鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

「映画けいおん!」

映画けいおん!」(2011年12月3日(土)公開)をDVDを借りて観ました。

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映画けいおん!Newプライス版Blu-ray

映画けいおん!Newプライス版Blu-ray

 

山田尚子監督の長編映画としては最初の作品で、制作は京都アニメーション。「聲の形」や「リズと青い鳥」が良かったので、その前の作品も観てみようと思った次第。

大まかなあらすじです。

大学も決まり、卒業を控えるだけとなった軽音楽部の3年生の唯(ギター)、澪(ベース)、律(ドラム)、紬(キーボード)。しっかり者の2年生の梓(ギター)も連れて、ロンドンに3泊5日の卒業旅行に行くことになる。一方、3年生たちは、梓にプレゼントとして曲を贈ろうと考えていた。
ロンドンに着いた5人だが、英語のコミュニケーションが十分にとれず、食事をとろうと入った(高級な)回転寿司店で、開店祝いで演奏することになっていた別のバンドと勘違いされ、店内で半被を着て生演奏を披露することになるが、拍手喝采を浴びる。
2日目にロンドン市内を観光した5人。3日目、楽器店などを回る中、唯は梓に贈る曲のことを考えるが、いいアイデアが浮かばない。そんな中、唯たちがロンドンに来ていることを知ったライブハウスのマネージャーを務める川上先輩から国際電話があり、翌日に現地で開かれる日本のポップカルチャーを紹介するイベントへの出演を依頼され、演奏することを決める。
帰国の日の午後に開かれたイベント、5人のバンド「放課後ティータイム」は会場の野外ステージで演奏する。最後に「ごはんはおかず」を演奏し、喝采を浴びるが、飛行機の時間はギリギリ。タクシーで空港に向かう。
帰国した5人は、顧問の協力もあり、最後の思い出に、朝の教室でライブを開く。ライブを終えた3年生の4人は、梓に贈る曲を相談し、梓に内緒で練習に励む。卒業式を終えた4人は、部室で梓に曲を披露し、感激した梓は拍手を贈る。(ここまで)

バンドに打ち込んできた女子高生の卒業を前にしたちょっと甘酸っぱいけど爽やかな青春物語を、ユーモアを交えつつ描いた作品。伏線が張られている印象もなく(気付かなかっただけかもしれませんが)、ストーリーをストレートに描いているのは、こういう作品には合っていると思いました。

テレビアニメ版の総集編ではなく、テレビアニメ版では描かれていない後日談という位置づけですが、予想はしていたものの、人物設定や、途中出てくるバイプレーヤーとの関係など、映画ではあまり説明されないので、やはりテレビアニメ版を視た人向けの映画なんだなあと思いました。
初見でも付いていける内容だと、映画で初めて観てテレビアニメ版を視たいと思う人も出てくるように思うのですが・・・

映画「空飛ぶタイヤ」

家族が行きたいとのことで、「空飛ぶタイヤ」(6月15日(金)公開)を観てきました。

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行ったのはMOVIX柏の葉。入口手前にはまだポスターが掲示されていました。

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日曜の朝9時前、人はまばらです。

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この週の上映スケジュール。

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この映画館では比較的大きめの221+2席のシアター8。観客はおそらく15~20人ほど。

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スクリーンサイズは9.9m×5.3mで、画面の大きさは十分です。

小さな運送会社のトレーラーが、走行中に脱輪し、外れたタイヤは路側帯のブロックに当たって空を飛び、歩道を歩いていた親子連れの母親を直撃、死亡させる事故を起こす。製造元のメーカーの調査は整備不良と結論付けるが、トレーラーの構造の欠陥を疑う運送会社社長の粘り強い地道な奮闘により、自動車メーカーのリコール隠しが明らかになる、という物語。池井戸潤の同名の小説が原作で、以前テレビドラマ化されたこともあるようです。監督は本木克英。

物語の中心は、運送会社社長の赤松(長瀬智也)、メーカーの販売部の課長でやがて社内の品質保証部のリコール隠しを疑い、仲間と秘かに真実を探る沢田(ディーン・フジオカ)、メーカーのリコール隠し疑惑の取材を進める雑誌記者の榎本(小池栄子)、榎本の学生時代の友人で彼女からの情報からメーカーと同じ財閥系列の銀行の営業本部でメーカーへの融資にシビアに対応する井崎(高橋一生)、最初は整備不良で立件しようと赤松を追い詰めるが、赤松の情報で最後はリコール隠し強制捜査に踏み切る刑事の高幡(寺脇康文)という善玉と、リコール隠しを主導するメーカー役員の狩野(岸部一徳)という悪玉、という構図。

一言でいえば勧善懲悪ものなのですが、被害者の夫のやり場のない怒りだったり、赤松の思いと会社の板挟みで悩む沢田など、複雑な人間模様も描かれていて、水戸黄門のような(失礼)単純な絵柄ではないところが、この物語にリアリティをもたらしています。一方、狩野だったり、品質保証部の幹部だったり、悪玉側の人たちは、全体の時間の都合だと思いますが、単純な悪役として描かれています。ないものねだりかもしれませんが、例えば、狩野は部下にリコール隠しを事実上強制するわけですが、3年前にリコール隠しで会社が痛い目に遭っているにもかかわらず、ここまで確信犯的にリコール隠しをするというのは、常識的な組織人としてはおよそ考えにくいところがあります。原作を読んでいないので分かりませんが、多少は過去の反省もありつつ、この場面はリコール隠しに進むしかないと決意する、といった心の葛藤が、実際にはあるはずで、そうしたところまで描けると、もっとこの作品に深みを与えることができたようにも思います。

とはいえ、社長の無謀ともいえる奮闘が実を結ぶのか、結論は何となく分かっていながらもハラハラしながら観ていって、最後は悪玉が退治されてスッキリする、基本線が押さえられていて、娯楽作品としてはとても良くできた映画だと思いました。

ラージャ@柏

柏のインド料理店「ラージャ 柏本店」で昼食。

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お店は、柏駅西口を出て南柏方面に200mほど線路沿いに進んで、道がカーブする手前にあります。南柏などに支店もあるようです。

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店内のメニュー。ランチセットは店頭にあったものと同じです。カレーは、マトン、チキンカシミール、キーマ、サグチキン、野菜、豆の6種類から選べます。Bセットのマトン&キーマを辛口で注文。 

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まずサラダとソフトドリンク(写真はアイスコーヒー)が来ました。

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右がマトン、左がキーマです。キーマはそれほど辛みはきつくありませんが、マトンはまさに辛口。味はなかなか、こってりさも少なく食べやすかった。

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ナンとライスのいずれかが選べます(お代わり自由)。普通に良かった。

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もう1人が頼んだAセットのサグチキンカレー(普通)のルー大盛(+100円)。ルーが器から溢れんばかりに入っています。ちょっと味見した限り、これも良さそうでした。