鷺の停車場

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「この世界の片隅に」映画館上映スケジュールまとめ(7/1~7/7)

来週も引き続き上映してくれる映画館の週末からの上映スケジュール一覧です。
下高井戸シネマ、テアトル石和、伏見ミリオン座、イオンシネマ名古屋茶屋では上映が終了してしまいますが、ユナイテッド・シネマ春日部は7/7まで上映延長、三越映画劇場(名古屋)、立誠シネマプロジェクト(京都)で上映が始まります。
なお、テアトル蒲田、サロンシネマは7/7で上映終了のようですが、それぞれ7/8からもすぐそばの蒲田宝塚、八丁座で上映が続くようです。

◯7/1(土)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
10:00/12:30(シネマ2:280席)
【埼玉県・春日部】ユナイテッド・シネマ春日部
13:05(スクリーン5:95席)
【千葉県・海浜幕張イオンシネマ幕張新都心
19:15(スクリーン4:102席)
【東京都・新宿】テアトル新宿
15:50(シアター1:218席)
【東京都・蒲田】テアトル蒲田
15:10/17:30(244席?)
【愛知県・星ヶ丘三越映画劇場
10:30/13:30/16:30(68席)
京都府河原町立誠シネマプロジェクト
12:25(35席)
大阪府・梅田】テアトル梅田
20:25(シアター1:96席)
広島県・中区】サロンシネマ
15:40(サロンシネマ2:76席)
広島県・呉】呉ポポロシアター
14:30/16:55(スクリーン2:150席?)
山口県・萩】萩ツインシネマ
15:00(スクリーン1:85席?)
徳島県・徳島】ufotable CINEMA
08:50(シアター2:35席)
沖縄県那覇桜坂劇場
21:00(ホールC:85席)

◯7/2(日)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
10:00/12:30(シネマ2:280席)
【埼玉県・春日部】ユナイテッド・シネマ春日部
13:05(スクリーン5:95席)
【千葉県・海浜幕張イオンシネマ幕張新都心
09:20(スクリーン2:89席)
【東京都・新宿】テアトル新宿
16:00(シアター1:218席)
【東京都・蒲田】テアトル蒲田
15:10/17:30(244席?)
【愛知県・星ヶ丘三越映画劇場
10:30/13:30/16:30(68席)
京都府河原町立誠シネマプロジェクト
12:25(35席)
大阪府・梅田】テアトル梅田
20:25(シアター1:96席)
広島県・中区】サロンシネマ
15:40(サロンシネマ2:76席?)
広島県・呉】呉ポポロシアター
14:30/16:55(スクリーン2:150席?)
山口県・萩】萩ツインシネマ
15:00(スクリーン1:85席?)
徳島県・徳島】ufotable CINEMA
08:40(シアター2:35席)
沖縄県那覇桜坂劇場
12:30(ホールC:85席)

◯7/3(月)~7/7(金)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
10:00/12:30(シネマ2:280席)
【埼玉県・春日部】ユナイテッド・シネマ春日部
13:05(スクリーン5:95席)※7/7上映終了予定
【千葉県・海浜幕張イオンシネマ幕張新都心
19:15(スクリーン4:102席)
【東京都・新宿】テアトル新宿
16:00(シアター1:218席)
【東京都・蒲田】テアトル蒲田
15:10/17:30(244席?)※7/7上映終了予定(7/8から蒲田宝塚で上映開始)
【愛知県・星ヶ丘三越映画劇場
10:30/13:30/16:30(68席)
京都府河原町立誠シネマプロジェクト
12:25(35席)
大阪府・梅田】テアトル梅田
20:25(シアター1:96席)
広島県・中区】サロンシネマ
15:40(サロンシネマ2:76席?)※7/7上映終了予定(7/8から八丁座で上映開始)
広島県・呉】呉ポポロシアター
14:30/16:55(スクリーン2:150席?)
山口県・萩】萩ツインシネマ
15:00(スクリーン1:85席?)
徳島県・徳島】ufotable CINEMA
09:10(シアター2:35席)
沖縄県那覇桜坂劇場
12:30(ホールC:85席)※7/6(木)は21:30

いずれの日も、13館・延べ18回・2,379席(推定。7/2は2,366席)で、1週間分の合計は、13館・延べ126回・16,640席(推定)になります。前の週と比べると、回数・席数とも2割程度減りますが、7月後半から8月にかけて再上映予定の映画館が数多くありますので、まだまだ上映は続きそうですね。
(注)基本的に、公式HPの劇場情報で紹介されている映画館について、更新時点でネット上で確認できた情報を基に記載していますが、誤認・誤記がある可能性もありますので、正しくはリンク先の公式サイトなどでご確認ください。
また、スクリーンが複数ある映画館での上映スクリーン番号や、各スクリーンの座席数が公式サイトに明示されていない場合には、便宜上、各種情報サイトから確認できた座席数の中で一番少ない数を「?」を付けた上で記載しています。

「夜明け告げるルーのうた」

lunouta.com
この映画、私もともと数多く映画を観るわけではないのに加え、すっかり「この世界の片隅に」にはまってしまったこともあって、5月に上映が始まっても、そんな映画があったことさえ全く知らなかったのですが、アヌシー受賞のニュースで初めて存在を知ってから、かなり気になっています。
ひるね姫」の予告編は「この世界の片隅に」の予告で何度か見ましたが、「夜明け告げるルーのうた」の方は全然…。行った映画館が上映館でなかったのかなぁ。
で、存在を知ってすぐ調べたら、上映館は池袋Humaxシネマズのみで、公開後たった1か月で上映はほとんど終わりかけの様相。パッと見た感じポニョっぽい気がしてしまうのが災いしたのか分かりませんが、観客動員成績が予想以上に良くなかったのでしょう。
その後間もなく凱旋上映がTOHOシネマズで始まりましたが、残念ながら個人的に行きやすいところでは上映がなく、観に行ける機会をつかめないまま、それも多くは1週間で終わってしまうようです。
この世界の片隅に」も、キネ旬ベストテンのニュースで初めて存在を知って気になり、お試し程度のつもりで観に行ったらすっかりやられてしまった、ということがあるので、この映画も、好みに合う作品かどうかは分かりませんが、一度は子どもを連れて映画館で観ておきたい気がします。
近場のTOHOシネマズでの再上映はもはや期待薄でしょうから、せめてキネマ旬報シアターで上映してもらえると嬉しいのですが……

シャイー/ゲヴァントハウス管「マタイ受難曲」

先日に続いて、ゲヴァントハウス管のCDをもう1つ。

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J.S.バッハマタイ受難曲BWV244

ヨハネス・クム(T:福音史家)/ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(B:イエス)/クリスティーナ・ラントシャマー(S)/マリー=クロード・シャピュイ(A)/マクシミリアン・シュミット(T)/トーマス・クヴァストホフ(B)/クラウス・ヘーガー(B:ピラト、ペテロ、ユダ)

テルツ少年合唱団(合唱指揮:ゲルハルト・シュミット=ガーデン)/ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団(合唱指揮:ゲオルク・クリストフ・ビラー)

リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

(録音:2009年4月2・3日、ライプツィヒ

2005年、ブロムシュテットの後任でゲヴァントハウス管のカペルマイスター(首席指揮者)に就任したシャイーによる、最近では少ない普通の(モダン楽器による)オケによるマタイ受難曲

カペルマイスター就任前、コンセルトヘボウ管の常任指揮者を務めていた頃までのシャイーは、おおむね一般的(伝統的)な演奏スタイルに沿いつつ、若々しく緻密な演奏をするという印象でしたが、カペルマイスター就任後のゲヴァントハウスとの録音では、作曲当時の奏法など(の研究成果)による古楽器オケの演奏スタイルも採り混ぜた意欲的(斬新)な解釈が一つの特色になっているよう。

ベートーヴェン交響曲はその一例ですが、私は未聴ですが、ブラームス交響曲でも同様のようです。演奏としての成否の評価は大きく分かれるでしょうが、取組そのものは評価されていいと思います。

この録音も、かつては広くベスト盤と言われていたリヒター盤をはじめ、モダン楽器による演奏に多いロマン派以降の作品と同様の奏法・表情付けとは一線を画して、小編成のオケで、ビブラート少なめの古楽的な奏法を基本に、速めのテンポで編み上げた感じ。全体の演奏時間は2時間40分弱で、手元にあるレオンハルト指揮の古楽器オケの録音と比べても10分以上短い。

といっても、イントネーションやアクセントなど、細部の表現にも気が配られていて、拙速な印象は全くありません。機能性に優れたモダン楽器のおかげか、古楽器オケの演奏よりもキビキビした印象で、強弱のメリハリも効いています。

この曲の録音を何種類も聴き比べたわけではないので相対的な評価は控えますが、1つのあり得る演奏スタイルとして一聴に値する録音だと思います。