鷺の停車場

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テレビアニメ「ぼくたちのリメイク」

テレビアニメ「ぼくたちのリメイク」を見ました。

bokurema.com

今年7月~9月にTOKYO MXなどで放送された作品で、主要スタッフは、原作:木緒なち、キャラクター原案:えれっと、監督:小林智樹、シリーズ構成:木緒なち、キャラクターデザイン:川村幸祐、総作画監督:川村幸祐・枡田邦彰・佐藤元昭、アニメーション制作:feel. など。

 

主な登場人物は、

  • 橋場恭也【伊藤昌弘】:ゲームメーカーに勤務していた28歳。突然、10年前に時間が戻り、芸大の映像学科に進学することに。シェアハウスきたやまに下宿。抜きん出た才能はないが、今までの経験と人柄を活かし、調整役を担うことが多い。

  • 志野亜貴【古賀葵】:恭也の同居人であり同回生。通称シノアキ。田舎育ちのおっとり気質。絵を描くのが大好きで、のめり込むとまわりが見えなくなり、普段ののんびりした雰囲気が一変する。小柄ながら出るところは出ている。

  • 小暮奈々子【愛美】:恭也の同居人であり同回生。通称ナナコ。見た目はギャルっぽいが、意外と控えめな性格で人前に立つのが大の苦手。特に目標という目標はなく「自分探し」のために進学した。歌を歌うのが好きでよくカラオケに行く。

  • 河瀬川英子【東山奈央】:恭也の同回生。ものづくりに対する強い思い入れ、才能がある超優等生。負けず嫌いで恭也をライバル視している。思ったことをはっきり口にするが面倒見がいい一面もあり、恭也の相談相手になることも。

  • 鹿苑寺貫之【石谷春貴】:恭也の同居人であり同回生。見た目も中身も不真面目の塊のような男だが、「いいものを作ること」に対しては強いこだわりを持ち、シナリオ制作の授業では才能の片鱗を見せる。生まれについてはあまり語りたがらないが……。

  • 加納美早紀【沢城みゆき】:芸大の助教授。英子の姉。

  • 火川元気郎【高橋英則】:美少女ゲーム好きな恭也の友人。

  • 桐生孝史【田丸篤志】:美術部研究会の部長。

  • 樋山友梨佳【大塚紗英】:美術部研究会の部員。

  • 杉本ミキオ【落合福嗣】:美術部研究会の部員。

  • 柿原将【中島ヨシキ】:美術部研究会の部員。

  • 橋場美世子【反田葉月】:恭也の妹。

など。

 

公式サイトに掲載されているストーリーは、次のとおりです。

第1話 なにもかもダメになって

勤務するゲーム会社が立ち行かなくなり、実家へ帰省した橋場恭也。
10年前に選択を間違わなければ……。
後悔だらけの恭也がかつて受験した芸大の合格通知を眺めていると、なんと10年前にタイムスリップしてしまい……!?

第2話 10年前に戻ってきて

授業で「時間」をテーマにした3分間の映像課題を作ることになった。
恭也は、シェアハウスきたやまの3人とチームを組み、制作を担当することに。
だが、恭也の提案したアイデアは貫之にある疑念を抱かせてしまう。

第3話 ぼくは何者なんだろうって

ついに上映会当日。
先に上映された河瀬川チームの作品は、恭也も圧倒されるほどのクオリティだった。
万雷の拍手のあとに続く、恭也たちの作品。トラブル続きの絶望的な状況から生まれた作品とは……。

第4話 できることを考えて

河瀬川が加わったチームきたやま△は、新作映像の撮影のために海に来ていた。
女性陣の水着姿にうろたえながらも、恭也は順調に撮影を進めるのだが……。
上映会当日、思いがけない結果にナナコが複雑な表情を浮かべる。

第5話 自分の思いを打ちあけて

歌に本気で取り組むようになったナナコは、背中を押してくれる恭也の熱意に感激し、ふいに抱きついてしまう。
そして、いよいよ学祭が開幕。
すべてが順調に見えたが、最終日にとんでもないハプニングが待っていた。

第6話 なんとかしようって

距離が近づいたシノアキに、どこかよそよそしいナナコ。
学祭以来、恭也の周辺が色めき立つ中、貫之が過労で倒れてしまう。
家庭の事情で学費を稼がないといけない貫之のために、恭也は同人ゲームの制作を提案する。

第7話 いやなことも引きうけて

シェアハウスに貫之の婚約者さゆりが通ってくるようになった。
貫之は困惑しつつも、シナリオ執筆に集中。
一方、恭也はナナコから強烈なアプローチを受け、さらにシノアキからはきわどいスチルのモデルをさせられ……。

第8話 『結果』を出して

ゲーム制作が佳境を迎える中、恭也は各セクションに大胆な修正をお願いする。
完成させるための最良の手段はそれしかない。
納期を守りたいディレクターとオリジナリティを追求したいクリエイターの想いが交錯する。

第9話 見せつけられて

目を覚ますと2018年の世界だった。
30歳の恭也はなぜか幸せな家庭を築いていたが、ここまでの過程がわからない。
この世界でも同僚になっていた河瀬川を頼りに、仲間たち「プラチナ世代」の行方を探るが……。

第10話 思い知らされて

温かい日常はあるが、キラキラ輝くプラチナ世代はもういない。
恭也は二度と大きな間違いを繰り返さないよう、ひたすら仕事に打ち込んでいた。
そんな中、河瀬川チームの開発が遅れ、彼女が窮地に立たされてしまう。

第11話 覚悟を決めて

ナナコの力強い言葉に背中を押された恭也は、評判が地に落ちた「ミスクロ」を再生させるために、社長と対峙し強硬な手段をとろうとする。
それは、これまでのやり方を根底から覆す、あまりに型破りな方法だった。

第12話 もういちど前を向いた

恭也は、再び選択を迫られる。
妻も子どももいる幸せなこの世界か、つらくて、痛くて、未来も見えないあの世界か。
それでも、あの世界に戻りたいと願う。仲間とともに「作りたいもの」を追い続けたあの世界に……。

 

主人公が、あるきっかけから、再び大学生をやり直し、高い才能を発揮していた「プラチナ世代」と交わり、自らの人生を「リメイク」しようとする物語。最初のやり直しでは、「プラチナ世代」はタイムスリップ前とは違って挫折したり高い才能を発揮できないでおり、自分だけが成功していますが、それに罪悪感を感じた主人公は、再びやり直すことを選びます。二度もやり直しができるというのは都合のいい設定かもしれませんが、じんわりする展開もあって、個人的には楽しめました。