鷺の停車場

映画、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いていきます

テレビアニメ「Just Because!」を見る③第9話~第12話

アニメ「Just Because!」の続き、最終話までです。(以下<  >内は公式サイトからの引用です。)

第9話:Answer

<江の島デートの帰り際、瑛太は恵那から「コンクールで賞を取ったら告白する」と宣言されていた。それはもはや告白されたのと同じようなもので……。
週明けに学校で会った瑛太と恵那は、お互いに意識してぎこちない態度になる。
一方、葉月は、陽斗への態度を、はっきりさせようとしていた。それに先立ち、美緒の気持ちを葉月は確認する。以前、美緒が陽斗に消しゴムを渡す瞬間を目撃しており、美緒の中学時代からの片想いに、葉月はそれとなく気づいていた。
そんな葉月からの問いかけに対して、美緒は今の気持ちをはっきり口にする。今は別にちゃんと好きな人がいるのだと。
葉月のおかげで、自分の気持ちに答えを出した美緒は、迷っていた志望大学についても、ひとつの結論を出すのだった。>

週明けの朝、イメージチェンジして登校した葉月に驚くクラスメイト。陽斗は直接話しかけることができず、授業中に瑛太とLINEでその話をするが、先生に見つかる。一方、瑛太と恵那は互いを避けてぎこちない。

美緒は、受験する大学に悩み、先生に相談した帰り、トランペットを吹き終わった葉月のもとを訪れ、どうして今の進路に決めたのか尋ねると、うちは農家で、いつかは家族の手伝いをすると決めているから、そのいつかが来る前に、大学にも興味があったし、一人暮らしもしてみたかったんだ、と語る葉月。夏目さんは?との質問に美緒は、私は何かよくわかんなくなっちゃって、と言うのだった。別れ際、葉月は、勘違いだったらごめん、もしかして夏目さんは相馬君のこと・・・と尋ねるが、美緒は、中学のときの片思い、初恋のままずっと止まっていた、実らなかったし、実らせようとしていなかった。大丈夫、だって私、ちゃんと好きな人いるから、と答えるのだった。葉月はそれまでの第一志望校よりも偏差値が高い、瑛太が推薦入学を決めている大学への受験を決める。

草野球に参加した陽斗の応援に葉月と依子がやってくる。依子の計らいもあって、陽斗はようやく、葉月に言葉をかけることができるのだった。

第10話:Childhood's end

<姉の美奈に「お姉ちゃんの大学は受けない」と宣言した美緒。美奈からは「がんばれ」とエールをもらう。それは、美緒が持っていたバレンタインチョコの包みに対しての言葉でもあった。
迎えたバレンタイン当日。
陽斗は葉月に呼び出されて、一緒に草野球のグラウンドに向かう。そこで、葉月はここ最近ずっと練習していた陽斗の打席曲をトランペットで吹いてくれる。
演奏が終わったあと、葉月は告白に対する返事を陽斗にする。今は付き合えないと。春になれば、葉月は兵庫の女子大に通う。離れ離れになる。陽斗は社会人となり、お互いに相手のことを考える余裕がなくなると思うから。食い下がる陽斗に対して、葉月は、だからお互いの生活が落ち着いて……そのときでもよければ、付き合ってほしいと返事をするのだった。
一方、瑛太にチョコを渡そうとした美緒だったが、ふとした切っ掛けで瑛太スマホの待ち受け画面を見てしまう。設定されていたのは、恵那を撮った写真。恵那が悪戯で設定した写真でもある。けれど、そんなことを知らない美緒は、その場から逃げ出してしまう。
そんな自分の反応に、美緒は自らの気持ちが本物で、本気であることを実感した。>

志望校を変えると言う美緒に、チャレンジャーだね、と喜び、励ます姉。受験には強気の美緒もバレンタインには自信がなかった。

一方、瑛太は受験することを母親に伝える。母親は、物好きよねぇ、と言いながら、暖かく瑛太を見守る。

迎えたバレンタインデーは登校日。放課後、廊下で瑛太に会った美緒はチョコを渡そうとするが、陽斗とLINEで会話していた瑛太スマホを見せると、運悪く待受画面に切り替わりカメラに向かう恵那の写真が美緒の目に入る。「帰る」と振り返った美緒の手首を瑛太は掴み「違う!これは…」と引き留めようとするが、美緒の目に涙を浮かぶのを見て手を離し、美緒は逃げ出す。そこに恵那がやってくる。待受画面の変え方を知らない瑛太に代わり、ごめんなさい、と待受画面を変える恵那。小宮が悪いわけじゃないと言う瑛太に、とにかくごめんなさい、と走り去る恵那。その頃、動揺して逃げ出した美緒は、自分のとっさの反応に、私、完璧本気じゃん、と改めて瑛太への思いを再確認するのだった。

一方、葉月は陽斗をグラウンドに呼び出し、私、相馬くんと付き合えない、と返事をする。毎週でも会いに行くと食い下がる陽斗に、新幹線で往復3万円、夜行バスでもその半分はかかる、続くわけない、と自分に言い聞かせるように強い言葉を返す葉月。陽斗は言い返せないが、自分のことをすごくちゃんと考えてくれたんだ、ちょっと嬉しい、と言うと、葉月は、大学での生活が落ち着くまで待ってほしい、その時まだ私で良いなら、私とお付き合いしてください、と告白し、別れ際にチョコを渡すのだった。

瑛太の元から走り去った恵那は、原付で近くの神社を巡って御守を買い集め、LINEで瑛太を呼び出す。駅のホームにやってきた瑛太に集めた御守を渡す恵那。瑛太は、そのうちの1つをコンクールの結果を待つ恵那に返すと、恵那は、やっぱり先輩が好き、と告白する。

その頃、自宅で勉強する美緒は、瑛太に渡すはずだったチョコを食べながら、絶対合格して、ちゃんとこの気持ちを全部言うんだ、と心に誓うのだった。

第11話:Roundabout

<美緒は、大学に受かったら、気持ちを全部打ち明けようと決めていた。
瑛太もまた、大学に合格したら、この気持ちを全部伝えようと決めていた。
迎えた大学の入学試験当日。
瑛太は美緒の第一志望の大学へ向かう。
美緒は瑛太が推薦で合格をもらっている大学へと向かった。土壇場で、美緒は志望大学を変更していた。
何も知らずに、試験に集中する瑛太
美緒も、瑛太が受験することすら知らないまま、試験を受ける。
すれ違ったまま、試験は終わり……やがて、合格発表の日は訪れた。>

駅のホーム、フライングで告白した恵那は、返事は大学に受かったら教えて、絶対受かる、と受験する瑛太を励ます。

翌日は入試の前日、呼び出されて陽斗と会った瑛太は、合格したら全部美緒に言うと語る。その頃、美緒は葉月と会っていた。葉月から前日の返事のことを聞いた美緒は、自分が瑛太が好きであることを話す。

そして迎えた入試の日、瑛太と美緒は互いの思いを知らぬまま、それぞれの試験会場に向かう。

その頃、学校で葉月に会った陽斗は、ふとしたはずみに、瑛太が美緒と同じ大学を受験することを話してしまい、それを聞いて驚く葉月から、美緒が受験校を変えたことを知る。

一方の入試会場の瑛太と美緒、それぞれ問題に向かいながら、互いへの思いが去来する。

そして結果発表の日。大学の掲示板で自分の番号を探す瑛太。一方、自宅に届いた封書で合格を知る美緒。

第12話:Get set,go!

<見事、美緒は第一志望の大学に合格する。「えのすい」のLINEグループには、祝福のメッセージとスタンプが並ぶ。瑛太からも「おめでとう」の言葉が届いた。
受験の緊張感から解放された学校内の空気は穏やかで、卒業式までの時間は静かに流れていく。
卒業式の当日。
美緒は瑛太と連絡を取ろうとしていた。けれど、捕まらない。LINEも「おめでとう」の一言以来返事はなく、既読も付かない。それでも、美緒は「話したいことがある。待ってる」とメッセージを残す。
美緒からのメッセージに気づいていながら、瑛太はあえて既読を付けていなかった。推薦を蹴るつもりで挑んだ大学受験だったが、結果は不合格。不甲斐ない自分のままでは、美緒の前には立てないと思っていた。
そんな瑛太のもとに、卒業式が終わったあとで、陽斗がやってくる。最後に一打席勝負をしようと瑛太の方から勝負を持ち掛けていた。
グローブを持って準備をする瑛太に、陽斗はバットを差し出してくる。ホームランを打てと。それを、瑛太は挑むように受け取る。
バッターボックスに入った瑛太が放った打球は、春のはじまりの空に、高々と舞い上がっていき……。>

大学の掲示板で合格者の受験番号を見る瑛太だが、そこに自分の番号はなく「カッコわる」とつぶやく。その帰り、「第一志望、合格」との美緒のLINEに、「おめでと」とメッセージを入れる瑛太。他の「えのすい」メンバーたちも合格を祝う。

卒業式の日、卒業生を代表して答辞を読む美緒。卒業式の後、美緒は瑛太と話そうと、用事片付けてくる、と打ち上げに行く親友たちと別れ、転入後瑛太が過ごしていた部屋を訪れるが、瑛太はおらず、葉月に声を掛けられて話をする。避けられているみたい、という美緒に、葉月は夏目さんのせいじゃないよ、と言うのだった。その頃、瑛太は恵那に声を掛けて写真部にやってくる。コンクールで見事金賞を取った恵那から、お手製の卒業アルバムを渡されると、ごめん、ずっと前から好きな人がいる、とフライング告白の返事をする。知ってたよ、だって、そういう瑛太先輩を好きになったんじゃん、とその場は気丈に振る舞う恵那だったが、瑛太が去った後はこらえ切れず号泣する。

恵那と別れた瑛太は、グラウンドで陽斗と一打席勝負をする。もやもやした自分の気持ちに区切りを付けようとしたのだ。美緒は瑛太にLINEを送って待つが、既読もつかず姿も見せない。その頃、陽斗と勝負する瑛太は、ついにホームランを打つ。瑛太は美緒のもとに向かうが、美緒には合流を待つ親友から早く来るよう督促の電話が入る・・・。

場面は変わって、大学に入学した瑛太。転校前の高校の友人と別れ、スマホのLINEを見る。あの日、ホームランを打った後、美緒に会えなかった瑛太はLINEの返事を送ったが、美緒は既読もつけていなかった。しかし、今になって既読がつく。瑛太が「そっちの大学はどう?」とLINEを送ると、「楽しいよ」とすぐに返事を返す美緒。少しの会話の後、「うしろ」とのメッセージに、瑛太が振り向くと、そこに美緒が立っていた。夏目のことが好きだ、と自分の気持ちをそのまま伝えた瑛太に、美緒も、私も、と答えたところで、幕を閉じます。美緒が既読をつけたのは、瑛太を見つけたからだったのですね。

この最後の演出、卒業式の日から一度も接点がなく、しかも美緒が入った大学を知らないまま、というのは、なかなか不思議。それまでの流れからすると、「えのすい」メンバーで兵庫に旅立つ葉月の送別とか何かの名目で集まるのがむしろ自然ですし、美緒の志望校変更を知っている陽斗もどの大学かくらい普通伝えるだろうと思うので。

とはいえ、それをあまり不自然に感じさせないよう工夫もされていますし、この仕掛けによって印象的なラストになっているのも確か。全体の展開、構成の良さもあり、印象深く余韻の残る作品でした。