休日の午後、MOVIX亀有に行きました。

14時ごろの時間帯、ロビーにはけっこう多くのお客さんがいました。なお、この日は合計29作品・30種類の上映が行われていました。

観るのは、「ルックバック」(9月11日(金)公開)。全国358館とかなり大規模での公開です。
2024年6月に劇場公開された劇場アニメ版がかなり良い作品だったので、今回の実写版も観に行くことにしました。


上映は、137+2席のシアター7。席はかなり埋まっていて、70~80人くらいお客さんが入っていたと思います。


(チラシの表裏)


(チラシの中見開き)


(劇場公開日公表前に配布されていたチラシ)
2021年に「少年ジャンプ+」で公開された藤本タツキの同名コミックを原作に実写映画化した作品で、監督・脚本・編集は是枝裕和。
公式サイトのイントロダクションでは、
藤本タツキによる青春漫画『ルックバック』が、『万引き家族』『怪物』の是枝裕和監督によって実写映画化された。
小学館漫画賞などを受賞し、2025年には劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が公開されるなど、国内外で高い評価を受ける漫画家・藤本タツキ。なかでも『ルックバック』は、2021年に『少年ジャンプ+』で公開されると大きな反響を呼び、『このマンガがすごい!2022』オトコ編第1位を獲得したほか、多くのクリエイターや漫画ファンから支持を集めた。2024年には劇場アニメ化され、第48回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。本作は、藤本タツキ作品として初の実写映画化となる。
監督・脚本・編集を務めるのは、2018年に『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)を受賞した是枝裕和。近作でも『ベイビー・ブローカー』(2022年)、『怪物』(2023年)、『箱の中の羊』(2026年)がカンヌ国際映画祭に出品されるなど、国内外で高く評価されている。是枝監督は偶然立ち寄った書店で原作と出会い、その物語と作り手としての覚悟に深く心を動かされたという。こうして、藤本タツキとの初のコラボレーションが実現した。
漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野と、彼女に憧れを抱きながらも圧倒的な画力を秘めた京本。漫画へのひたむきな思いで結ばれたふたりを、ある日思いもよらない出来事が襲う。原作と同様に、小学生時代から始まるふたりの13年間の軌跡を、繊細かつみずみずしく描き出す。撮影は主に秋田県にかほ市で四季を通して行われ、春夏秋冬それぞれの風景が作品の中に刻まれた。
藤野役を演じるのは、Netflixシリーズ『舞妓さんのまかないさん』や映画『か「」く「」し「」ご「」と「』『万事快調〈オール・グリーンズ〉』に出演した出口夏希。京本役には、『ハピネス』『消滅世界』に主演し、『海よりもまだ深く』をはじめ数々の是枝作品に出演してきた蒔田彩珠が扮する。また、子ども時代の藤野と京本には、七瀬ふうりと岡田六花がそれぞれ起用された。
漫画を描くことに情熱を注ぎ、二度と戻らないかけがえのない時間を共に過ごしたふたり。少女たちの成長と喪失を描く物語が、スクリーンに映し出される。
・・・と紹介されています。
公式サイトで紹介されている主な登場人物・キャストは、次の8人です。
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藤野 歩【出口 夏希/七瀬 ふうり(子ども時代)】:学年新聞で4コマ漫画を連載している小学生。クラスメートからも絶賛され、漫画には自信を持っている。
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京本 奏【蒔田 彩珠/岡田 六花(子ども時代)】:藤野と同級生の不登校生。4コマ漫画を連載する藤野に、秘かに憧れを抱いているが、実は隠れた画力の持ち主。
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前田【菅田 将暉】:少年ジャンプの編集者。藤野たちを担当する。
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玉井【宮藤 官九郎】:藤野の小学校時代の担任。
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藤野 朱里【野呂 佳代】:藤野の母親。
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藤野 仁志【池田 良】:藤野の父親。
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藤野 恵【佐々木 みゆ】:藤野の姉。
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真鍋【山田 真歩】:藤野の中学校時代の国語教師。
公式サイトのストーリーによれば、
自信家な小学4年生の藤野は、学年新聞に4コマ漫画を連載し、クラスメートたちから絶賛されていた。
しかしある日、学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本の漫画を目にし、その圧倒的な画力に打ちのめされる。
それ以来、藤野は絵が上手くなりたい一心で漫画を描き続けるが、その差は埋まらず、一度は漫画を諦めてしまう。
ところが卒業式の日、京本の家に卒業証書を届けに行った藤野は、京本が自分の漫画のファンだったことを知る。
漫画へのひたむきな思いで結ばれたふたりは、一緒に漫画を描き始める。かけがえのない時間を積み重ねていく藤野と京本。しかし、そんなふたりの日々を大きく揺るがす出来事が訪れる――。
・・・というあらすじ。
劇場アニメ版は58分と映画としては短めの尺でしたが、この実写版は、劇場アニメ版と基本的に同じストーリーを、99分と1.5倍以上の時間をかけて丁寧に描いています。ところどころに挿入されるロケ地となった秋田県にかほ市の四季折々の美しい風景も印象的で、間延びして冗長に感じるようなことはなく、作品世界に引き込ました。
以下はネタバレになりますが、備忘も兼ねて、より詳しめにあらすじを記してみます。(本編中で描かれた順番を含め、多少の記憶違いはあるだろうと思います。)
にかほ市立院内小学校に通う小学4年生の藤野歩は、クラスの人気者で、学級新聞に載せてもらう4コマ漫画を描くことに熱中していた。クラスメートたちも藤野の漫画を絶賛し、藤野は、自分の才能に自信を持っていた。
そんなある日、藤野は担任の玉井から、隣のクラスの不登校の生徒・京本の4コマ漫画も学級新聞に載せたいと言われる。そんな奴に面白いものが描けるわけがないと見下す藤野だったが、配られた学級新聞の京本の絵に驚愕する。その絵は、精密な風景画で、藤野との画力の差は歴然だった。クラスメイトも、京本の絵と比べれば藤野の絵は普通、と口にし、藤野の自信は打ち砕かれる。
屈辱と劣等感を味わい、京本を上回る画力を身に付けようと、日々スケッチに没頭する藤野だったが、6年生になっても藤野の画力は京本のレベルには及ばず、クラスの友人からは、中学に行ったらオタクっぽいと思われてしまうと心配され、姉も、親も心配しているし、自分と一緒に空手をやろうと誘われる。画力で京本には勝てないと諦めた藤野は、漫画を描くことを止め、姉と空手を習い始める。
そして迎えた小学校の卒業式の日、藤野は玉井から京本に卒業証書を届けるよう頼まれ、嫌々ながら京本の家に向かう。インターホンを押しても返事がなく、鍵の開いていた家に入った藤野は、人の気配がある部屋に向かう。その部屋の前の廊下には、藤野が2年間の間に描きためた量を遥かに超える大量のスケッチブックが積まれていた。そこに落ちていた4コマ漫画の用紙に、出てこないで、出てこい、と自分の相反する想いを投影した漫画を描く。
藤野がその用紙をうっかり落としてしまうと、ドアの下の隙間から部屋の中へと入り込む。慌てた藤野が京本の家を飛び出すと、それを追って京本も飛び出してくる。京本は藤野のことを「藤野先生」と呼び、学級新聞に載せていた藤野の4コマ漫画の大ファンであることを打ち明ける。
京本から憧れの思いを向けられた藤野は、サインをほしがる京本に請われるままに、その半纏の背中に自分のサインを書き、どうして4コマ漫画を描かなくなったのか京本に問われて、とっさに漫画の賞に応募する作品に集中するためだと答える。その話を信じ込んだ京本は、ぜひ原稿を見せてほしいと言い、藤野はそれに気安く応じて帰っていく。一方の藤野は、雨が降る中、嬉しさで小躍りし、スキップしながら帰っていく。
家に帰った藤野は、捨てるため紐で縛って廊下に出していたスケッチブックなどを引っ張り出し、再び漫画を描き始める。
中学生になった藤野は、不登校の京本と一緒に応募用の漫画を描くようになっていた。1年がかりで完成した読み切り作品を集英社に持ち込むと、対応した編集者の前田は、中学生が描いたとは思えないと絶賛し、漫画賞で準入選を果たす。賞金を手にした藤野は、それを京本と分け合い、一緒に遊びに出掛けようと誘う。名画座で映画を見て、クレープを食べ、ショッピングをした2人。その帰り、京本は、藤野のおかげで部屋から出ることができたと感謝の気持ちを伝える。
その後、藤野と京本は、「藤野キョウ」というペンネームで、藤野がキャラクターやストーリーを作り、京本が背景を描く共同作業で、読み切り作品を描いて雑誌に掲載されるようになり、藤野の高校卒業を待って、連載漫画の話が持ちかけられる。
しかし、その帰り道、京本は、美術大学に行きたいから連載を手伝うことはできない、と藤野に明かす。藤野は京本に翻意を促すが、もっと絵が上手くなりたいという、京本の固い決意を覆すことはできない。
その後、東京に出て「シャークキック」という連載作品を描き始めた藤野。京本が描いていた背景はアシスタントに担当してもらい、連載作品は人気を獲得、単行本を積み重ね、アニメ化も決まる。
そんな頃、作品を描いていた藤野に、付けていたテレビから驚愕のニュースが流れる。京本が通う山形の美術大学に通り魔が侵入し、学生が殺されたという。藤野は思わずスマホで京本に電話を掛けるが応答はなく、そこに母親から藤野の死を知らせる電話が入る。
連載作品を、急病のため、として休載し、京本の葬儀に参列した藤野は、葬儀の後、京本の家を訪れる。京本の部屋の前の廊下に積み重ねられたスケッチブックの中に、小学校の卒業式の日に自分が描いた4コマ漫画が挟まっているのを見つける。それを見て、自分が部屋から連れ出さなければ殺されることはなかったと思った藤野は、絶望と後悔の思いから、その4コマ漫画を破り捨て、その場に崩れ落ちる。すると、「出てこないで」と描かれた4コマ漫画の1コマ目が、ドアの下の隙間から京本の部屋へと入り込む。
その「出てこないで」というコマを受け取ったのは、不登校の小学校の卒業式の日を迎えた京本だった。そのコマを見て不思議に思う京本だったが、そこにちょうど卒業証書を届けに来た藤野がやってくる。そのコマのとおりに京本は部屋にこもっていると、藤野は卒業証書を玄関に置いて帰っていく。
そして、美術大学に入った京本だったが、ある日、大学で絵の制作中に廊下の長椅子で休憩していると、大学に侵入してきた通り魔に遭遇する。ネットに公開していた絵をパクられた、とツルハシを振り上げる通り魔。逃げることができず、もはやこれまで、と思われたそのとき、1人の女性が通り魔を蹴り飛ばす。それは、京本と運命が交わらないまま大きくなった藤野だった。姉の勧めで空手をしていた藤野は、通り魔が大学に入っていくのを見て、それを取り押さえようとしたのだった。
京本は、怪我をして救急車で病院に搬送される藤野が、小学生だった頃に4コマ漫画が大好きだった藤野であったことを知って驚く。京本が、藤野の漫画の大ファンだったことを明かし、どうして漫画を描くのをやめてしまったのか尋ねると、藤野は、最近また描き始めたと自慢げに応え、連載を取れたらアシスタントになってほしいと強がる。
喜ぶ京本は、家に帰ると、スクラップして保存していた小学生の時に学年新聞に掲載されていた藤野の4コマ漫画を読み直し、自身も4コマ漫画を描き始めるが、完成した4コマ漫画は風に飛ばされ、部屋のドアの下の隙間から廊下へと出ていく。
それを廊下で受け取ったのは、京本の部屋で絶望と後悔で崩れ落ちていた藤野だった。「背中を見て」と題された4コマ漫画は、通り魔に襲われた京本を藤野が救うが、その背中にはツルハシが刺さっているという内容だった。
不思議に思った藤野が京本の部屋に入ると、ドアにはかつて自分がサインした半纏が掛けられていた。それを見た藤野は、どうして自分が漫画を描いてきたのかを思い出し、藤野は涙を流す。
仕事部屋に戻った藤野は、京本の家の廊下で拾った4コマ漫画を正面の壁に貼り付け、再び漫画を描き始めるのだった。
(ここまで)
なお、入場者プレゼントをいただきました。


公開2週目の入場者プレゼントで、原作・藤本タツキと監督・是枝裕和、藤野役・出口夏希と是枝監督、京本役・蒔田彩珠と是枝監督のそれぞれの対談、作中で藤野キョウのペンネームで初めて投稿した作品「メタルパレード」の完成版のマンガなどが収録された「Special Booklet Volume1」でした。












































