鷺の停車場

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アニメ映画「バースデー・ワンダーランド」を観る

令和に時代が変わった5月1日、ほとんどの映画館でファーストデーで1,100円で映画が観れるということで、この日は映画を観に行くことに。

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最初に来たのは、TOHOシネマズ新宿。

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この日の上映スケジュール。

観たのは「バースデー・ワンダーランド」(4月26日(金)公開)。だいぶ前にDVDで観た「河童のクゥと夏休み」、「カラフル」で監督を務めていた原恵一監督の新作ということで、以前から気になっていました。

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上映は90席のスクリーン8。

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(前にもらったチラシ)

公式サイトのストーリーから引用すると、

「誕生日の前日―—アカネ〔松岡茉優〕の目の前で地下室の扉が突然開いた。そこに現れたのは、謎の大錬金術師のヒポクラテス市村正親〕とその弟子の小人のピポ〔東山奈央〕。「私たちの世界を救って欲しいのです!」と必死にアカネに請う2人。自分に自信がないアカネは「できっこない」と断るが、好奇心旺盛で自由奔放な叔母のチィ〔杏〕に促され・・・・・・無理やり連れて行かれたのは、骨董屋の地下の扉の先から繋がる<幸せ色のワンダーランド>!
時空を操るクモやまん丸でモコモコの羊、巨大な鳥や魚と、アカネたちとそっくりな人達が暮らすその世界から“色が失われる”危機に瀕していた。色を作る水を守るため、突然ワンダーランドの救世主にされてしまったアカネは、チィやヒポクラテス、ピポと共に色とりどりの町を巡っていく。一方、命の源の水が湧く井戸を破壊しようとするザン・グ〔藤原啓治〕たちは着実に計画を進行していた。ついに井戸の前で対峙したザン・グとアカネ。そこでアカネが下した人生を変える決断とは?一生に一度きりの、スペシャルでワンダーな誕生日に感動の冒険が始まる―—!」

というあらすじの映画。(〔 〕内は私の補足です。)

映画情報サイトのユーザーレビューなどを見ると、評価は分かれていて、(たいていどの映画でも悪意のディスりレビューはあるのですが)けっこうな酷評もそれなりにあったので、やや不安もあって観ていったのですが、不安が的中することはなく、十分満足できるいい作品でした。

何より、色鮮やかな映像の美しさに魅かれます。展開も、クライマックスのザン・グとの対峙の場面など、もう少しの印象を受けるシーンもありましたが、最初は何で出てくるのか謎だったザン・グが最後にちゃんとつながったり、単なるモブと思っていた骨董屋の客が実は偶然にも大事な役割を果たしていたり、うまくまとめられていると思いました。詳述は避けますが、自分の命を賭けて行う重大な儀式を前にした王子の葛藤という要素が1つのキーになっていて、この日即位された新天皇陛下も(歳も全然違いますし、内容自体は異なるにせよ)同種の葛藤をお感じになることもあるのだろうか、とふと思ったりもしました。 

 

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」