休日の朝、TOHOシネマズ流山おおたかの森に行きました。
オープンの8時30分の直後、ロビーにはけっこう人がいました。
この日は、25作品、計30種類の上映が行われていました。
この日観たのは、アニメ映画「グッバイ、ドン・グリーズ」(2月18日(金)公開)。
上映は127席のスクリーン4。お客さんは15人ほどでした。
チラシの表裏。
チラシの中見開き。
オリジナル冒険アニメで、監督・脚本:いしづかあつこが監督・脚本、キャラクターデザイン:吉松孝博、アニメーション制作:MADHOUSEなど、テレビアニメ「宇宙よりも遠い場所」の主要スタッフが再び組んで制作した作品。
公式サイトのストーリーによれば、
東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。
周囲と上手く馴染むことができないロウマは、
同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。
その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。
「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」
高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。
ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、
無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。
ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”生き方を一変させる大冒険へと発展していく。
・・・というあらすじ。
主な登場人物は、
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ロウマ(鴨川朗真)【花江夏樹】:関東の田舎町に住む農家の一人息子。特にこれといった趣味もなく、打ち込めるような何かも見つからないため、日々を漠然と過ごしている。同級生たちと上手く馴染むことができず、気の置けない友人はトトだけ。普段の行動範囲は自転車で行ける距離だけで、修学旅行や課外授業以外では近所から出たことがない。
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トト(御手洗北斗)【梶裕貴】:地元で開業し地域を支えている御手洗医院の後継ぎ。幼い頃から医者を目指している秀才だったが、ロウマ同様に学校では浮いた存在だったため、二人だけの秘密基地を作り、「ドン・グリーズ」を結成する。ロウマには、東京の進学校に合格して、派手な髪型で東京生活を満喫しているように見せているが……。
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ドロップ(佐久間雫)【村瀬歩】:アイスランドからロウマの住む田舎町にやってきた少年。高校への進学でひとりぼっちになってしまったロウマと出会って意気投合し、「ドン・グリーズ」の一員に加わる。どこか謎めいているが、性格はポジティブで何事にも真っ直ぐ。日本にやってきた理由を、ロウマとトトには宝物を探しにきたと話す。
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チボリ(浦安千穂里)【花澤香菜】:中学生のときにロウマの住む田舎町に引っ越してきた少女。朗らかな笑顔が魅力的で誰からも注目されていた。写真が大好きで、ロウマと同じクラスになったことはないものの、ある日の課外授業でロウマが憧れの一眼レフカメラを持っているのを見て言葉を交わすが、卒業を待たずに両親の仕事の都合で急遽海外へ移住することに。
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ロウマの父(鴨川太朗)【田村淳(ロンドンブーツ1号2号)】:亡き両親から鴨川家を継いだ農家の長男坊。弟夫婦も農業を手伝ってくれているため、無理やりロウマに後を継がせる気はない。自身の趣味だったカメラにロウマが興味を持ったことで、新たな趣味を見つけてくれるかと期待するも、未だにのらりくらりと退屈そうにしているロウマの様子を見かねて、真子からの提案もあり、農業の手伝いをさせている。
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ロウマの母(鴨川真子)【指原莉乃】:明るくて大らかな女性。地元の信金で働いていたときに太朗と出会い、結婚した。特に何をするわけでもなく、退屈そうに過ごしているロウマを見て、太朗に小遣いで釣って農業を手伝わせることを提案。兄が長野の研究農場でほうれん草の品種改良を手がけていることから、ロウマに新しい品種につける名前のアイディアを聞く。
など。
うーん。「宇宙よりも遠い場所」はとても良かったので、期待して観たのですが、期待ほどの感銘はありませんでした。何気ない冒険を通じて、とても大切な何かを得るというのが物語の骨格で、それ自体はいいと思うのですが、ディテールの描写は腑に落ちないところが多く、それほど響きませんでした。個人的には、もっと落ち着いた雰囲気で展開した方がいいような気がしました。
入場者特典をいただくことができました。小説「グッバイ、ハイスクール」でした。