「劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~」(9月29日(土)公開)を観に行きました。
イオン越谷レイクタウンは、kaze、moriの2つのモールとアウトレットモールがある大規模なショッピングモール。イオンシネマは武蔵野線の越谷レイクタウン駅に近いkazeの3階にあります。
駅からイオンモール方向に出ると、来て初めて知ったのですが、kazeの入口のところにコラボカフェ「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~ 秋のおいしいものいっぱい!和風かふぇ」があって、開店前の行列ができていました。後で調べたら、10/4(木)から11/4(日)までの約1か月の期間限定でオープンしていて、来店・注文するとオリジナルのランチョンマットやコースターがもらえるそうです。
その日の夕方、営業中のカフェの様子です。
イオンシネマはこの日大人1,100円のサービスデーということもあってかなりの混雑で、チケット販売機にも相当な行列ができていていました。事前にネット予約しておいたので、別の発券機で並ばずすんなり発券できました。ネット予約しておいて正解でした。
イオンシネマすぐ脇の吹き抜けには、夏目友人帳の垂れ幕?もかかっていました。
夏目友人帳の上映は、この映画館で2番目に大きい292席のシネマ3。入ってみると席はざっと9割以上埋まっています。
(以前もらったチラシの表面・裏面)
(チラシの中見開き)
高校生の夏目貴志(神谷浩史)は、幼いころに両親を亡くし、その後育ててくれた祖母レイコも他界し、今は親戚の藤原滋(伊藤栄次)・塔子(伊藤美紀)夫妻と暮らしている。夏目は普通の人には見えない妖怪を見ることができる能力を持ち、自分と同じ能力を持つ祖母レイコが妖怪から奪った名前を記した契約書「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のデブ猫のニャンコ先生(井上和彦)の助けを借りながら、貴志は友人帳に縛られた妖怪の求めに応じ名前を返している。
ある日、塔子に用事を頼まれ祖母が高校生時代に少しの間住んでいた近くの町に出掛けた夏目は、当時の祖母を知る藤原容莉枝(島本須美)と一緒に暮らすその息子の椋雄(高良健吾)に出会う。穏やかに暮らす2人に好感を抱いた夏目は、時々家に出入りするようになるが、そんな中、ニャンコ先生が3匹の子猫に分裂する異変が起き、夏目たちがそれを解決しよう奔走するうちに、椋雄に隠された秘密、そこに秘められた想いが明らかになっていく。・・・というあらすじ。
以下は感想。
緑川ゆきの原作マンガやテレビアニメ版は未見で、あまり期待せずに観たのですが、かなり良かった。
妖怪、もののけが数多く出てくるので、非現実的な世界ではあるのですが、描かれる物語は、決して劇的なものではなくて、妖怪が、自らに課せられた運命の中で生きていく中で、芽生える人への愛情と別れ。そして、夏目が亡き祖母との思い出を聞いたりして思いを新たにする姿。最後は切ないけど、心がほんのり暖まるいい話でした。
テレビアニメ版の総集編ではなく、原作者監修のオリジナルストーリーのようで、初見の人でも付いていける程度に登場人物の背景などの説明も加えられており、消化不良を感じることもありませんでした。テレビアニメ版などの予備知識が全くなくても、問題なく味わえる作品だと思います。