがケガを治すためにとってあるものまで、ぜんぶ食べてしまいそうになる。アイビーはソラを早く寝かせようと、おとぎ話を始める。そのむかし、世界は戦争をしていた。戦争を止めるため、魔術師はある魔法を使って――>

ソラと旅を続けるアイビー。捨て場でポーションを拾うが、ソラは青いポーションが大好きで、ほかには赤いポーションしか食べない。青いポーションを全部食べられてはたまらないと、アイビーはソラを寝かせしつけようと、おとぎ話を話し出す。
むかしむかし、世界は戦争をしていた、王様が未来を予知できる魔術師を集めて戦争がどうなるか予知させると、見えた未来は世界の終わりだった、魔術師たちは相談して世界を守るために大きな魔法を使った、その魔法は今はもう誰も知らず、唯一、異世界から来た子供だけが使える忘れられた魔法だ・・・と。
そうしているうちに、ソラは自分の方が先に寝入ってしまい、青と赤のポーションはソラに全て食べられてしまっていた。
森を進んでいるうちに馬車が魔物に襲われた現場に遭遇したアイビーは、慌てて走って逃げ、近くのラトム村に入って村役場にそれを報告する。ワナで捕まえたヘビの魔物を売り、魔物の情報を報告した情報料としてそれまで手にしなかったような大金を手にする。

第5話『ラトメ村へ』

<次の村に立ち寄るアイビー。村の入り口では、怖そうな門番が見張りをしていた。アイビーが恐る恐る村に入ろうとすると、門番に呼び止められて尋問される。アイビーは、ラトミ村から来た事を正直に話すと、門番は意外な事を言うのだった。そして、なぜかアイビーの買い物に付き合ってくれるのだった。>

ラトム村を出て次の村に向かうアイビーは、森の中でアダンダラという虎に似た狂暴でレアな魔物が怪我をして倒れているのを発見する。アイビーがその魔物を撫でていると、ソラがその上に飛び乗って怪我を直し、その魔物はソラにすっかりなつき、アイビーはシエルと名前をつける。
ラトメ村の入口では、怖そうな門番が見張りをしていたが、ラトミ村から1人で来たと聞くと、ラトミ村は今大変みたいだからな、と呟き、途端に優しく励まして村に入れてくれる。ラトム村で手にしたお金でテントを買おうと街で店を見ていると、さっき村の入口にいた自警団隊長・オグトが声を掛け、知り合いの店を案内してくれ、いいテントを手頃な値段で手に入れることができる。
泊まるために冒険者の広場に行ってテントを張ると、テントは盗まれた自分のものだと言いがかりをつける4人組が現れるが、広場を管理する自警団の隊員が止めに入り命拾いする。

第6話『想い彼方へ』

<アイビーの狩りを手伝ってくれるシエル。おかげで大猟だった獲物を売りに行くと、なぜか村人がみんな、アイビーに優しい。不思議に思っていると、どうやらオグト隊長の仕業らしい。肉を売ってお金を手にしたアイビーは、ラトミ村の特産のザロを売る行商人に出会う。そして、ラトミ村の話を聞くと――>

翌日、ラトメ村の街中を歩くと、次々と自警団の隊員から名前を呼んで励まされる。自警団の隊員がみんな自分の名前を知っていることに、かえって不安になるアイビーだったが、それは、アイビーを心配するオグトが自警団の隊員たちに、アイビーを気に掛けるよう話したからだった。それを聞いて心が温かくなるアイビー。
シエルが獲ってくれた野ネズミを解体して肉屋に売ってお金を手にしたアイビーは、ラトミ村の特産品の果物・ザロを売っている店を見つけ足を止める。行商人は、村長がザロの収穫時期を占っていたルーバをないがしろにしたせいで、ラトミ村はザロの収穫に失敗して財政難に陥り、村がめちゃくちゃになったと話す。行商人がくれたザロを久しぶりに食べたアイビーは、ルーバのことを思い出す。
翌日、森で野ネズミを捕まえるための罠を仕掛けていたアイビーは、前にテントに言いがかりをつけた者たちと遭遇し、捕まえられそうになるが、シエルに助けられる。そこにやってきた自警団員にその者たち捕らえられるが、その者たちは調査対象者や殺人犯だったことがわかり、アイビーは報奨金を受け取り、大金を持ち歩くのを心配するオグトが保証人となってくれ、商業ギルドに口座を作ることができる。
さらに、串焼きをごちそうしてくれるオグトは、アイビーに何のスキルを持っているか尋ねるが、アイビーは自分が星なしであることを話すことができない。オグトやヴェリヴェラは、星1つでも立派な人はいくらでもいる、と励ますつもりで声をかけるが、星なしのアイビーは複雑な思いを抱く。
アイビーの旅立ちを見送った後、ヴェリヴェラはオグトに、ラトミ村を出た者のリストにアイビーの名前はなく、1人で逃げている8歳の女の子がいると報告する。それがアイビーだと気づいた2人は、村を出なければいけなかった秘密があるのだろうと話す。

第7話『冒険の道へ』

<ソラ、シエルと一緒に旅をするアイビーだが、突然、何かに追いかけられる。なんとか逃げ切ろうとするが、魔物の群れと遭遇してしまう。必死に逃げるアイビーだが、ワナにかかってしまい、身動きがとれなくなる。そこに現れたのは冒険者のチームと、スライムを操る、星を持ったテイマーだった。>

ラトメ村を出発し、ソラ、シエルとともに旅を続けるアイビーは、森の中で、突然、迫ってくる不気味な気配を感じ、走って逃げるが、シエルが吠えると、その気配は消える。さらに旅を続けるアイビーは、山道で魔物・オーガの群れと遭遇してしまう。シエルはそのうちの1匹と取っ組み合いになり谷底に落ちてしまう。逃げるアイビーはワナにかかって身動きが取れなくなり、魔物に襲われそうになるが、ラットルアたち「炎の剣」のメンバーと、スライムを操るテイマーである「緑の風」のミーラによる魔物討伐隊に助けられる。
シエルも無事だったことがわかり、討伐隊の野営地で泊まることになったアイビーは、料理当番のラットルアに頼まれ、炎の剣の夕食作りを手伝うことになる。メンバーたちはその美味しさに感激する。

第8話『危険な町へ』

<魔物を退治した討伐隊は、野営地で酒盛りを始める。アイビーは美味しい料理を作れるため、冒険者たちの間で人気者だった。いろいろな冒険者を紹介されたアイビーは、討伐隊と一緒に次の町へ向かう。初めて見る大きな町に感動するアイビーだったが、その町には大きな問題があった。>

翌日、ミーラに崩れスライムについて聞いたアイビーは、スーパーレアで生きたまま捕まえたら高く売れると話すミーラに、前の不気味な気配と同じ気配を感じる。
魔物・オーガの討伐が終わり、討伐隊は野営地で酒盛りを行う。アイビーの料理は討伐隊のメンバーたちに人気を博する。ミーラは、同じ冒険者集団「緑の風」のメンバーである兄のトルトとマルマをアイビーに紹介するが、冒険者集団「雷王」のボロルダたちがやってくると、それを避けて去っていく。
その夜、テントの外に前と同じ不気味な気配を感じるアイビーだが、ラットルアがやってくるとその気配は消える。アイビーは、いつもと違うソラの様子から、悪人に対するとブルブル震えることに気がつく。
翌日、セイゼルクやボロルダたちとともにオトルア町に入ったアイビー。大きな町に感激するアイビーだが、この町には、子どもをさらって奴隷として売り払っている犯罪組織があり、アジトがわかって踏み込んだが情報が漏れていてもぬけの殻だったと聞かされ、1人で行動しないよう忠告される。アイビーは、森などで感じた不気味な気配の話をし、ミーラが怪しいとを話すが、ソラが狙われるようなことになったら、と思うとその根拠を話すことができない。
しかし、翌日、セイゼルクやボロルダたちから、アイビーの話を聞いてミーラを追ったら、緑の風には裏があることが分かったと感謝され、アイビーは自分を信じてくれた仲間にソラのことを明かす。

第9話『組織との対決へ』

<アイビーが9歳になった事を伝えると、みんなからお祝いの言葉をもらう。長いあいだ人から祝われた事のなかったアイビーは、感激する。炎の剣と雷王のメンバーは、組織の犯罪について説明をする。そこでアイビーは、ソラの能力と前世の記憶によって、組織について分析をするのだった。>

セイゼルクたちにお手柄だと感謝されるアイビーだが、ミーラが悪人だと知って辛く感じる。ボロルダたちから組織の犯罪についての説明を聞いたアイビーは、長く活動しているのであれば、緑の風のほかにも裏切り者がいるのではないかと話す。話の流れで、この日がアイビーの9歳の誕生日であることがわかり、みんなはアイビーを祝福し、アイビーは感激する。
セイゼルク、ボロルダたちは、アイビーとの話で気づいた裏切り者のことを話すため、冒険者ギルドのギルドマスター(ギルマス)のログリフ、自警団団長のバークスビー、副団長のアグロップを訪れる。ソラの反応から信用できることがわかった3人に裏切り者のことを話し、冒険者と自警団に裏切り者がいないか調べることになる。
ソラの反応から、自警団に多くの裏切り者がいることがわかり、バークスビーは頭を抱える。そこにファルトリア伯爵とフォロンダ領主が訪ねてくる。ソラの反応から、ファルトリア伯爵も組織の人間であることが分かる。
アイビーの示唆で、裏切り者が調べた場所を再び調べてみると、隠し部屋が見つかり、組織の書類や大金が隠されていることがわかるが、バークスビーは、しばらく気づいていないふりをすることにする。

第10話『事件の渦中へ』

<ミーラたちと一緒に、甘い物を食べに行くアイビーとラットルア。ソラによると、双子の兄弟トルトとマルマは、やはり悪い人だった。状況から考えると、緑の風は組織のオトリかもしれない。このままだと、ミーラたちは殺されてしまう。そこでアイビーは反対に、自分がオトリになると言うのだった。>

ラットルアと一緒に、ミーラ、トルト、マルマとスイーツの店に行ったアイビーだが、ソラの反応は3人とも悪人だった。ボロルダ、セイゼルクたちと相談しているうちに、前世の記憶の助言で、緑の風が囮の可能性があると気づいたアイビー。相談した結果、嘘の情報を流して、組織にアジトを襲わせ、一網打尽にする作戦を立てる。
ログリフやバークスビーが作戦を開始する中、アイビーとラットルアは、罠にかかったフリをしてミーナたちに連れられ、甘味処のママロコに向かう。

第11話『戦へ』

<作戦を開始するアイビーとラットルア。二人はワナにかかったふりをして、緑の風といっしょに、敵のいる甘味処に着いていく。そこでミーラたちを問い詰めるラットルア。正体がバレたトルトとマルマは、ラットルアと戦う。一方、炎の剣と雷王は、バークスビー団長と共に別の作戦を決行していた。>

ミーラたちに連れられ甘味処のママロコに行ったアイビーとラットルア。ラットルアは緑の風に極秘任務を頼みたい、と偽の情報を伝える。それを聞いた店主のハグは、アイビーとラットルアに出すスイーツに毒を入れ、スイーツを出した後外に駆け出していく。ハグが出た後、ラットルアはどうして組織に手を貸すのかミーラたちを問い詰める。トルトとマルマはラットルアに刀を向けるが、組織に加担したことを悔やむミーラの助けもあり、2人を気絶させ、捕らえてもらう。
その頃、自警団や冒険者たちも作戦を開始し、ファルトリア伯爵や自警団、冒険者の裏切り者たちは全員捕らえられる。群衆は裏切り者たちを殺せと押し掛けるが、バーグスビーは、群衆が加害者とならないよう、冷静に語り掛け、手を出さないよう説得する。そして、ギルマスは、組織のアジトの近くにいた人間もすべてを集めて協力者がいないか調べる。

第12話『三人の旅へ』

<アイビーは、事件の顛末の説明を受ける。組織の実体は想像よりはるかに大きく、国を揺るがす大問題になっていた。作戦に貢献したアイビーとソラは、ギルドマスターたちに感謝される。そしてアイビーは、炎の剣や雷王、そして自警団団長たちから、この町で一緒に暮らそうと誘われるのだった。>

事件が解決し、アイビーは自警団バークスビー、アグロップから説明を受ける。組織は想像よりもはるかに大きく、逮捕者は全国の指名手配犯58人、調査対象45人、貴族だけでなく王家の親族まで関わっていた。事件の解決に大きく貢献したアイビーには報奨金が支払われるが、アイビーは、頭の中で野ネズミの干し肉を買って食べるなら140年分だと計算し、あまりの巨額さに驚く。
町を救ってくれたアイビーに感謝するラットルアたちは、しばらくこの町で一緒に暮らそうと誘うが、ルーバの忠告を思い出したアイビーは、ラットルアたちに自分が星なしのテイマーでラトミ村を逃げ出したことなど、これまで隠していた自分のことを包み隠さず打ち明けた上で、これまでは逃げるための旅だったが、これからの旅は見つけるたねの旅、自分のやりたいことを見つけたい、と旅を続けることを選ぶ。
出発の日、正規品のマジックバッグを仲間たちプレゼントされたアイビーは、ソラとともにオトルア町を旅立つ。バークスビーは、崩れスライムはあまりに弱すぎて星1つのテイマーがテイムしようとしてもその魔力で死んでしまうらしい、ソラは星なしのアイビーだからテイムできたと話す。アイビーを見送るラットルアたちは、アダンダラのシエルが姿を現してアイビーになついているのを見て驚くのだった。

 

(ここまで)

「なろう系」と言われることもある、「小説家になろう」などで連載されるweb小説に転生ものはよくあるジャンルのようで、各クールに放送されるアニメも、それらを原作にした転生ものはかなりの数に上っていますが、ほとんどは、何かしたたぐいまれなスキルを持った人が主人公になっているので、スキルが最弱である女の子が主人公という設定は、新鮮に感じました。(もっとも、最後で説明されたように、最弱だからこそ、スーパーレアな崩れスライムをテイムすることができたわけですが。)

原作は未読ですが、アニメで描かれた部分の先にもまだまだ物語は続いているのだろうと思いますので、機会があれば一度読んでみたいと思います。

炭火焼鳥 KITCHENひよこeast 柏東口店

週末の夜、柏駅東口の「炭火焼鳥 KITCHENひよこeast 柏東口店」に行きました。


お店は、柏駅東口を出て正面の駅前通り(ハウディモール)を進み、旧水戸街道を左に曲がって200mちょっと進んだところにあります。駅から歩くと7~8分くらいでしょうか。

柏駅西口にあるお店が本店で、こちらは2号店のようです。


店頭の立て看板。

公式サイトによると、店主こだわりの2種類の銘柄鶏を使用した新鮮な焼鳥と地元柏産の食材をふんだんに取り入れた各種創作料理を選りすぐりの美酒とともに・・・というコンセプトのお店だそうです。


お店に入ると、思ったよりも広い店内です。カウンター12席を含めて全52席ということのようです。


グランドメニュー。最初のページはシェフのおすすめ。


焼鳥と野菜串。


単品料理。


パスタ、ご飯ものとデザート、コースメニュー。


ドリンクメニュー。


その裏面。


日本酒の厳選銘酒。このほかにワインメニューもありました。


お通し(500円)。正確な料理名は失念してしまいましたが、右から、枝豆と鯛のゼリー、クラッカーわさびチーズ添え、鶏もも肉マスタードソースといった感じの前菜盛り合わせでした。いずれもなかなか美味しい味で、期待が膨らみます。

4人で来たので、おまかせ焼鳥7本(1,900円)を2人前注文して、2人ずつでシェアしながら食べることにしました。


おまかせ焼鳥7本の最初の1本は、ささみ(わさび塩)(単品1本280円)。単品ではアンチョビソース(+20円)も選べるようです。


2本目は、ねぎま(単品1本320円)。


3本目は、はつ玉ねぎ(単品1本290円)。内臓系の焼鳥はどちらかというと苦手な方ですが、これは普通に食べられました。


4本目は、レバー(塩)(単品1本300円)。単品では、たれ、塩ごま油・わさび塩・しょうが醤油(各+20円)、ねぎ塩ごま油(+40円)も選べるようです。これはちょっと苦手な味でした。


海老のアヒージョ(800円)。こちらは美味しい味でした。


ひよこ特製 もものからあげ(700円)。


桜ユッケ(900円)。卵黄をかけていただきました。こちらも良かった。


よだれ鶏(900円)。


5本目は、せせり(塩)(320円)。単品ではたれも選べるようです。これは美味しかった。


6本目は、燻製ぼんじり(単品1本320円)。こちらも良かった。


おまかせ焼鳥7本の最後の1本は、砂肝玉ねぎ(単品1本290円)でした。

なお、それぞれの単品の値段を合計すると2,120円になるので、おまかせ7本にして200円ちょっとお得になった計算になります。


トマトともも肉の焼きオムレツ(750円)。


那須高原産 濃厚卵のカルボナーラ(1,000円)。私は少しだけいただきましたが、パスタの食感も良く、美味しかったです。

ちょっと物足りなかったので、串を何本か追加してみました。


ニンニク(310円)。後の匂いが心配ですが、けっこう好きです。


つくね(たれ)(320円)。これも良かった。


手羽先(320円)。これは私は食べませんでしたが、食べた本人は良かったようです。


レバーのコンフィねぎダレかけ~レバ刺し風~(750円)。ごま油の風味がよく効いていて、串で食べたときほどのレバー臭さはなく、こちらは美味しくいただけました。


連れがデザートに食べた ひよこ特製 たまごプリン(500円)。

総じてどの料理も味は良く、ドリンクも3~4杯飲んで、1人当たり5,000円をちょっと超える程度と、値段も思ったよりリーズナブルでした。機会あればまた来てみたいと思いました。


◎炭火焼鳥 KITCHENひよこeast 柏東口店
千葉県柏市柏2-7-10(Tel:04-7128-5510)
営業時間:17:00~23:00
定休日:月曜日