鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

映画「あした世界が終わるとしても」

f:id:Reiherbahnhof:20190209093510j:plain
映画「あした世界が終わるとしても」(1月25日(金)公開)を観にMOVIX亀有に行きました。

f:id:Reiherbahnhof:20190209093531j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20190209093612j:plain
上映は150席のシアター3。平日夜、お客さんは5~6人という程度。この映画館での上映は2/14(木)で終了予定のようですが、この入りでは経営的にそういう判断になってしまうのでしょうね。

スマートCGアニメーションという手法で製作された作品だそうで、監督・脚本は櫻木優平。

f:id:Reiherbahnhof:20190209093647j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20190209093658j:plain
(以前もらったチラシ)

高校生3年生の狭間真(梶裕貴)は、幼い頃に母(水樹奈々)を突然死で亡くし、研究に没頭し不在がちな父(津田健次郎)に心を閉ざし、クラスメイトと距離を置く。クラスメイトで幼馴染の琴莉(内田真礼)は、そんな真を気にかけている。ある日、真の父も突然死で亡くなってしまう。そして、真の前にジン(中島ヨシキ)と名乗る少年が現れる。ジンは、この世界と相対するもうひとつの世界「日本公国」から来たという。ふたつの世界には相対する人物がおり、片方の世界で死ぬと、もう片方も死ぬ。ジンは、日本公国で絶対的な権力をふるう公女コトコ(千本木彩花)と相対する人物を殺すためこの世界に来たのだった。相対する2人の前に、少女の姿をした人型兵器・ミコ(悠木碧)と、ミコと共に真を追いかけてきた琴莉が現れる。公女コトコと相対する人物は、琴莉だった・・・というあらすじ。

ネットでのレビュー・口コミを見ると、評価が結構分かれていて、設定や展開には突っ込みどころが多そうだったので、来たことを後悔するような残念な映画かも、と一抹の不安を抱きつつ、期待値を下げて観ていきました。

観終わって、意外と面白かった、というのが率直な感想。

確かに、こんなことやってる日本公国はあっちの世界で国際的にやっていけているのだろうかとか、個々の設定や展開には??という部分が少なからずあります。上映後によくよく考えるとさらに謎な部分が増えます。90分ちょっとの尺なので、多少時間が伸びても、脚本を練ってこの点をクリアする余地はあったような気がします(製作費などの事情もあったのかもしれませんが)。

でも、その辺を深追いせず流れに任せて観ていくと、バトルシーンの迫力もありますし、映像はキレイで、引き込まれる部分もありました。CGのせいか、人物の動き方はゲームっぽくて最初違和感があったのですが、観進むうちにだんだん気にならなくなりました。

例えば「君の名は。」のような高い完成度を期待して観ると十中八九がっかりするだろうと思いますが、もう少し気楽に観れば結構楽しめる、そんな作品でした。