鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

パティスリー ボンボニエール メゾン@柏

たまたま通りがかって、こんなところにケーキ屋さんがあるんだ、と思って入ってみたお店。

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パティスリー ボンボニエール メゾン(PÂTISSERIE bonbonnière MAISON)
クリスマスケーキをどうしようかと思っているところなので、クリスマスケーキのチラシをもらってみました。

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街のケーキ屋さんとしてはちょっと高めなお値段ですが、チラシの作りも含め、ちょっとオシャレな感じ。
スタッフの方にお聞きしてみると、開店は昨年10月だそうですが、もともと7年くらい前から、道を挟んで向かい側にある結婚式場「セント・マーガレット・ウェディング」でスイーツを作っているとのことでした。おそらく結婚式場のスイーツ部門が結婚披露宴用にスイーツを作る傍ら、お店を出しているという感じなのでしょう。私が入店中も、スタッフが結婚式場と行き来している様子がうかがえました。
試しに、店頭に並んでいたエクレア(380円)を買って帰りました。 

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入れてくれた紙袋もおしゃれな感じ。 

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写真が暗くて分かりにくいですが、真ん中に生クリームとフルーツが挟んであります。味は美味しかった。
でもちょっとお値段高めだし、どうしようかなぁ。

ポムの樹@アリオ柏

セブンパーク・アリオ柏の3Fにある「ポムの樹」でお昼を食べました。

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休日のお昼時、フードコートをはじめレストランはかなりの混雑。正午ちょっと前に入ったときは、このお店はまだすんなり入れましたが、間もなく行列が。

オムライスを食べるのは久しぶり。昔学食で食べたオムライスが懐かしい。

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レギュラーメニューのほかに、このようなセットメニューもあります。私は、オムパスタコンビのハヤシソースオムライス+エビのクリームソーススパゲティ(税抜き1,180円+スパゲティの追加料金180円)、もう1人はレディースセット(男性も頼めます)のオムライスドリア(税抜き1,410円)を注文しました。

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まずはレディースセットの温玉サラダが到着。

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これもレディースセットのコンソメスープ。写真はありませんがレディースセットにはドリンクもついています。

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オムライスドリア。一口食べましたが、チーズもとろっとして濃厚な味わいでなかなか面白い。

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オムパスタコンビ。自慢のハヤシソースオムライスは、中のライスがケチャップライスとバターライスから選べます。私はケチャップライスにしましたが、あまりケチャップの味は強くなく、意外にバターの風味が感じられました。玉子は程よく半熟の部分も残して焼かれていてソースとの相性は上々。パスタもエビがプリプリして美味しかった。

普段使いのお店としては気持ち値段が高めな感じですが、昔の学食でも通常の定食よりちょっと高級なメニューだった気もするので、まあこんなもんかもしれませんね。

映画「カラフル」

原恵一監督の「カラフル」(Colorful)(2010年8月21日(土)公開)を家で観ました。

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先に観た「河童のクゥと夏休み」がそんなに悪くなかったので、原監督の別な映画も観てみようということで借りてきた次第。 

カラフル 【通常版】 [Blu-ray]

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森絵都さんの小説「カラフル」を映画化したものだそうです。原作は読んでいないので、映画を観た範囲での大まかなあらすじです。

「ぼく」は、人生を終え、次々と周りが輪廻転生していく様子を、ただただ見ています。生前の記憶を失い、自分がなぜ命を落とし、こうしているのか分からないところに、フォーマルな身なりの関西弁の少年が姿を表します。少年は「プラプラ」と名乗り、天からの使いで、テストに合格すれば「ぼく」に輪廻転生する権利を与えるといいます。「ぼく」が小林真として修業し、自分が犯した罪を思い出し、その重大さに気づく事ができればテスト合格。「ぼく」はその提案を受け、小林真の中に入ります。

真は一見平凡な、どこにでもいる冴えない、孤独な男子学生。時々様子を見に表れるプラプラは、自殺のきっかけとして、密かに好意を寄せていた同級生の桑原ひろかが援助交際の相手とラブホテルに入り、直後に、そのラブホテルから母親が不倫相手のフラダンスのコーチと出てくるのを目撃したことがあるのだろうと真に語ります。

「ぼく」は、そんな真の中に入ったことを後悔しますが、どうせ本物の真は既に死んでいる、と大胆に行動します。周囲は真の急激な変わりように驚きますが、少しずつ影響を受けていきます。

そんなある日、援助交際の相手と歩く桑原ひろかを後をつける真は、2人がラブホテルに入ろうとしたところで、ひろかの手を取り、駆け出します。ひろかの援助交際の現場を目撃した真は動揺し、その夜、母親に八つ当たりし、その後出かけた神社で不良少年に襲われ怪我をしてしまいます。

学校を休む真に、真に好意を持つ同じ美術部で同じクラスの佐野唱子が見舞いに来ますが、悪態をついて追い返してしまいます。

ある日、同じクラスの早乙女に気まぐれで付き合って玉川電鉄の砧線跡を歩いたことをきっかけに、2人は友達になります。早乙女と一緒に受験勉強をしたり、お金欲しさに援助交際を続けながら悩む本心を打ち明けるひろかを励ましたり、高校受験を目前にして家族会議で本音をぶつけ合ったりしていく中で、真も少しずつ変わっていきます。

そうして、「ぼく」は、記憶を取り戻し、自殺という罪を犯した小林真だったことを思い出します。新たな交流を通して、生の素晴らしさに気付いた「ぼく」は無事にテストをクリアし、小林真として生きていきます。

(ここまで)

最初は、しょせん他人の人生だと思って、ある意味で気楽に生活を始めた「ぼく」が、結果として、その違いから人間関係に変化が生じて、これまでと違った交流が生まれ、「ぼく」も、しだいに、自分の人生として引き受けるようになっていく、という流れがうまく描かれていると思います。最初の方は、真自身への周囲の冷たい反応や、母親への真の冷たい当たり方など、個人的には観るのがやや辛くて、あまり最初から繰り返し観る気にはなれませんが、早乙女と仲良くなったあたりから、やや物語に明るい光が差し込むようになってきて、心を打たれました。

終盤近く、真の書きかけの絵を前にして、黒い絵の具を手に、私は変わっているのではないか、と内心の葛藤を打ち明けるひろかに、真は、みんな変わっているのが普通なんだ、いろんな色があっていいんだ、カラフルでいいんだ、というようなことを語ります。おそらく、このシーンがタイトルのもとになっているのではないかと思いますが、このシーンと、家族が、ひそかに美術に打ち込める高校を探してきて真に勧めるものの、真は、早乙女という初めてできた友人と同じ高校に行き、普通に友人との生活を楽しみたいと真面目に訴える家族会議のシーンが、この映画の大きなヤマになっているように思いました。

キャラクターの絵は、いかにもアニメという感じが薄いのは前作の「河童のクゥと夏休み」と共通する部分もちょっとはあるような感じもしますが、違和感なく観れました。