鷺の停車場

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「この世界の片隅に」映画館上映スケジュールまとめ(6/10~6/16)

(6/15修正)テアトル新宿の緊急上映情報を反映させました。

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明日以降も引き続き上映してくれている映画館の今週末からの上映スケジュール一覧です。
6/9で岐阜のCINEXが上映終了になりましたが、6/10から下高井戸シネマが上映開始で(6/30まで)、都内の平日上映館が復活しました。
また、イオンシネマ幕張新都心では、6/10から1週間、片渕監督自ら音響調整を監修したULTIRA9.1ch上映が復活!初日の片渕監督の舞台挨拶付上映(&サイン会)のチケットは今日の午前中には完売したそう。公開から7か月も経っているのに凄いですね。
さらに、6/17からは呉ポポロシアターで再上映開始(7/14までの模様)だそうです。

◯6/10(土)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
10:00/12:30(シネマ2:280席)
【千葉県・海浜幕張イオンシネマ幕張新都心
11:20(スクリーン8:345席)※ULTIRA9.1ch上映、終了後、片渕監督舞台挨拶
【東京都・新宿】テアトル新宿
09:00(シアター1:218席)
【東京都・下高井戸】下高井戸シネマ
12:00/19:30(126席)
山梨県・石和】テアトル石和
13:35/17:50/23:35(100席?)
大阪府・梅田】テアトル梅田
10:00(シアター1:96席)
広島県・中区】サロンシネマ
10:00(サロンシネマ2:76席)
山口県・萩】萩ツインシネマ
19:00(スクリーン1:85席?)
徳島県・徳島】ufotable CINEMA
19:10(シアター2:35席)
沖縄県那覇桜坂劇場
21:50(ホールC:85席)

◯6/11(日)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
10:00/12:30(シネマ2:280席)
【千葉県・海浜幕張イオンシネマ幕張新都心
14:25(スクリーン8:345席)※ULTIRA9.1ch上映
【東京都・新宿】テアトル新宿
09:00(シアター1:218席)
【東京都・下高井戸】下高井戸シネマ
12:00/19:30(126席)
山梨県・石和】テアトル石和
13:35/17:50(100席?)
大阪府・梅田】テアトル梅田
10:00(シアター1:96席)
広島県・中区】サロンシネマ
10:00(サロンシネマ2:76席)
山口県・萩】萩ツインシネマ
19:00(スクリーン1:85席?)
徳島県・徳島】ufotable CINEMA
19:00(シアター2:35席)
沖縄県那覇桜坂劇場
21:30(ホールA:300席)

◯6/12(月)~6/16(金)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
10:00/12:30(シネマ2:280席)
【千葉県・海浜幕張イオンシネマ幕張新都心
14:25(スクリーン8:345席)※ULTIRA9.1ch上映
【東京都・新宿】テアトル新宿
09:00(シアター1:218席)※緊急上映:6/15・16のみ
【東京都・下高井戸】下高井戸シネマ
12:00/19:30(126席)※6/30終映予定
山梨県・石和】テアトル石和
13:35/17:50/23:35(100席?)※23:35の回は6/16(金)のみ、6/13(火)休映、6/23終映予定
大阪府・梅田】テアトル梅田
10:00(シアター1:96席)
広島県・中区】サロンシネマ
10:00(サロンシネマ2:76席)
山口県・萩】萩ツインシネマ
19:00(スクリーン1:85席?)※8/18終映予定
徳島県・徳島】ufotable CINEMA
09:40(シアター2:35席)
沖縄県那覇桜坂劇場
21:30(ホールA:300席)

 

集約すると、次のようになります。
6/10(土)10館:延べ14回・2052席(推定)
6/11(日)10館:延べ13回・2167席(推定)
6/12・14(月・水)9館:延べ12回・1949席(推定)
6/13(火)8館:延べ10回・1749席(推定)
6/15(木)10館:延べ13回・2167席(推定)
6/16(金)10館:延べ14回・2267席(推定)
(注)更新時点でネット上で確認できた情報を基にしていますが、誤認・誤記がある可能性もありますので、正しくはリンク先の公式サイトなどでご確認ください。
また、スクリーンが複数ある映画館での上映スクリーン番号や、各スクリーンの座席数が公式サイトに明示されていない場合には、便宜上、各種情報サイトから確認できた座席数の中で一番少ない数を「?」を付けた上で記載しています。

ビゼー:交響曲ハ長調ほか

先日のプーランクに続いて、マルティノンが振ったフランスものをもう1つ。
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◯マルティノン・フランス音楽名演集
(CD1)
1.ビゼー交響曲ハ長調[1855]
2.ビゼー:「アルルの女」第1組曲[1872]
3.ビゼー:「アルルの女」第2組曲[1872/79]
4.ラヴェル:道化師の朝の歌[1918]
5.マスネ:タイスの瞑想曲[1894]
(CD2)
6.ラヴェル:スペイン狂詩曲[1907]
7.ラヴェル:「マ・メール・ロア組曲[1911]
8.ラヴェル:序奏とアレグロ[1905]
9.ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲[1913]
10.ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」第2組曲[1930]
ジャン・マルティノン指揮シカゴ交響楽団
(録音 1・4・6・7:1968年4月11日、2・3:1967年4月26日、5:1966年12月3日、8:1968年5月13日、9:1964年11月28日、10:1964年12月1日・シカゴ)

マルティノンが1963年から5年間音楽監督を務めていたシカゴ響との録音。
シカゴ響とマルティノンの時代は評価が良くありません。アメリカのメジャーオケの中で比較すればドイツものに強いイメージのオケですし、前任のフリッツ・ライナーとのレパートリーやタイプの違いが当時のシカゴではあまり評価されなかったのでしょう。
その後、マルティノンはフランスに戻ってフランス国立(放送)管の音楽監督に就き、シカゴ響はライナーと同じハンガリー出身のショルティを迎え、それぞれ一時代を築きますので、今や抹殺された歴史のようです。
でも、残る録音を実際に聴いてみると、一般に黄金時代とされるライナーやショルティの録音とは確かに雰囲気が違うので、一般的なシカゴ響のイメージとはズレますが、演奏そのものの質は高いです。録音データから、基本はワンテイクで、事後的な細部のミス修正などはしていないと思われますが、アンサンブルも精緻ですし、もっと評価されていいように思います。

さて、ビゼー交響曲は、彼の生前に発表・演奏されることはなく、1930年代に「発掘」されたもの。今でいえば高校生に当たる年頃で、こんなに魅力的な曲を生み出すなんて、やっぱり天才です。
10代で作曲された交響曲としては、モーツァルトの~30番、シューベルトの~5番、メンデルスゾーンショスタコーヴィチの1番などがありますが、これらと比べても優れた作品。
演奏も、若々しく爽やかな雰囲気でありつつ、オケの優れた機能性が十分に発揮されたキリっとした演奏で、聴いていて気持ちがいい。
アルルの女」はマルティノンの他の録音は他には出回ってないようで、おそらく今普通に聴くことができる唯一の録音だろうと思います。この曲の録音だけは盛り上がった部分の音が飽和してしまっているのがちょっと残念ですが、交響曲と同様に、キリっとした雰囲気が魅力的。
ラヴェルの作品は、その後EMIで録音したパリ管との管弦楽曲集が有名ですが、序奏とアレグロは、本来の弦楽四重奏の伴奏を小編成の弦楽合奏で演奏しているようで、おそらくマルティノン唯一の録音だろうと思われます。その他の曲も、確かにフランス的な色彩や雰囲気はパリ管の録音に一歩譲りますが、尖りすぎず柔らかさを残しながらキビキビとした演奏で、全体の構成・バランスなどはむしろ後年の録音よりも優れているのではないかと思います。パリ管との録音では、マ・メール・ロアやダフニスとクロエは全曲盤になっていますので、組曲版での録音という意味でも貴重ではないでしょうか。

本盤はもう廃盤となっていますが、輸入盤では、マルティノンのシカゴ響時代の録音をまとめたセット版が出ているようです。

Jean Martinon: Chicago Symphony Orchestra - The Complete Recordings

Jean Martinon: Chicago Symphony Orchestra - The Complete Recordings

銀座・登亭(うなぎ)でランチ

先日銀座に行った折、ちょっと寄り道して登亭に入ってみました。
店内はカウンター3席+小さめな2人掛けテーブル4つ程度と狭いですがこざっぱりとした作り。
メニューは、鰻丼1850円、鰻重の梅2800円、竹3700円…という感じ。
まずは懐具合と相談して鰻丼に決め、ちょっと迷った末、メニューの写真を見て+ご飯大盛100円にしました。
5分ほどで到着です。場所柄平日はサラリーマンが多いのでしょう、あらかじめ蒸しなど準備しておいたものを仕上げに焼いて出しているようです。
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ご飯はけっこう大盛。
お隣の並盛の鰻丼と比べると、ご飯の標高が1.5cmくらい上がってます。
おおまかに計算すると、8cm×8cm(丼の半径)×円周率×1.5cm(標高)=約300cc≒0.5合分くらい増えていると思われます。これもサラリーマン向きなのかもしれませんが、鰻丼のうなぎの量ではちょっと多すぎます。その中間の+50円で中盛とかあれば丁度いいのになぁなどと思いながら食べ始めます。
うなぎはかなり柔らかい。箸で持ち上げるだけで身が切れるくらい。
個人的にはもっと身の弾力や焼いた感じがある方が好みですが、ふっくらしてくさみもなく、これはこれで美味しくいただきました。バランス的ご飯が多かったので(自業自得…)、卓上に追加用のタレがあるとなお良かった。
昨今の相場を考えれば値段も高くないですし、出来上がりを待つ時間も少な目なので、時間があまりないけどちゃんとしたうなぎを食べたい!というときには最適なお店と思いました。