鷺の停車場

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「この世界の片隅に」映画館上映スケジュールまとめ(11/18~11/24)

(11/22修正)イオンシネマの11/24上映時間等を反映しました。
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来週も引き続き上映予定の映画館の週末からの上映スケジュール一覧です。

konosekai.jp

11/12(日)に公開1周年を迎え、いよいよ2年目に入りました。
9月に入って以降、各日の上映館は一桁になり、上映が途切れるのも時間の問題かとも思われましたが、息長く上映が続いています。

当初前週の1週間の予定だったテアトル梅田での再上映は11/24まで1週間延長されました。11/18(土)からは、愛媛県・松山のシネマサンシャイン大街道で、「松山映画祭2017」の一環として、11/26(日)までの9日間、1日4回上映されます。また、前週の新潟西に続いて海老名、大高、長久手イオンシネマ3館でも再上映されます。 

◯11/18(土)~11/24(金)
茨城県・土浦】土浦セントラルシネマズ
10:00(シネマ1:300席)
【神奈川県・海老名】イオンシネマ海老名
[土/月]12:10(スクリーン7:574席)/18:00(スクリーン2:158席) [日]11:50(スクリーン7:574席)/18:00(スクリーン2:158席) [火]12:10/18:05 [水]12:10/20:40 [木/金]11:45 (スクリーン7:574席)※スクリーン7の回はTHX上映、12/1上映終了予定
【神奈川県・鎌倉】鎌倉市川喜多映画記念館
[火]14:00 [木]10:30(51席)※11/21・23・25・26限定
新潟県・新潟】イオンシネマ新潟西
[土/月~水]14:10(スクリーン7:241席)/18:55(スクリーン5:105席)[日]14:10(スクリーン7:241席)[木/金]16:50(スクリーン5:105席)※11/24上映終了予定
【愛知県・大高】イオンシネマ大高
[土/日]14:05 [月~水]11:25(スクリーン4:142席)[木]09:20 [金]11:50(スクリーン5:104席)※11/24上映終了予定
【愛知県・長久手イオンシネマ長久手
[土~水]12:35(スクリーン9:306席) [木]18:25 [金]12:25(スクリーン5:175席)※11/24上映終了予定
京都府河原町MOVIX京都
[日]09:00(シアター10:332席)※11/19限定爆音映画祭 in MOVIX京都)
大阪府・梅田】テアトル梅田
10:10(スクリーン1:96席)※11/24上映終了予定
広島県・広島】八丁座
16:40(八丁座壱:167席?)※11/24上映前片渕監督挨拶
愛媛県・松山】シネマサンシャイン大街道
10:00/13:00/16:30(シネマ4:144席)/19:00(シネマ1:110席)※11/26上映終了予定(松山映画祭2017)

各日ごとの集計は次のとおりで、1週間分の合計は、10館・延べ82回・17,770席(推定)になります。

・11/18土 7館・延べ12回・2,535席(推定)
・11/19日 8館・延べ12回・2,762席(推定)
・11/20月 7館・延べ12回・2,535席(推定)
・11/21火 8館・延べ13回・3,002席(推定)
・11/22水 7館・延べ12回・2,951席(推定)
・11/23木 8館・延べ11回・2,018席(推定)
・11/24金 7館・延べ10回・1,967席(推定)

次週からは、イオンスペースシネマ野田、成田・横須賀のHUMAXシネマズでも上映がが始まる予定です。

(注)基本的に、公式HPの劇場情報で紹介されている映画館について、更新時点でネット上で確認できた情報を基に記載していますが、誤認・誤記がある可能性もありますので、正しくはリンク先の公式サイトなどでご確認ください。
また、スクリーンが複数ある映画館での上映スクリーン番号や、各スクリーンの座席数が公式サイトに明示されていない場合には、便宜上、原則として各種情報サイトから確認できた座席数の中で一番少ない数を「?」を付けた上で記載しています。,

ともさんかく はなれ@柏

柏駅東口の「焼肉酒場ともさんかく はなれ」で夕食(飲み会)。

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焼肉というと、最近はここに行くことが多いです(それほど焼肉に行くわけではないのですが)。

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まずは、生ビールで乾杯(中ジョッキ:450円(税抜き。以下同様))
お肉をいくつか注文。
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最初に来たのは、がっつきロース(1,299円)。
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焼いている途中。程よく焼けたところで、ハサミで肉を切り分けていただきます。やはり美味しい。
次いで、肉寿司が到着。
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左側:トロ2種盛り899円、右側:(上)ハツ刺し握り399円(下)牛タン握り499円
これもこのお店に来ると毎回のように食べています。いろいろ食べると結構高くつきそうですが、美味しい。

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左は旨辛もやし(399円)、中・右は壺漬けネギタン塩(399円)。
タン塩は、ちょっと肉厚で食べにくい部分もありますが、値段を考えるとコスパは十分。なお、壺の下の方はキャベツが敷いてあるので、お肉の量はほどほどです。

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こちらは、普通の?霜降りタン塩(799円)。こちらは薄切りなので、食べやすい。
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壺漬けガーリック(ハラミ:399円)。ニンニク入りの味噌ダレに漬け込んであります。

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壺漬けガーリックと、のどなんこつ(559円)を焼いているところ。中央は壺の中に敷いてあったキャベツ。のどなんこつもコリコリしてこれはこれで面白い。

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最後に炙りロース(699円)をいただき、〆のカルビクッパ(699円)を食べて終了。
この日も事前に予約して来店しましたが、やはりかなりの混みようで、相変わらずの人気ぶりでした。

「この世界の片隅に」@丸の内ピカデリー爆音映画祭

この世界の片隅に」がついに公開1年を迎えました。観客動員数や興行収入では大ヒット作品と規模が一桁違いますが、1年経ってまだ途切れず上映が続いているのは凄いこと。

さて、それよりちょっと前になりますが、丸の内ピカデリーで開かれている爆音映画祭で「この世界の片隅に」を観てきました。

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日曜日の朝、有楽町駅すぐの有楽町マリオンへ。
最初、マリオン本館の1階にある切符売場に並んだものの、窓口スタッフにピカデリー3は新館ですと言われるまでピカデリー1・2のみの売場であることに気付かず、改めて新館の方に。

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エレベーターで5階に上がります。

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エレベーターを降りてみると、意外にこじんまりしています。昔ならこれでも広いロビーだったのでしょうが、シネコンに慣れてしまった身には手狭に感じます。

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この日の上映スケジュール。「ブレードランナー2049」は連日のようですが、そのほかの上映作品は日替わりということもあってか、館内には「ブレードランナー」以外の作品の紹介は見当たりません。「この世界の片隅に」も、この上映時間の案内のみで、チラシの掲示も見当たりません。

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座席表も見た目どこか時代を感じさせます。ピカデリーでは一番小さいスクリーンですが、それでも540席。普通のシネコンだと最大スクリーンでもこれだけの席があるかどうかという感じだと思います。

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スクリーン最後部の入口から見た館内。昔ながらの傾斜が少なく見上げるスタイル。スクリーンサイズは14.2m×6.0mです。 上の写真では暗くてよく分かりませんが、スクリーンの両脇には、爆音映画祭のために増設したらしい、ライブコンサートなどで見るようなスピーカーが積まれています。

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入口を入った中央部には、音響調整のための機器が設置されていました。親切に、立入禁止だけど撮影可との表示がありました。

座ったのは、前後のほぼ中央に当たるJ列。ちょうど緩やかな傾斜が始まるあたりで、これより前の列はほぼ水平になっています。

普通の映画館だと、上映時間前にも、いろいろ宣伝の映像やら音声が流れていることが多い気がしますが、それも全くなく、画面も暗く、静かなままで上映時間を迎えます。

事前にインターネットでチケットを予約した際には、前の方の席はかなり埋まっていた気がしたのですが、実際に上映時間になると、思ったより空席が多いように見えます。朝早く、天気も悪かったので、寝坊したり、外出をやめた方もおられたのでしょうか。
館内の明かりが落ち、スクリーンへの映写が始まると、いきなりカクテルグラスを乾杯する(配給の)東京テアトルの映像が流れ、すぐに本編の上映が始まりました。予告編はもちろん、館内マナーや撮影禁止を呼び掛けるお知らせもなく上映開始とは。
もともとピカデリーの流儀なのか、爆音映画祭というイベントでの上映のせいなのか、初めてなので分かりませんが、前述のロビー内の様子も含め、商売っ気のなさはかなり意表を突かれました。

さて、本編が始まると、増設された両脇のスピーカーから、これまで観た上映ではメインの登場人物のセリフなどに埋もれてよく聞き取れなかった、雑踏音などの背景音がよく聞こえてきます。
例えば、映画の最初の方でいうと、
バケモノが背中のカゴに周作とすずさんを入れて相生橋(現在の原爆ドームである広島県産業奨励館の脇に掛かる橋)を渡るシーンで、すれ違う女の子がバケモノを指さし「お母ちゃん、変なのおりんさる」と脇にいるお母さんに話していたり、
その夜、すずさんが家でキャラメルの箱に鼻を近付けて匂いを嗅ぐシーンで、お兄さん(要一)が咳き込んでいたり、
すずさんが学校で鉛筆をナイフで削るシーンで、教室内で男の子たちの(鉛筆かサイコロを転がして?遊ぶ)野球ゲームで三塁打が出ていたり、
と、これまで全く気付かなかった音声がくっきり聞こえてきて、こんな音もあったんだ、ここまで丹念に音を作って拾ってたんだ、と気付かされることが多々ありました。
なお、帰ってから、自宅のテレビで改めてBlu-rayを観直してみたのですが、上に書いたような音は、けっこう大音量にした上で、メインのセリフなどを無視してそちらに意識を集中しないと聞き取れない程度に入っているだけだったので、通常上映版と比較して、背景の音の方にかなりフォーカスを当てたバランスといえます。
その反面、主要人物のセリフがちょっとエコーがかったように聞こえたり、主要人物が横に移動しながらしゃべるシーンなどでは、画面の中央にいてセンターから聞こえるセリフよりも、画面から外れてサイドから聞こえるセリフの方が大きく聞こえる場合もあったりして、全体のバランスとしては、けっこう不自然な感じもありました。

ただ、この映画祭での最初の上映前には、片渕監督ご自身も、音響調整に立ち会われたとのことですので、映画祭の趣旨から、おそらく、何度も観ておられる方向けのセッティングという前提で、全体の音響バランスは多少犠牲にしても、通常ではあまり聞こえない音や、砲台や爆撃などの重低音を際立たせるセッティングをしたのだろうと思います。後日の上映での片渕監督の舞台挨拶でも、背景の音声を際立たせるセッティングにした旨のことをおっしゃっていたようです。
その分、砲台や軍艦の砲撃音、機銃掃射の音などは、すごい迫力で響いていました。
一番身に迫ったのは、すずさんが右手を失った後、布団から起き上がって、右手を眺める回想シーン。背景の障子や庭の絵が左手で描いた絵のように(実際に左手で描いたという話も聞きました)歪んでいく中、すずさんが右手を回想する言葉が、通常ではセンターの声しか聞き取れないものが、右からも左からも言葉が押し寄せてきて、本当に凄かった。内に秘めた心の歪みを突き付けられたような気がしました。 

この映画をこの公開からの上映期間中にスクリーンで観るのは、現実的にはあと1~2回あるかどうかだろうと思います。1つの映画を、様々な音響のスクリーンで観ることができたのは貴重な、また愉しい経験でもありました。
個人的には、柏のキネマ旬報シアターで観たガルパンの音感上映の迫力が凄かったので、この映画の音感上映(4/29~5/19・7/22~8/18の過去2回の上映時は通常音声でした)も観てみたかった気がします。キネマ旬報シアターでは来年(以降)1月に再々上映予定とのこと、期待したいと思います。