鷺の停車場

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「この世界の片隅に」雑感

半年を超えなおロングラン中の映画「この世界の片隅に
内容については、私自身がなかなか言葉に整理できず、また、これまでに数多くの方が書かれていますので(またも抛擲…)、上映館についての雑感。

1月後半から2月半ばごろにかけて、上映館が大幅に増えてピーク時は300館くらい上映していたそうですが、今や風前の灯。
首都圏(=たぶん関東全域)では、
テアトル新宿(平日休映…)
シネ・リーブル池袋(5/25終映…)
③丸の内TOEI(6/2終映…)
④テアトル蒲田(平日4回/日、週末3回/日)
イオンシネマ幕張新都心
⑥土浦セントラルシネマズ(2回/日)
の6館、8~9回/日になってしまいました。
映画情報サイトを見ると全国でも17館。

公式Twitterによると、日曜は885人もの方がご覧になったようですが、昨日の月曜は175人で1回平均だとおそらく10人未満。
こう具体的な数字を聞くと、既にネット配信も始まっているようですし、上映館が週ごとに減っていくのも各館の現実的な判断なのだろうと頭では理解できます。
ただ、私自身はじめて何度も観に行った映画。
正確には、遥か昔の学生時代、名画座のようなところで小津安二郎黒澤明の特集上映(オールナイト3~4本立て)を何度も観に行った際、だぶって2回観た作品がいくつかあった気がしますが、今回のような映画は初めてです。
話は逸れますが「七人の侍」を観て、途中「休憩」とデカデカとした縦書きの字幕が出たまんま、何分も画面をぼぉっと眺めていたのもいい思い出です(本当はトイレ休憩の時間だったのでしょうが)。

なので、また観たいと思ったときに(現実的に行ける場所に)残っていてほしいなぁというのがワガママな本音。
とは言うものの、私が行けるのは、現実的にはせいぜい1月に1回程度。
仮に、今後映画館に足を運ぶ人が私のような人だけだとすると、
1日に200人が観るためには、私のような人が、ほかに200人×30日=6000-1=5999人いないといけません。
うーん。現実的には厳しそうですね…