鷺の停車場

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テレビアニメ「響け!ユーフォニアム3」を観る①第1回~第3回

テレビアニメ「響け!ユーフォニアム3」を見はじめました。

まず、最初の3話を紹介します。

2013年12月から宝島社文庫で刊行されている武田綾乃さんの小説「響け!ユーフォニアム」シリーズを原作に、京都アニメーションによりアニメ化されたシリーズ。

本作は、黄前久美子の3年生時代を描いた「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」の前編(2019年4月刊行)と後編(2019年6刊行)を原作にテレビアニメ化した作品で、この4月から、日曜日の夕方、NHK Eテレで放送されています。主要スタッフは、監督:石原立也、副監督:小川太一、シリーズ構成:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子池田和美総作画監督池田和美、楽器設定:髙橋博行、楽器作画監督:太田稔、アニメーション制作:京都アニメーション など。

 

なお、原作小説でいうと、第1作「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」(2013年12月刊行)をアニメ化したテレビアニメ第1期「響け!ユーフォニアム」が2015年4月から7月までの2015年春クールに、第2作「響け!ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏」(2015年3月刊行)と第3作「響け!ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機」(2015年4月刊行)をアニメ化したテレビアニメ第2期「響け!ユーフォニアム2」は2016年10月から12月までの2016年秋クールに、いずれもTOKYO MXなどで放送されています。

テレビアニメの第1期と第2期では、主人公である黄前久美子の1年生時代が描かれていましたが、黄前久美子の2年生時代を描いた原作小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」の前編 (2017年8月刊行)と後編(2017年10月刊行)に当たる部分は、テレビアニメではなく、劇場アニメの「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」(2019年4月19日(金)公開)と、スピンオフ作品となる「リズと青い鳥(2018年4月21日(土)公開)でアニメ化されていました。

私自身は、「響け!ユーフォニアム」シリーズに触れたのは、スピンオフの劇場アニメ「リズと青い鳥」が最初で、そこからテレビアニメシリーズ、原作小説・・・と進んでいき、本作の原作となる「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」の前編・後編も以前に読んでいました。

reiherbahnhof.hatenablog.com

 

さて、本作について、公式サイトでは、

 

春。北宇治高校吹奏楽部の3年、部長の黄前久美子は、期待と不安を抱いていた。
どんな新入部員がやって来るのか、部長として皆をまとめていけるのか、そして悲願の目標である「全国大会金賞」を達成できるのか――。
そんな思いを胸に久美子は部長として奔走する日々を送っているのだが、奏者としても久美子の前に大きな壁が現れる。
全国大会出場常連の強豪校から転校してきた黒江真由。
手にした楽器は久美子と同じ――ユーフォニアム
華やかな音色、卓越した演奏技術、そして穏やかな人柄で周囲からも慕われる、完璧な少女。
しかし、そんな真由が時折のぞかせる影に久美子は何とも形容しがたい感情を抱く。
「たかが部活なんだし、無理してしがみつくものじゃないと思う…」
果たして久美子は真由にどう向き合うのか……。
そして、吹奏楽に懸けた青春に“卒業”が近づいてきていた――。
「いくよ、みんな」
久美子、高校最後の1年が始まる!

 

・・・と紹介されています。

 

公式サイトで紹介されている主要登場人物・キャストは、次のとおりです。(< >内はそれぞれのキャラクターが登場(声優が出演)している放送回です。)

  • 黄前 久美子(おうまえ くみこ:3年・ユーフォニアム【黒沢 ともよ】:部長に就任し、90名以上の部員を率いて高校最後の吹奏楽コンクールに挑む。<第1~3回>

  • 加藤 葉月(かとう はづき:3年・チューバ)【朝井 彩加】:新入生係に就任し、後輩たちの指導を行う。最上級生として張り切っている。<第1~3回>

  • 川島 緑輝(かわしま さふぁいあ:3年・コントラバス【豊田 萌絵】:低音パートリーダーに就任。音楽を楽しむことを大事にしており、後輩に慕われている。<第1~3回>

  • 高坂 麗奈(こうさか れいな:3年・トランペット)【安済 知佳】:部長を支える幹部としてドラムメジャーに就任。ストイックな性格で、より厳しく部員たちを導く。<第1~3回>

  • 黒江 真由(くろえ まゆ:3年・ユーフォニアム【戸松 遥】:久美子が夕方の学校で出会った、銀色のユーフォニアムで演奏をしていた少女。3年の春に吹奏楽の強豪校・清良女子高校から転校してきた。<第1~3回>

  • 塚本 秀一(つかもと しゅういち:3年・トロンボーン石谷 春貴】:穏やかな人柄で部員に慕われている副部長。久美子とは幼なじみで、一時期は付き合っていた。<第1~3回>

  • 釜屋 つばめ(かまや つばめ:3年・パーカッション)【大橋 彩香】:マリンバが得意。妹のすずめが、何か問題を起こさないか気に掛けている。<第1・2回>

  • 久石 奏(ひさいし かなで:2年・ユーフォニアム【雨宮 天】:自称「かわいい後輩」。久美子には懐いているが、真由のことは警戒している。<第1~3回>

  • 鈴木 美玲(すずき みれい:2年・チューバ)【七瀬 彩夏】:真面目な性格で、演奏を引っ張るチューバパートのエース。さつきは小学校の同級生。<第1・2回>

  • 鈴木 さつき(すずき さつき:2年・チューバ)【久野 美咲】:いつも明るいムードメーカー。去年の悔しさをバネにコンクールメンバー入りを目指している。<第1~3回>

  • 月永 求(つきなが もとむ:2年・コントラバス【土屋 神葉】:緑輝を師匠として慕う。周囲には壁を作っていて、「月永」という名字で呼ばれることを嫌っている。<第1・2回>

  • 剣崎 梨々花(けんざき りりか:2年・オーボエ【杉浦 しおり】:奏と仲良し。社交的で誰とでも話すことができる。葉月と共に今年の新入生指導係を担当する。<第1・3回>

  • 釜屋 すずめ(かまや すずめ:1年・チューバ)【夏川 椎菜】:吹奏楽初心者。つばめの妹で、姉のことが大好き。<第1~3回>

  • 上石 弥生(かみいし やよい:1年・チューバ)【松田 彩音】:吹奏楽初心者。バンダナがトレードマークで、ギャグを言うのが好き。<第1~3回>

  • 針谷 佳穂(はりや かほ:1年・ユーフォニアム【寺澤 百花】:吹奏楽初心者。弥生・すずめ・沙里と一緒に入部を決める。笑いの沸点は低め。<第1~3回>

  • 義井 沙里(よしい さり:1年:クラリネット【陶山 恵実里】:吹奏楽経験者。美玲と同じ中学校出身で、演奏技術も高い。<第1~3回>

  • 滝 昇(たき のぼる)【櫻井 孝宏】:北宇治高校吹奏楽部の顧問。<第1~3回>

そのほか、エンドクレジットで個別の役名が紹介されているキャラクターは、次のとおりです。(< >内はそれぞれのキャラクターが登場(声優が出演)している放送回です。)

  • 松本 美知恵(まつもと みちえ)【久川 綾】:北宇治高校吹奏楽部の副顧問。久美子のクラスの担任でもある。<第1・2回>

  • 教頭先生【西村 太佑】:北宇治高校の教頭先生。<第1回>
  • 黄前 健太郎(おうまえ けんたろう)【中 博史】:久美子の父。<第1回>

  • 黄前 明子(おうまえ あきこ)【七緒 はるひ】:久美子の母。<第1・2回>

 

各話ごとのあらすじは、次のとおりです。

第一回 あらたなユーフォニアム

<春。“強豪”になった北宇治高校吹奏楽部にたくさんの入部希望者がやってくる。
総勢100人近くになった吹奏楽部だが、相変わらず低音パートは希望者が少ないようで新1年生は3人。
新たなスタートを切ることになった部長・久美子は、個性豊かな部員たちをまとめて、悲願の目標「全国大会金賞」を目指す。
高校3年生――久美子、最後の1年が始まる!>

新部長となり、3年生に進級した久美子。ドラムメジャーとなった高坂麗奈、副部長となった塚本秀一の幹部3人で吹奏楽部を引っ張っていく立場となる。

朝練の後、音楽室の鍵を返した後、教室に向かう久美子は、副顧問の松本が担任の3組で、クラスには仲良しの加藤葉月川島緑輝をはじめ、多くの吹奏楽部員が集まっていた。教室に入ってきた松本は、自分が何者か、そして何者でありたいのかきちんと考えてほしいと、生徒たちに自覚を促す。

吹奏楽部では新入生の勧誘が始まる。毎年人集めに苦労する低音パートだったが、人気のない低音パートなら一緒になれるのではと、釜屋すずめ、上石弥生、針谷佳穂の初心者3人が、クラリネット経験者の義井沙里と一緒に見学にやってきて、すずめと弥生がチューバ、佳穂がユーフォニアムと加入、1年生を加えた吹奏楽部は総勢90名の大所帯となる。

音楽室に集まった1年生を含む吹奏楽部の部員たちの前で、久美子は今年の目標を問いかけ、満場一致で全国大会金賞を目指すことになる。

部活が終わり、帰ろうとした久美子に、ユーフォニアムを吹く音が聞こえてくる。久美子が音がする方に向かうと、校舎の渡り廊下に銀色のユーフォニアムを吹く黒江真由がいた。

 

真由の登場の仕方など、アレンジが加えられている部分もありますが、おおむね、原作小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編」の「一 あの子のユーフォニアム」の終盤部分の手前までに対応しています。

第二回 さんかくシンコペーション

ユーフォニアムを吹いていた少女は強豪・清良女子からの転校生――黒江真由だった。
葉月が吹奏楽部に入部するのか確認するが、真由は迷っているという。
3年生の自分が入ることで部のバランスを崩してしまわないか心配している真由を久美子が励ます。
結果、真由は吹奏楽部へ入部。
そして吹奏楽部ではサンライズフェスティバルに向けての練習が始まろうとしていた……。>

真由は、吹奏楽の強豪校である清良女子高校からの転校生だった。久美子と同じクラスとなった真由は、クラスの吹奏楽部部員たちに溶け込んでいく。吹奏楽部に入りたいと言いつつも、自分が入ることで既にできあがっている部の和を乱すことにならないか心配する真由だったが、久美子の後押しもあり、吹奏楽部に入部する。

幹部3人は、顧問の滝先生からコンクールの自由曲について意見を求められる。自分たちの意見で自由曲が決まるというプレッシャーを感じつつ、候補曲を聴き込む久美子だが、なかなか決めきれない。

久美子の負担の大きさを心配する麗奈は、久美子にプレッシャーをかけるような秀一の発言を諌める。

吹奏楽部では、サンライズフェスティバルへ向けての練習が始まるが、久美子はすずめから声をかけられ、姉でパーカッションのつばめが旗を持って歩くカラーガードであることに不満をぶつける。つばめ本人から自分の希望であることを聞き、すずめも自分の早とちりに気づいてこの件は決着するが、久美子は深いため息を漏らすのだった。

帰り道、川沿いのベンチに座る久美子と麗奈。コンクール自由曲について、悩んだ末に久美子が選んだのは「一年の詩~吹奏楽のための」だった。同じ曲を選んでいた麗奈は、それを聞いて得意げな顔で微笑む。

コンクールの自由曲が決定し、部員たちの前に立った麗奈は、全国金を取りにいくと高らかに宣言する。

 

細部にアレンジはありますが、おおむね、原作小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編」の「一 あの子のユーフォニアム」の終盤部分から、「二 秘密とフェスティバル」の序盤部分までに対応しています。

第三回 みずいろプレリュード

<いつものように久美子と麗奈が朝練のために音楽室へ向かうと、そこへすずめと沙里もやって来る。
沙里は経験者で演奏技術も申し分ないが、先輩の足をひっぱらないようにと朝練に参加するという。
しかしどうやら麗奈に苦手意識を持っているようで、そのことが気になる久美子。
そして、サンフェス本番に向けて麗奈の指導も厳しさを増していき――。>

サンライズフェスティバルを10日後に控え、朝練に熱心に取り組む1年生の義井沙里と、沙里の付き合いで朝練に来ているという釜屋すずめ。すずめは、真面目で練習熱心な沙里のことを1年生のリーダーだと持ち上げ、将来の部長候補と太鼓判を押す。一方吹奏楽部全体も、サンフェスに向けた練習が佳境に入っていく。とくにドラムメジャーの高坂麗奈の指導は熱を帯びる。

朝練時、沙里と会った久美子は、沙里から「先輩は、部活、楽しいですか?」と問いかけられる。さらにはすずめから、麗奈の厳しい指導は、経験者からは尊敬されているが、初心者はその指導についていけない、このままだと1年生が集団退部するかもしれないと聞かされ、衝撃を受ける。そんな矢先、沙里やすずめたち1年生4人が同時に部活を休む。そんな不穏な事態に、真由は、たたが部活、辞めたい人は辞めればいい、と自身の考えを述べ、久美子はその発言に敏感に反応する。

久美子と、新入生指導係の葉月、梨々花は、様子を見に沙里の家を訊ねる。すると、同じく部活を休んでいた1年生3人も一緒にいた。実は、風邪をひいた沙里を心配したすずめが、他の2人を連れて家まで送り届けたのだった。葉月たちは一安心するが、久美子は沙里を心配し、2人きりで沙里の悩みを聞く。沙里は、厳しく指導する麗奈のことを正しいと理解しつつも、ついていけない初心者たちを心配し、部活を辞めないよう励まし続けてきたが、それが正しいことなのか自信が持てなくなってきたと話す。それを聞いた久美子は、沙里に感謝の言葉をかけ、正解はないが話すことが大事と、これからも悩みはすべて話してほしいと頼む。

翌朝、久美子と麗奈が音楽室へ入ると、昨日までとは違って晴れやかな表情の沙里がいた。沙里は久美子に駆け寄り、今日もよろしくお願いします!と満面の笑みを浮かべる。その後すずめから届いたメッセージで、今回の騒動が、沙里の悩みを久美子に聞いてもらうため、すずめがみんなを連れて部活を休んだのだことが分かり、久美子は人は見かけによらないと呟くのだった。

 

細部にアレンジはありますが、おおむね、原作小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編」の「二 秘密とフェスティバル」の中盤部分に対応しています。

 

「誓いのフィナーレ」の後、あの悲しい放火事件が起きて、本作の主要スタッフも数多く犠牲となってしまって、風景や楽器の細かい部分など、繊細で見事だった作画は大丈夫なのだろうかと心配な部分もありましたが、普通に見ている限り、以前とほとんど見劣りしない出来栄えで、劇場アニメでも十分すぎるくらい見事な描写になっていました。

続きはまた改めて。